2018年02月20日
作画工程
今作ってるベトナム軍装ガイドに使うイラスト(名付けて新マネキン男くん)がほぼ完成しました。
僕はパソコンで絵を描く時はいつも、ちょいちょい途中経過を画像で保存し、それを見直す事で、「うん、進んでる。進んでる」と自分に言い聞かす事で、どうにか絵を描くモチベーションを保つよう心がけています。
今回はちょっとした思い付きから、それら途中経過を繋ぎ合わせてGIFアニメを作ってみました。
参考にしたのはこちら
isLog〜イズログ〜 https://www.islog.jp/entry/gif-animation/
PLUS1WORLD https://plus1world.com/blog-gif-resize
新マネキン男くんの作画工程
2010年に描いた2011年テトの年賀状
爆れつハンターのショコラとティラがベトナム共和国軍の女性軍人(Nữ Quân Nhân)制服を着ているという、なんともオタクくさいイラスト。しかしこんな絵でも、ネット上で拡散した末に、このイラストの題材とした政治戦総局厚生局にかつて所属していた元女性将校の方が、米国で開催されるNQNベテランの集会の告知に毎回このイラストを使ってくれているのだから、嬉しいやら恥ずかしいやら。
僕は素人にしてはまぁまぁ絵が得意な方ですが、本当は絵を描くのが好きではありません。理由は簡単で、とても面倒くさいからです。僕にとって絵は、写真や文章と同じ情報伝達手段の一つに過ぎず、またその中でも絵はとんでもなく時間と気力を使う、極めて効率の悪い手段だと感じています。
なので僕が絵を描くのは、その情報を表現するにはイラストしかないと諦めた場合のみ。つまり他に良い手がないので仕方なく描くといった感じです。こんな心構えなので、描くのが毎回億劫でなりません。電脳化して脳内で作った映像を直接デジタルで出力出来たらどんなに楽だろうと、いつも考えています。
ないものねだりしても始まりませんが、やっぱり面倒なものは面倒なので、いかに効率良く情報を伝えるか考えた末に生まれたのが、上の新マネキン男くんなのです。その名の通りマネキンとして着せ替え人形になってもらいます。
昔は自分の可能性を広げようと風景画から美人画、アダルトまで何でも描きましたが、数年前に気付いてしまいました。やっぱり僕は軍服それ自体にしか興味が持てない人間です。これを自分で認められるようになってからは、今まで『手抜き』だと思い避けていた手段を、『効率化』の名目で遠慮なく使えるようになったので、むしろやる気がアップしました。今後の新マネキン男くんの活躍に乞うご期待。
この記事へのコメント
アリなんじゃないでしょうか。
ミケランジェロとかの聖堂の絵とか見てもけっこう手抜きっぽい箇所とかありますし、作品の制作過程にその技法を用いることに意義があるんじゃなければ、誰でも効率化はしたいものです。
カンバスに機械で写真を投影して絵を描いてる方もいますし。
私はウケを狙いたくて「手描きスクリーントーン」という技法を編み出しましたが、誰もその
意義を理解してくれませんでした。もうやりません。
私事ですが、4月のイベントは諸般の事情で行けなくなりました。
ミケランジェロとかの聖堂の絵とか見てもけっこう手抜きっぽい箇所とかありますし、作品の制作過程にその技法を用いることに意義があるんじゃなければ、誰でも効率化はしたいものです。
カンバスに機械で写真を投影して絵を描いてる方もいますし。
私はウケを狙いたくて「手描きスクリーントーン」という技法を編み出しましたが、誰もその
意義を理解してくれませんでした。もうやりません。
私事ですが、4月のイベントは諸般の事情で行けなくなりました。
Posted by 連続射殺魔 at 2018年03月29日 22:32
連続射殺魔さん
ありがとうございます。思い返してみればここ数年は、上手く描こうと意識するあまり目標だけが高くなって自縄自縛に陥り、結果絵を描くのが楽しくない=面倒くさいと感じるようになっていました。
なので今回意図的にイラスト使い回しという手抜きをしたところ、これがなかなか楽しいんです。単に作業が楽というよりは、今まで膨大な時間が必要なため諦めていた部分(情報)を余すところなく盛り込めるので、私のようなキャラクターには興味がない情報編纂癖人間にとっては、これが最適の手段だったんだと今感じています。事実、一枚絵にかけるより多くの作業時間を費やしてますし。
もちろんこういう絵はpixivユーザーには評価されないと思いますが、コミケに行けば誰に理解される事なく10年・20年書き続けてる人もいるので、そういうのを見ると、同人って本来そういう物だよなと気付かされます。勝負事の世界ではありませんが、あえて言うなれば、表現することに情熱を持てた人間の勝ちな気がしてます。
ありがとうございます。思い返してみればここ数年は、上手く描こうと意識するあまり目標だけが高くなって自縄自縛に陥り、結果絵を描くのが楽しくない=面倒くさいと感じるようになっていました。
なので今回意図的にイラスト使い回しという手抜きをしたところ、これがなかなか楽しいんです。単に作業が楽というよりは、今まで膨大な時間が必要なため諦めていた部分(情報)を余すところなく盛り込めるので、私のようなキャラクターには興味がない情報編纂癖人間にとっては、これが最適の手段だったんだと今感じています。事実、一枚絵にかけるより多くの作業時間を費やしてますし。
もちろんこういう絵はpixivユーザーには評価されないと思いますが、コミケに行けば誰に理解される事なく10年・20年書き続けてる人もいるので、そういうのを見ると、同人って本来そういう物だよなと気付かされます。勝負事の世界ではありませんが、あえて言うなれば、表現することに情熱を持てた人間の勝ちな気がしてます。
Posted by 森泉大河 at 2018年03月31日 03:23
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