2021年08月07日
TUC型ザーコップ
ベトナム海兵隊の第5世代ザーコップ迷彩、通称「レイトウォーラージ」パターン生地で出来た民製ハンティングスーツを素材に、海兵隊の作戦服に仕立て直す作業の進捗です。
今回はTCU型の服を作るので、過去に実物から採寸したデータを基に型紙を作っていきます。
僕はコレクターではないので実物はほとんど持っていませんが、コレクターの友人の手伝いをしていると実物に触れる機会も多いので、その都度細部を採寸、ノートに記録してきました。
このTCU型を採寸したのは、もう5年も前の事ですが、ついに役に立つ日がやってきました。
こういうデータも、この趣味の上では立派な財産と言えるかもしれません。
ポケットの型紙と、生地素材の山
ポケットやエポレットなど、ジャケット本体に取り付ける部品を作成
できた部品を本体に仮置き
おー!かなり完成形が見えてきました!
なおベトナム軍のTCU型作戦服の原型となった米軍TCUのポケットは、『外下がりフタ/内側マチ』ですが、ベトナム軍では反対に、『内下がりフタ/外側マチ』という仕様も多く見られます。
なので今回はベトナム式*TCUとして、『内下がりフタ/外側マチ』仕様で作っています。
米軍TCUとベトナム軍TCU型作戦服のポケット比較
※ただし米軍と同じ『外下がりフタ/内側マチ』や、他にも『外下がりフタ/外側マチ』といったバリエーションも多く存在します。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。