2018年04月24日
続・4月の出来事
2018年4月、オーストラリアのベトナム人権活動家テレサ・チャン・キウ・ゴック弁護士が初来日し、東京・姫路・大阪の三都市で講演会を行いました。そしてその内の一つ、東京のニコラ・バレ修道院で開催された講演会を取材してきました。テレサ先生が語られた祖国ベトナム、そしてそこに住む人々への愛情は、必ずや日本に住むベトナムの若者たちの心にも響いた事でしょう。
またこの講演会の翌日から3日間に渡ってテレサ先生ご一行の日本観光ガイドという大役を務めさせていただきました。その間、講演会を主催された修道会様のご厚意で、テレサ先生たちが泊まっている東京都内のカトリック教会の宿泊施設に私も泊めさせていただきました。私はベトナム人でもカトリックでもないのに、神父様をはじめ修道会の皆様には大変温かく迎えて頂き、感謝の念に堪えません。
さらにこの数日後、市の美術館にホーチミンを称える展示を設置した岡山県美作市に各国のベトナム人団体代表団が抗議した際も、姫路に滞在していたテレサ先生らも駆け付け、美作市役所で一緒に抗議活動を行いました。
そして先週は在日ベトナム人共同体様主催の『Lễ Giỗ Tổ Hùng Vương (雄王命日の祭礼)』祝賀交流会にお邪魔してきました。Hùng Vương(ホン・ヴウン/雄王)とは、紀元前2897年から紀元前257年にかけての約2600年間に渡って現在のベトナム北部に存在したとされるベトナム最古の(伝説上の)王朝『文郎(ヴァンラン)国』を治めた歴代の国王の称号であり、その初代雄王はベトナムを建国した最初の王として神格化されています。そしてその初代雄王の命日である黄歴3月10日はベトナムの建国を記念する日として、ベトナム民族の重要な祝日とされています。(その為Lễ Giỗ Tổの日本語訳として「ベトナム建国記念日」が当てられている)
式に様子については、また後日記事にしますが、今回は特に、現代ベトナム研究の第一人者で、私もその著書で勉強させて頂いている大東文化大学の中野亜里教授のお話を初めて生で拝聴し、握手までしていただけたのが一番うれしかったです。
ちなみに僕はこの日は元々仕事で行けないはずだったので、関係者には前もって不参加と伝えていたけど、当日急に仕事が早く終わったので、急いで会場に直行。いないはずの人間がいきなりやって来たのでみんな驚いてました。ゲストでも何でもないけど、サプライズ登場成功(笑)

式の中で友人たちと一緒に歌ったチュック・ホー(Trúc Hồ)の名曲『Bên Em Đang Có Ta』
僕はまだベトナム語が十分に読めないので、自分でカタカナふった歌詞を持参して合唱に参加しました。

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