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2015年09月19日

国会議事堂にて

国会議事堂にて

 遅ればせながら国会議事堂前で行われている安保法案(もう成立したので安保法か)に反対する集会に参加してきました。本当は昨日(金曜)行きたかったのですが、仕事があって無理だったのでやむなく土曜日の参加となりました。参院本会議が行われた昨晩は夜を徹してデモが行われたそうですが、一夜明けた今日は皆さん昨晩の疲れもあって帰宅されており、国会も休みの為、組織だったデモは行われていませんでした。しかし今もなお200人くらいの方が抗議の為に集まっていたので、僕もシュプレヒコールに加わってきました。
 僕は昼過ぎに現地に到着しましたが、とても腹が減っていたので周囲の人に「この辺にコンビニありませんか?朝から何も食べてないんでお腹減っちゃって」と聞いたら、ありがたい事に皆さん持参したパンやおにぎり、ポテチを僕に恵んでくれたので、空腹に負けず声を出すことが出来ました。それらを食べながらパンをくれたお婆ちゃんと話していると、彼女は45年前の『70年安保闘争』経験者という大ベテランでした。僕は当時の経験者と直に話すのは初めてだったので興味深くお話を伺わせて頂きました。そこの中で特に以下のお話が印象的でした。
(要約)「私達は数十年前、日米安保や原子力空母入港、そして原発建設反対に熱くなっていたのに、いつの間にか自分を含む多くの仲間がこれらの問題に関心を失っていきました。そして歳月が経った今、当時から懸念されていた事が福島の原発事故や安倍政権によって現実の物となってしまいました。私はつい最近自分の娘に指摘されるまで、当時それらについて熱心に反対していた事すら忘れていたんです。こうなる事を防ぐために声を挙げていたはずだったのに、日常生活に流されてこの数十年間何もしてきませんでした。私はそう長く生きていませんが、孫やこれからの時代を生きる人たちには、本当に申し訳なく思います・・・。」
 僕たちが今生きているこの時代は、年寄りにこんな事を言わせる時代なのか。人間としての良心は、多数決主義や権威主義の前に無力であり続けるのか。
 本法律に反対し続けた政治家、メディア、有識者、一般国民、国会前に集まった4万人、そしてこれを書いている僕自身も、自らの決意を試されています。




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この記事へのコメント
レスポンス……わらわら出てきそうなので極力まとめないといけないのですが、
まずタイガ様の反安保スタンスに関して、安倍政権の名が頻出するようなのですが
安倍総理個人への反発心ないし自民党への反発心に起因するわけではないのですか? 

たとえば(あり得ないでしょうが)急に総理が方向転換することになったら、
または政権変更があって、与党(自民党も一枚岩ではないことは事実ですが)内で反安保派が政権をとることになったら、そのときは政権支持に回る…のですか? 

※最近、反安保を熱心に打ち出している野党(民主・共産・社民・生活…)については
 反安保方針になっても自民党に協力するとは…ですが。

なぜこのようなことを書くのかというと、今デモをやっている人たちはSEALDSはじめそれらの野党との関係が深いことは周知の事実で、
ネット経由でデモ参加者に占める共産党関係者の多さが指摘されたりしていますが
デモに参加するだけで、それら野党の支持者とみなされる可能性がありそうですが、
支持/不支持含めて政党等に関するタイガ様のお考えは?? 

http://ichiban.militaryblog.jp/e673333.html
こちら拝読しますと共産党支持者だとは思えませんが。
まあベトナム共産党と中国共産党が全然別物ですし「●国の共産党は支持、×国の共産党は不支持」という人もいるでしょうしね。

とにかく40年とか50年も反安保やってる人の間には、かなりの確率で左翼思想にかぶれたままの人が多そうなのですが。それともタイガ様は「共産党に傾倒はできなくても反安保の点でだけは共感する」のでしょうか? 

ちなみについこの間、ベトナムから賓客がありましたが(安倍総理が出迎えたばかり)
このような外交についてはいかがですか? 
日本にもベトナムにも、賛同する人が少なからずいるはずですが。
中国の脅威に対する…という効果が見込めるわけで(また中古船等の提供が成約されたのでは)。
しかしあれも、ベトナム共産党を助けることになってしまうわけですから
ベトナム共産党の横暴等が放置されることになりかねないでしょうしその点で安倍政権の方針に不服なのでしょうか? 
Posted by 黒子 at 2015年09月21日 02:29
黒子さん

>安倍総理個人への反発心ないし自民党への反発心に起因するわけではないのですか?
一国民として聞き捨てならない政策・発言が出ていますので、当然反発心を持っています。
ちなみに私は、歴代の自民党政権の政策が結果的に戦後日本の平和と繁栄に寄与したことを評価しています。
その上で昨今の安倍政権および自民党はこれまでの伝統的な保守とは異質の、急進右翼のような状態だと感じていますので、この状態が改善されるまで非難し続けます。

>反安保派が政権をとることになったら、そのときは政権支持に回る…のですか?
はい。私は政策によってのみ支持する対象を選びます。
与党に対しても野党に対しても、党の看板やイデオロギーで支持・不支持を決めることはありません。

>デモに参加するだけで、それら野党の支持者とみなされる可能性がありそうですが 
我が国の民主主義や選挙制度は国民がその都度『政策』を選択するシステムであり、それは定期的に見直される必要があるものだと理解しています。決して国の主権を与党に丸投げするシステムではありません。
もしある一方への批判やデモ参加だけでイデオロギー面でも妄信的にそれを支持していると決め付ける人が居るのであれば(多分そういう人も多いんでしょうが)、それはその人自身が政策の中身ではなくイデロギーを妄信しているから、そういう発想が出てくるの

ではないでしょうか。
それは民主主義のシステムを全く理解しておられないどころか、潜在的な全体主義・権威主義の温床であり、とても残念に思います。(これは右にも左にも言えます。)
そしてこうした観点しか持てない方から何かしらの『支持者』と見なされたところで、的外れな非難しか上がってきませんので、私は気にしませんし、障害にもなりません。

>「共産党に傾倒はできなくても反安保の点でだけは共感する」のでしょうか?
はい。私にとって手放しで同意できる政党は今のところ存在しません。同時にイデオロギーに関係なく、政策次第であらゆる党に(一時的にでも)共感しえます。

>日本とベトナムの外交
私は日本国民ですので、いくら人道的な観点からベトナム共産党を非難しようが、最終的には日本の国益を第一に考えます。
ベトナムとの協力関係は対中政策において必要であり、その点において不満はありません。
強いて言えば、我が国はベトナムに対し単に利益を求めるだけでなく、ベトナム国内の人権問題を国際社会の一員として恥じないレベルに改善するよう、盟友として助言していくべきだと思っています。
(いまさらベトナム共産党政権が崩壊するなんて事はしばらく無いでしょうし、万が一そうなれば確実に更なる流血惨事が起こりベトナム国民にとってまた不幸となるので、当面は国際社会が一致して穏やかに人権問題の改善を求めるしかないと考えています。)
Posted by タイガタイガ at 2015年09月22日 00:32
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