2022年01月05日
代用ラオス軍ベレー
※2022年1月6日更新
※2022年4月9日更新
先日、ネット通販でお洒落なベレー帽を買いました。

exrevo ウール混フェルトパイピングベレー

こいつにはさっそく、ラオス王国軍陸軍ベレーの代用品になってもらいます。
ファッション向けなので軍用ベレーのように裏地は付いていませんが、どうせ被ってしまえば中は見えないので、コスプレ用の代用品と割り切れば問題ありません。
それに余計な空気穴が無いため、よく通販で売ってるフランス要素が一つもない『フランス軍タイプベレー(笑)』より、よっぽど使い勝手が良いのです。
そしてこれに付けるのが、残念なアメリカ製レプリカを改造して再利用したラオス陸軍ベレー章です。

そして僕はタイ製レプリカの存在を知る前に、すでに改造用の素材として変な米国製レプリカ(ベレーサイズだけど裏面は制帽用。しかも本来金色なのに間違って銀色になってる)を買っていました。
タイ製の方が出来が良いのは分かっているのですが、せっかく買った帽章を余らせてもしょうがないので、予定通り改造しました。

制帽用のネジが付いていてそのままではベレーに取り付ける事が出来ない為、ネジ部分を切り落とし、代わりに安全ピンを瞬間接着剤でガチガチに固定。さらに塗料で金色に塗りました。
安全ピンを仮止めしていたマスキングテープに瞬着が染み込み酷いことに。でも裏側なので気にしない。
以上でベレー章は完成なのですが、それとは別に100円ショップのセリアで良い感じの星形の画鋲を見つけたので、これも尉官の階級章として代用します。

熱を加えるといい感じに黄金色に変色してくれました。


▲ラオス陸軍第2軍管区SGU(モン族コマンド部隊)の中尉 [1960年代]
またベレー章を変えると他の設定にも使えます。
・フランス軍空挺部隊のベレー章(レプリカ)


▲ラオス陸軍空挺部隊[1975年]
もともとはフランス空挺のベレー章なのですが、第一次インドシナ戦争中にフランス軍の傘下で創設されたラオス空挺部隊も同一のベレー章を使用しており、さらにラオス空挺はフランスから独立した後も、1975年の終戦まで永きに渡って同じデザインのベレー章(ラオスまたはタイ製)を使い続けていました。
・ラオス軍空挺部隊のベレー章(レプリカ)


上でフランス式ベレー章は終戦まで使用されたと書きましたが、実はラオス軍独自のベレー章も存在していました。「独自」と言っても、剣が三叉槍に代わっただけですが。
Ken Conboy氏によると、この三叉槍タイプは1959年ごろに導入されたもののフランス式に置き換わる事はなく、ラオス空挺では終戦までフランス式・ラオス式両方のベレー章が使われていたそうです。
ただし当時の写真ではフランス式と見分けがつきにくいので、ラオス式がどの程度広まっていたのかについては、いまだ把握できていません。
SGUとベレー
SGU(Special Guerrilla Unit)とは、ラオス政府の支配が行き届かずベトナム共産軍によるホーチミントレイルおよびラオス共産党の『聖域』と化していたラオス中部ジャール平原(第2軍管区内)において、その地に住むモン族を共産主義勢力に対抗する政府側戦力として活用すべく、米国CIAが組織したコマンド部隊です。
SGUは建前上はラオス陸軍に属しているものの、元々モン族はラオスの多数派民族であるラオ族(低地ラオ族)から人種差別の対象とされていたため、実際の指揮はCIA/米軍のアメリカ人およびタイ軍/国境警備警察のタイ人アドバイザーが担っていました。この辺りはベトナムで行われていたCIDG計画と似たような構造です。
しかし戦争の激化とともにSGUの重要性、そしてラオス軍内におけるモン族の地位は一気に高まり、モン族の軍事指導者ヴァン・パオ将軍はラオス軍第2軍管区司令としてラオス政府中枢、そしてラオス内戦の趨勢に大きく関わる事となります。

▲ CIAが支援したモン族の本拠地にして最後の砦ロンティエン基地にて[1972年ロンティエン]
左から米国CIA軍事将校ブル・スミス、タイ陸軍参謀長スラキジ・マヤラブ、ラオス第2軍管区司令ヴァン・パオ
SGUでは、基本的にラオス陸軍ベレー章が着用されましたが、SGUが政府軍(右派軍)の主力部隊として躍進すると、陸軍の精鋭である空挺部隊(主にラオ族)将兵の一部もSGUに配属されるようになりました。(CIAが予算出してるSGUの方が空挺部隊より給料が良かったらしい)
こうしてSGUにはモン族に加えて空挺部隊のラオ族も所属するようになり、彼ら空挺部隊からの転属者はSGUに所属しながらも引き続き原隊の空挺ベレー章を着用し続けたようです。なので同じSGUでも、部隊によっては陸軍ベレー章の人(モン族)と空挺ベレー章の人(主にラオ族)の両方が見られます。

▲空挺ベレー章を着用する第3軍管区SGU将校(おそらくラオ族) [1970年]
さらに1974年初旬、ラオス王国軍は大幅な組織改編を行い、SGUはそれまでの「外国軍に指揮される不正規戦部隊」という扱いから、正式なラオス軍部隊へと昇格します。
これに伴い、空挺降下作戦が可能な一部のエリートSGU部隊は陸軍コマンド大隊(BC)へと改編され、ベレーにはエリートの証である空挺ベレー章が着用されるようになります。
またそれ以外の一般のSGUは陸軍歩兵大隊(BI)へと改編され、ベレーには引き続き陸軍ベレー章が着用されました。

▲空挺ベレー章を着用する第2軍管区モン族コマンド大隊(元SGU)の将兵 [1974年12月ロンティエン]
2020年05月13日
仮置き
注文していたレプリカ徽章類が到着しました。
しかしまだそろっていないインシグニアがあったり、被服自体を改造しなけばならない物もあるため完成はまだ先になりますが、とりあえず今持っているインシグニアを仮置きして、やる気を盛り上げていきます。

ベトナム空軍第23戦術航空団第518駆逐飛行隊 A-1攻撃機パイロット
フライトスーツは現行のヒューストン製K-2B風カバーオールを使用。この服は値段が安いのは良いのですが、ジッパーがプラスチック製な事と、特に下半身の作りに難があるので、これから行う服の改修が大変そうです。



ラオス王国陸軍第2軍管区第21機動群(モン族空挺コマンド)兵卒 勤務服
最低限の徽章は揃ったので、このまま着てしまっても大丈夫なのですが、あとは階級章であったり名札であったり、小物を自作していく事になると思います。

フランス陸軍外人部隊CIPLE(外人部隊空挺インドシナ中隊)兵卒 ベレー帽
第1次インドシナ戦争中、フランス外人部隊の二つの空挺大隊内に編成されたCIP(ベトナム人中隊)専用のベレー帽のレプリカです。
安かったので買いましたが、サイズ表記58cmなのに、実際に被ってみる60cmくらいあってブカブカ。毎度のことだけど、作る方もいい加減だけど、売る方もいい加減だよなぁ。それにサイズ調整のリボンも付いていないので、これから自分で改造してカッコ良くします。
おまけ


去年、大型台風が来たとき、職場に泊まり込みで災害に備える事となったので、防災服と言い張ってオレンジ色のK-2Bを着て台風襲来に備えました。実際やった事と言えば、強風と停電、さらには地震に怯えながらテレビ見てただけですけどね。幸い自分の周りでは、本当に災害対応に出向くような事態は発生せず、僕はただの変人で終わったので良かったです。
2020年05月05日
ステホ9
部屋をあさってみたらボタン付け糸が出てきたので、サクッとインシグニアとボタンを付けちゃいました。

でもまだ気に入らない部分があるので、明日片付けます。
また、別の服に付けるための自家製パッチも続々作成中。

ただし僕のポリシーとして、自家製パッチを作るのは、当時シルクスクリーンプリント製パッチが存在していて、それをトレースして再現できる場合のみなので、プリント製パッチが存在していたか確認できない物については作る気はありません。「きっとあったはず」などと想像でやっちゃったら、それは再現ではなくファンタジーです。
なので上のベトナム空軍関係のパッチ(左の2つ)はプリント製が確認できるので自分で作りましたが、服に付けようと思っている別のもう2種類のパッチ(飛行隊と搭乗機種)は刺繍製しか確認できていないので、海外から刺繍製レプリカを取り寄せるつもりです。
右のラオス軍GM21のパッチは過去に1個作りましたが、かつてヴァン・パオ将軍の側近だったラオス軍中佐(モン族)のお孫さんがアメリカに住んでおり、ネットを通じて彼と知り合いになったので、記念に手持ちのGM21パッチをプレゼントしちゃいました。なので今回は自分のコスプレ用に再生産した物です。

アメリカで、僕の作ったパッチを身に着けてくれているジョニー君。
彼はまだ若くてお金無いし、軍装の知識も無いですが、祖父や親戚たちが戦ったラオス内戦の歴史についてはかなり詳しく知っているので、彼から沢山の事を学ばせてもらっています。
モン族に限らず、軍人の子孫であっても大半の人は歴史に興味など無いので、彼は歴史の伝承者として、また趣味の仲間としても貴重な存在です。
逆に軍装関係は僕の専門なので、正真正銘のモン族である彼に今から色々教育して、いずれ完璧なラオス軍コスプレをさせるのが僕の目標です(笑)
2017年09月30日
最近やった縫物
ひとまず完成したもの
◆ベトナム陸軍空挺旅団(1962-1964年頃)

◆ベトナム共和国軍トゥドゥック歩兵学校 予備士官候補生(1967-1975年頃)

◆ベトナム共和国軍ヴァンキェップ訓練センター 教導士官(1967-1975年頃)

まだ作成中
◆ベトナム国家警察 第222野戦警察群 第611野戦警察中隊"白虎" (1967-1975年頃)

本当はネームテープはプリントではなく刺繍が正解なので、いずれ作り直します。
◆ベトナム陸軍第3軍団マイクフォース (1966-1968年頃)

やる気が出たらボタン取り替えます。
◆ベトナム陸軍第5マイクフォース (1966-1968年頃)

既存の第5マイクフォースパッチのリプロは、上側にMIKE FORCE / AIRBORNEタブが予め組み合わさってるもの(画像左)しか出ていないようです。しかし当時の写真をよく見てみると、このタイプはMSF付きのアメリカ兵が左胸ポケットに付けているのは見ますが、ベトナム兵はどちらかと言うと上側にタブが無いタイプのパッチにAIRBORNEタブのみを後付けしている(画像右)事が多い気がしています。
なので、そのタブ無し(かつ上側が丸くなっている)タイプが、どうにか手に入らないかな~と探し中です。別にタブ付きタイプでも間違いではないのですが、思い入れのある部隊なので、どうせならそこも拘りたいんです。それに当時はパッチ付けてない兵隊も多く居ましたから、良いパッチが見つかるまでは無理して付ける事ないかと思ってます。
◆ラオス陸軍モン族第21機動群 (1970-1975年頃)

当時の兵隊が野戦服に徽章つけてるのあまり見ないので、、これで完成としちゃっても良いんですが、この上あえて付けるとしたら落下傘降下資格章とネームテープくらいかな。作ろうと思えばいつでも作れるので、気が向いた時にでも進めていきます。
次作ろうとしている服
◆迷彩じゃないマイクフォース (1968-1970年頃)

ベトナマイゼーションに伴い1968年に米国のCIDG計画が終了すると、マイクフォースを含む全CIDG部隊の指揮権は正式に米軍からベトナム陸軍特殊部隊(LLĐB)に移管されます。それまでCIDG部隊の被服・装備品の多くはCIAの予算で調達されたMDAPやCISOによる非正規装備品(タイガーストライプなど)が支給されていましたが、この移管によってそれらの支給は終わり、以後CIDG部隊にはベトナム軍2ポケ作戦服や米軍TCUなど越米軍の迷彩ではない正式な被服が支給されていく事になります。(※)
またこの際、それまでCSFおよびMSF(マイクフォース)の部隊章は部隊ごとにバラバラだった事から、それぞれCSF共通(画像左)、MSF共通(画像右)の新デザインが採用されます。


※ただしLLĐB移管から2年弱経った1970年にはLLĐBが解散し、CSFはベトナム陸軍BĐQ(レンジャー科)へ、MSFはNKT(越境特殊部隊)へと編入されて、それぞれの編入先でベトナム軍制式の迷彩服を支給されます。
◆ラオス陸軍モン族SGU (1960-1970年頃)

ベレー(ラオス陸軍一般兵科ベレー)入手済み。被服はベトナム軍ので代用。

あとはパッチのみ。
2017年09月02日
単発写真や動画
僕のブログは常に下書き記事が10件以上ある状態でして、暇な時にちょっとずつ書き進めていくようにしていますが、調べているうちにボリュームが増えすぎてなかなか記事が完成しないという状態が最近続いています。なので今回は息抜きに、最近見つけた興味深い画像や動画を脈絡なく貼っていきます。
【ベトナム関係】
◆パレード映像の中にムイ老師を発見!
▲フエで行われた地方部隊(地方軍・義勇軍・人民自衛団他)の軍事パレード。 記録映画『北ベトナム軍の侵略』のワンシーン [1972年フエ]
パレード装をした義勇軍の中に、ベトナム国旗の旗手を務めるグエン・バン・ムイが映っています。また観閲するアメリカ人の中にフェニックス・プログラムを監督するCORDS(事実上のCIA)職員たちも写っている事に注目。
米国フロリダ州の地方紙サラソタジャーナルに、ムイの小隊が夜襲に成功したという記事が掲載されていました。
Sarasota Journal - Apr 22, 1971
これによると、ムイはカマウ半島中部のチュンティェン省ドゥックロンに住む義勇軍兵士でしたが、軍の定年をとうに過ぎているため階級は持っておらず、人々は彼を"Ông (年配の男性に対する敬称)"、もしくは"Ông Moi"と敬意をこめて呼び親しんでいました。しかし数々の武功を持つムイは、高齢をものともせず第203義勇軍小隊(Trung Đội 203 Nghĩa Quân)の小隊長を務めており、民兵で構成された義勇軍小隊を率いてベトコンゲリラに対する夜襲を成功させるなど、衰えを知らない豪傑な人物でした。
またムイには五男一女、計6人の子供がいましたが、そのうち長男から三男までの3人の息子はベトコンに殺害され、四男は負傷。そして23歳になる五男が義勇軍兵士としてムイの小隊に所属していたそうです。
ムイは取材に対し、「この戦争で老人から子供まで多くの人々が死んだ。私は一刻も早くこの戦争を終わらせる事が私の使命だと確信している」、「私は死ぬまで兵士として祖国に仕えたい」と語っています。
残念ながら、私が知る限りムイがメディアに紹介されたのは1971年が最後で、この1972年のパレード以降の消息はつかめていません。
◆準軍事婦人隊(Phụ Nữ Bán Quân Sự)の制服の色が判明
モノクロ写真は何枚もありましたが、ようやくカラー写真で服の色を把握できました。
準軍事婦人隊は第一共和国(ゴ・ディン・ジエム政権期)に存在した国内軍部隊です。「準軍事」と名はついていますが、指揮権はベトナム共和国軍総参謀部にはなく、おそらく内務省が所管する政治工作機関だったようです。"ドラゴン・レディ"として知られるジエム総統の弟の妻チャン・レ・スアン(マダム・ニュー)は、自らの支持を得るために女性の政治参加を積極的に推進しており、このような女性による準軍事組織まで創設しました。この準軍事婦人隊には、チャン・レ・スアンの長女(ジエム総統の姪にあたる)ゴ・ディン・レ・トゥイが参加し、老若男女が一して共産主義と戦う姿勢をアピールする広告塔を務めていました。
▲準軍事婦人隊員としてパレードに参加するゴ・ディン・レ・トゥイ
同様に、政府が組織した反共青年政治組織としては当時、『共和国青年団』が存在しており、その女性部門である『共和国少女団(Thanh Nữ Cộng Hòa)』もチャン・レ・スアンの私兵組織として機能していました。
▲共和国少女団のパレード装(左)と通常勤務服(右)
なお、1963年11月の軍事クーデターでゴ・ディン家の独裁体制が崩壊すると、これらの政治工作組織は解体され、以後は軍事政権の下で人民自衛団(NDTV)など軍が所管する民兵組織へと再編成されていきます。
【カンボジア関係】
クメール海兵隊の戦闘 [1973年カンボジア]
クメール海兵隊の兵力は計4個大隊ほどと決して大きな組織ではなかったので、動画はおろか写真すら滅多に見つからないんです。それがこんなにはっきりと、しかもカラー映像で見られるとは。AP通信様様。
◆プノンペンの歌姫 ロ・セレイソティアの空挺降下訓練 [1971年7月カンボジア]
↓こちらは女性が参加した別の降下訓練をカラーフィルムで撮影した映像
こちらも女性が軍に参加する姿を宣伝する事で、挙国一致を国民にアピールする狙いがあったのでしょうね。
また、リザード迷彩やリーフ迷彩をエリート部隊の証として支給していたベトナム軍やラオス軍とは異なり、カンボジア軍空挺部隊はダックハンター系の迷彩を1970年代まで多用していたのが特徴的ですね。
◆南ベトナム領内のベトナム共和国軍基地で訓練を行うクメール国軍兵士 [1970年7月ベトナム]
基地はベトナム軍の施設ですが、教官はクメール人が務めているようです。
米軍特殊部隊B-43の指揮の下、ベトナム領内のキャンプ・フクトゥイで訓練を受けていたクメール軍特殊部隊(Forces Speciales Khmères)は割と知られていますが、一般部隊までベトナムで訓練されていたのは初めて知りました。
1970年のロン・ノル政権成立によって中国・北ベトナムに反旗を翻したカンボジア(クメール共和国)は、アメリカの仲介の下で南ベトナムとの協力関係を深めていきます。しかしカンボジアとベトナムは、メコンデルタ地帯を巡って中世から戦争を繰り返してきた長年の宿敵であり、現に1970年までクメール王国(シハヌーク政権)は南ベトナムを敵国と見做して北ベトナム軍に協力すると共に、南ベトナム政府へのサボタージュ工作を幾度も行っていました。
そのカンボジアが(国内の内戦に負ける訳にはいかないという事情があったにせよ)、過去の遺恨に目をつむって南部のベトナム人と一時的に和解したという事実は驚くべきことだと思います。
【ラオス関係】
◆ラオス王国軍モン族遊撃隊 GM41の日常風景 [1969年ラオス]
モン族GM(Groupement Mobile)のプライベート動画なんて初めて見ました。撮ったのはGMを指揮したCIA戦闘員(アメリカ軍人)のようです。大変貴重な映像です。感動しました。
◆同じくGMを指揮したCIA戦闘員が楽しそうに重機関銃を撃ってる動画 [1971年ラオス]
◆ラオス王国空軍に参加したCIA(アメリカ空軍)パイロットとその息子 [1971年]
CIAだからと特別に家族がラオスに住んでいたのか、それともタイの米空軍基地に住んでいて、お父さんに会いに家族とラオスまで来たのか。プライベートビデオならではの、微笑ましくも歴史の激流を感じる映像でした。
Posted by 森泉大河 at
16:04
│Comments(1)
│【ベトナム共和国軍】│【アメリカ】│1954-1975│【ラオス】│人物│【カンボジア】│モン族│ĐPQ-NQ/地方軍・義勇軍│CIA/中央情報局│クメール王国│ラオス王国
2016年05月25日
デガとモン関係
デガ関係

盾が完成。第2軍団LLĐB/DSCĐ儀礼用。


市販の笊をベースにしたので本物とは大きさも構造もかなり違うんだけど、一発目なのでとりあえず金かけずに雰囲気さえ出ればと。
実物のデガの盾はこんな構造みたいです→http://www.tribalmania.com/VIETNAMESEMOISHIELD.htm

ずっと探してたデガのパイプをゲット。
でも、すごく欲しかった割には、実際こういう伝統的なパイプ使ってるのは村の年寄ばかりで、CIDG計画で現金収入のあるデガの兵隊はみんな普通に紙巻タバコ買って吸ってるので、戦争ごっこのイベントで使う機会は無いのだけれども。
モン関係

昨日リサイクルショップにジーパンを探しに行ったら、気付いたらマスケットを買っていました。一応、大昔のマルシン製。
これはデガやDSCĐ用ではなく、ラオス内戦時代のモン族やるのに買いました。モン族は大昔から、西洋から伝わったマスケットを自ら製造しており、猟銃として活用するとともに周辺の多数派民族による迫害から自衛を図ってきました。
ラオス内線が始まると、ラオス王国政府側に付いた右派(王党派)モン族の村落にはADC(村落自衛隊, Auto Defense d'Choc)が編成され、村の男たちはモン族を見境なく虐殺するラオス共産軍パテート・ラーオやベトミン・北ベトナム軍から家族を守るため武器を取りました。
しかし王国軍所属のモン族部隊がフランスやアメリカ製火器で強化される一方、ADCは民兵組織であるため武器の配備は正規軍に比べて遅れており、1960年代になってもADCの一部ではマスケットが使われ続けました。

▲ラオス内戦の停戦を監視する国連代表団の訪問に際し、マスケットやクロスボウを披露するモン族の村人(1959年)

▲モン族のマスケット各種。上二つがマッチロック(火縄)式、下がフリントロック(火打ち)式
去年行ったタイのモン族村に展示してありました。これらを参考に、それっぽく改造しようと思います。

すでにチェンマイ行った時に民族衣装はあらかたゲットしてあるので、ADC計画は着々と進行中です。
実際にはモン族の住んでいる範囲は中国・ベトナム・ラオス・タイとかなり広いので地域によって民族衣装も違ってくる(いわゆる花モンとか青モン等)けど、違いが大きいのは華やかな女性の衣装であって、男性の普段着・野良着はどこも似たような漢服系の黒いシャツなので、誤魔化しはきくかと。
ただ、旅行から丸一年が経過して、買ったとき店のモン族のおばちゃんに教えてもらった帯の巻き方を忘れてしまった・・・。
(モンの帯は、体の前側に帯の端と端を垂らし模様を作るように巻くので、ちょっと複雑な巻き方だった)
そう言えばタイのモン村で晴れ着レンタルした際、レンタル屋のおばちゃん(だったと思う)に「なんで服にコインみたいな飾りがジャラジャラ付いてるの?」って訊いたら、
「これは昔本当のお金で、モンは昔から戦争などで住処を追われてばかりだったから、逃げる時に家に財産を置き忘れないよう服に直接付けておいたんだ。それが今では民族衣装のデザインになってるんだよ。」と教えてくれました。
なるほど。本当に昔からそういう歴史を繰り返しているんですね・・・。

ちなみに別の日、バンコクで一緒に遊んだ日本陸軍マニアのOさんも、実はモン族(モン系タイ人)。
学生時代日本に留学していたので日本語はペラペラ。当時は中田商店通いに明け暮れていたそうです。それに色白なので、横に並ぶと僕より彼の方がよっぽど日本人っぽい(笑)
そんな彼も、モン族であるという理由でタイ国内の右翼から嫌がらせを受ける事が度々あるそうです。「奴らは私を人間以下の生き物と見なしているよ」
でも彼は、そんな下らない連中に負けるほどヤワではない。日本、中国への留学経験を持ち、今はロンドンに留学中。
普通の人生では味わえない、どデカい視野を持った男になる事でしょう。
日本では昨日、ヘイトスピーチ解消法が成立しましたね。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160524/k10010533051000.html
まだ罰則規定は無いけど、少なくともこれで愛国心を口実に日本の名誉に糞を塗るクズ共の行動を違法行為と認定できるようになったんだから、ようやく一歩前進といった感じでしょうか。
ミリタリー業界からも、そういう馬鹿が消え去る日が来ることを心から願っています。
Posted by 森泉大河 at
21:26
│Comments(3)
│【ベトナム共和国軍】│【インドシナ少数民族】│1954-1975│【ラオス】│自作グッズ│DSCĐ/CIDG計画│モン族│少数民族の歴史・文化│デガ│旅行・海外
2016年05月14日
在インドシナ・フランス連合軍 1945-1954
取り合えず一覧にしただけで、まだ作成中です。

この表に無い部隊も多くありますし、載っていても実際はもっと細かく分かれてたり、逆に部隊名が変わっただけで同じ部隊だったりで、もっと精査する必要があります。
空挺およびコマンド部隊については『CEFEO空挺部隊』
1945年以前の編成については『ヴィシー・フランス インドシナ軍団』参照
コーチシナ | トンキン | アンナン | ベトナム国軍 | ラオス | カンボジア |
CEFEO砲兵 | CEFEO機甲 | CEFEO派遣師団 | 外人部隊 | 極東コマンド | 未分類 |
日本語表記 | フランス語表記 | フランス語略 | 英語表記 |
極東フランス遠征軍団 | Corps Expéditionnaire Français en Extrême-Orient | CEFEO | |
北西作戦グループ | Groupe d'Opération Nord-Ouest | GONO | |
極東地上軍 | Forces Terrestres en Extrême-Orient | FTEO | |
北部ベトナム地上軍 | Forces Terrestres du Nord Vietnam | FTNV | |
南部ベトナム地上軍 | Forces Terrestres du Sud Vietnam | FTSV | |
第1極東旅団 | |||
第9植民地歩兵師団 | 1er Brigade d'Extrême-Orient | 1er BEO | |
第2トンキン徒歩師団 | 9è Division d'Infanterie Coloniale | 9e DIC | |
機動グループ | Groupes Mobiles | Groupes Mobiles | |
第2装甲師団機動グループ | Groupe Mobile de la 2e division blindée | GM/2e DB | |
機動グループ1 (北アフリカ) | Groupe Mobile n° 1 | GM 1 | GM 1 (N African) |
機動グループ2 (北アフリカ/空挺) | Groupe Mobile n° 2 | GM 2 | GM 2 (N African/Paras) |
機動グループ3 (北アフリカ/セネガル) | Groupe Mobile n° 3 | GM 3 | GM 3 (N African/Senegalese) |
機動グループ4 (インドシナ徒歩大隊/フランス外人部隊) | Groupe Mobile n° 4 | GM 4 | GM 4 (BMI/FFL) |
機動グループ5 | Groupe Mobile n° 5 | GM 5 | GM 5 |
機動グループ6 (SAS空挺準旅団内) | Groupe Mobile n° 6 | GM 6 | GM 6 (Fought at DBP) |
機動グループ7 (ベトナム) | Groupe Mobile n° 7 | GM 7 | GM 7 (Vietnamese) |
機動グループ8 | Groupe Mobile n° 8 | GM 8 | GM 8 |
機動グループ9 (SAS空挺準旅団内) | Groupe Mobile n° 9 | GM 9 | GM 9 (Fought at DBP) |
機動グループ10 (北アフリカ) | Groupe Mobile n° 10 | GM 10 | GM 10 (N African) |
機動グループ11 (ベトナム) | Groupe Mobile n° 11 | GM 11 | GM 11 (Vietnamese) |
機動グループ14 | Groupe Mobile n° 14 | GM 14 | GM 14 |
機動グループ21 (ベトナム) | Groupe Mobile n° 21 | GM 21 | GM 21 (Vietnamese) |
機動グループ32 (ベトナム) | Groupe Mobile n° 32 | GM 32 | GM 32 (Vietnamese) |
機動グループ42 (モンタニャール) | Groupe Mobile n° 42 | GM 42 | GM 42 (Montagnard) |
機動グループ51 (北アフリカ) | Groupe Mobile n° 51 | GM 51 | GM 51 (N African) |
機動グループ100 (コヒー連隊 ※在韓国連軍フランス大隊) | Groupement Mobile N°100 (Régiment de Corée) | GM 100 | GM 100 (Korea Regiment) |
北アフリカ機動グループ | Groupe Mobile Nord-Africain | GMNA | |
空挺 | Troupe aéroportée | TAP | |
空挺師団 | Division Aéroportée | DAP | |
SAS強襲大隊 | Bataillon de Choc S.A.S | BC SAS | |
空挺SAS準旅団 | Demi Brigade de Parachutistes SAS | DBP SAS | |
SAS空挺コマンド植民地準旅団 | Demi-Brigade Coloniale de Commandos Parachutistes SAS | DBCCP SAS | |
空挺コマンド植民地準旅団 | Demi-Brigade Coloniale de Commandos Parachutistes | DBCCP | |
空挺徒歩準旅団 | Demi-Brigade de Marche Parachutiste | DBMP | |
第1空挺猟兵連隊 | 1er Régiment de Chasseurs Parachutistes | 1er RCP | |
第1空挺猟兵連隊 | 1er Régiment de Chasseurs Parachutistes | 1er RCP | |
第10猟兵空挺大隊 | 10è Bataillon Parachutiste de Chasseurs à Pieds | 10e BPCP | |
SAS空挺大隊 | Bataillon de Parachutistes S.A.S | BP SAS | |
第1植民地空挺コマンドSAS大隊 | 1er Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes SAS | 1er BCCP SAS | |
第1植民地空挺コマンド大隊 | 1er Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes | 1er BCCP | |
第2植民地空挺コマンド大隊 | 2è Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes | 2e BCCP | |
第2植民地空挺コマンド大隊 | 2è Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes | 2e BCCP | |
第2植民地空挺コマンド大隊 | 2è Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes | 2e BCCP | |
第3植民地空挺コマンド大隊 | 3è Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes | 3e BCCP | |
第5植民地空挺コマンド大隊 | 5è Bataillon Colonial de Commandos Parachutiste | 5e BCCP | |
第5植民地空挺コマンド大隊 | 5è Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes | 5e BCCP | |
第5植民地空挺コマンド大隊 | 5è Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes | 5e BCCP | |
第6植民地空挺コマンド大隊 | 6è Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes | 6e BCCP | |
第6植民地空挺コマンド大隊 | 6è Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes | 6e BCCP | |
第7植民地空挺コマンド大隊 | 7è Bataillon Colonial de Commandos Parachutistes | 7e BCCP | |
空挺コマンド植民地グループ | Groupe Colonial de Commandos Parachutistes | GCCP | |
植民地空挺大隊 | Bataillon de Parachutistes Coloniaux | BPC | |
強襲空挺大隊 | Bataillon Parachutiste de Choc | BPC | |
第1強襲空挺大隊 | 1er Bataillon de Parachutistes de Choc | 1er BPC | |
第8強襲空挺大隊 | 8è Bataillon de Parachutistes de Choc | 8e BPC | |
植民地歩兵空挺大隊 | Bataillon Parachutiste d'Infanterie Coloniale | BPIC | |
第5植民地空挺歩兵大隊 | 5è Bataillon Parachutiste d'Infanterie Coloniale. | 5e BPIC | |
第8空挺コマンドグループ | 8è Groupement de Commados Parachutistes | 8e GCP | |
混成空挺コマンドグループ | Groupement de Commandos Mixtes Aéroportés | GCMA | |
コマンド・ベルジュホル | Commando " Bergerol " | ||
コマンド・ポンシャフジー | Commando " Ponchardier " | ||
軽介入軍団 | Corps Léger d'Intervention | CLI | |
第1猟騎兵連隊コマンド | Commando 1er Régiment de Chasseurs à Cheval | ||
ホアハオ空挺コマンド | Commandos Parachutistes Hoa Hao | ||
ラオス・コマンド | Commandos du LAOS | ||
コマンド・コニュー | Commando CONUS | ||
極東空挺コマンド | Commandos Parachutistes d'Extrême-Orient | ||
自由フレ軍 | Forces Hre Libres | ||
インドシナ空挺教導センター | Centre d'Instruction des Troupes Aeroportee d'Indochine | CITAP | |
空挺インドシナ中隊 | Compagnies Indochinoises Parachutistes | CIP | |
空挺グループ | Groupement aéroporté | GAP | |
歩兵 | Infanterie | ||
第3植民地歩兵師団 | 3è Division d'Infanterie Coloniale | 3e DIC | |
第3植民地歩兵師団 | 3è Division d'Infanterie Coloniale | 3e DIC | |
第9植民地歩兵師団 | 9è Division d'Infanterie Coloniale | 9e DIC | |
国連フランス軍 (BF/ONU)コヒー連隊 | Régiment de Corée | RC | |
第5植民地歩兵連隊 徒歩大隊 | Bataillon de Marche du 5è Régiment d'Infanterie Coloniale | BM/5e RIC | |
第6植民地歩兵連隊 | 6è Régiment d'Infanterie Coloniale | 6e RIC | |
第6植民地歩兵連隊 | 6è Régiment d'Infanterie Coloniale | 6e RIC | |
第6植民地歩兵連隊 | 6è Régiment d'Infanterie Coloniale | 6e RIC | |
第6植民地歩兵連隊 第2大隊 | II/6è Régiment d'Infanterie Coloniale | II/6e RIC | |
第9植民地歩兵連隊 徒歩大隊 | B.M du 9è Régiment d' Infanterie Coloniale | BM/9e RIC | |
第11植民地歩兵連隊 徒歩大隊 | Bataillon de Marche du 11è Régiment d'Infanterie Coloniale | BM/11e RIC | |
第16植民地歩兵連隊 | 16è Régiment d' Infanterie Coloniale | 16e RIC | |
第21植民地歩兵連隊 | 21è Régiment d'Infanterie Coloniale | 21e RIC | |
第21植民地歩兵連隊 | 21è Régiment d'Infanterie Coloniale | 21e RIC | |
第21植民地歩兵連隊 | 21è Régiment d'Infanterie Coloniale | 21e RIC | |
第22植民地歩兵連隊 | 22è Régiment d'Infanterie Coloniale | 22e RIC | |
第23植民地歩兵連隊 | 23è Régiment d'Infanterie Coloniale | 23e RIC | |
第23植民地歩兵連隊 | 23è Régiment d'Infanterie Coloniale | 23e RIC | |
第43植民地歩兵連隊 | 43è Régiment d' Infanterie Coloniale | 43e RIC | |
第43植民地歩兵連隊 徒歩大隊 | B.M du 43è Régiment d'Infanterie Coloniale | BM/43e RIC | |
第35歩兵連隊 徒歩大隊 | Bataillon de Marche du 35è Régiment d'Infanterie | BM/35e RI | |
第36歩兵連隊 徒歩大隊 | Bataillon de Marche du 36è Régiment d'Infanterie | BM/36e RI | |
第49歩兵連隊第1徒歩大隊 | 1er Bataillon de Marche du 49è Régiment d'Infanterie | 1er BM/49e RI | |
第110歩兵連隊 徒歩大隊 | Bataillon de Marche du 110è Régiment d'Infanterie | BM/110e RI | |
第151歩兵連隊 徒歩大隊 | Bataillon de Marche du 151è Régiment d'Infanterie | BM/151e RI | |
装甲騎兵 | Blindés / Cavalerie | ||
極東機甲指令センター | Centre d'Instruction de l'Arme Blindée en Extrême-Orient | CIAB/EO | |
第1猟騎兵連隊 | 1er Régiment de Chasseurs à Cheval | 1er RCC | |
第2装甲師団機動グループ | Groupe Mobile de la 2e division blindée | GM/2e DB | |
第4装甲竜騎兵大隊 | 4è Bataillon de Dragons Portés | 4e BDP | |
第4装甲竜騎兵連隊 | 4è Régiment de Dragons Portés | 4e RDP | |
第4竜騎兵連隊 | 4è Régiment de Dragons | 4e RDP | |
第5胸甲騎兵連隊 | 5è Régiment de Cuirassiers | 5e RC | |
第9竜騎兵戦隊 | Escadron du 9è Dragon | ||
第8アルジェリア・スパッヒ・グループ | 8è Groupe de Spahis Algériens | 8e GSA | |
第8アルジェリア・スパッヒ連隊 | 8è Régiment de Spahis Algériens | 8e RSA | |
第2モロッコ・スパッヒ連隊 | 2è Régiment se Spahis Marocains | 2e RSM | |
第5モロッコ・スパッヒ連隊 | 5è Régiment de Spahis Marocains | 5e RSM | |
第6モロッコ・スパッヒ連隊 | 6è Régiment de Spahis Marocain | 6e RSM | |
極東スパッヒ徒歩連隊 | Régiment de Marche de Spahis d'Extrême-Orient | RMSEO | |
極東植民地装甲連隊 | Régiment Blindé Colonial d' Extrème-Orient | RBCEO | |
自動車偵察戦隊 | Escadron Autonome de Reconnaissance | EAR | |
第1徒歩機甲戦隊グループ | 1er Groupe d'Escadrons de Marche de l'Arme Blindée | 1er GEMAB | |
第1モロッコ・スパッヒ連隊第7戦隊 | 7th Squadron, 1st Moroccan Spahis Marche Regiment | ||
第2極東インドシナ偵察戦隊 | 1st Far East Independent Reconnaissance Squadron | ||
第3極東インドシナ偵察戦隊 | 2nd Far East Independent Reconnaissance Squadron | ||
第4極東インドシナ偵察戦隊 | 3rd Far East Independent Reconnaissance Squadron | ||
第5極東インドシナ偵察戦隊 | 4th Far East Independent Reconnaissance Squadron | ||
第1極東インドシナ偵察戦隊 | 5th Far East Independent Reconnaissance Squadron | ||
砲兵 | Artillerie | Artillery | |
第2砲兵連隊 | 2è Régiment d'Artillerie | 3e RA | 2nd Artillery Regiment |
第4植民地砲兵連隊 | 4è Régiment d'Artillerie Coloniale | 4e RAC | 4th Colonial Artillery Regiment |
第10植民地砲兵連隊 | 10è Régiment d'Artillerie Coloniale | 5e RAC | 10th Colonial Artillery Regiment |
第41植民地砲兵連隊 | 41è Régiment d'Artillerie Coloniale | 6e RAC | 41st Colonial Artillery Regiment |
第69アフリカ砲兵連隊 徒歩グループ | G.M du 69è Régiment d'Artillerie d'Afrique | GM/69e RAA | 69th African Artillery Regiment |
モロッコ植民地砲兵連隊 | Régiment d'artillerie coloniale du Maroc | RACM | Moroccan Colonial Artillery Regiment |
第64アフリカ砲兵連隊 徒歩グループ | G.M du 64è Régiment d'Artillerie d'Afrique | GM/64e RAA | Marche Battalion, 64th Artillery Regiment |
第66アフリカ砲兵連隊 徒歩グループ | G.M du 66è Régiment d'Artillerie d'Afrique | GM/66e RAA | Marche Battalion, 66th Artillery Regiment |
第1極東植民地対空砲兵グループ | 1er groupe antiaérien d'artillerie coloniale d'Extrême-Orient | 1er GAACEO | 1st Battalion, Far East Colonial Antiaircraft Regiment |
第35空挺軽砲兵連隊 | 35è Régiment d'Artillerie Légère Parachutiste | 35e RALP | 1st Group, 35th Parachute Regiment (Light Artillery) |
第21空中観測大隊 | 21st Aerial Observation Battalion | ||
第22空中観測大隊 | 22nd Aerial Observation Battalion | ||
第23空中観測大隊 | 23rd Aerial Observation Battalion | ||
第24空中観測大隊 | 24th Aerial Observation Battalion | ||
第216対空砲兵大隊 | 261st Antiaircraft Battalion | ||
西アフリカ・フランス植民地砲兵グループ | Groupe d'Artillerie Coloniale d'Afrique Occidentale Française | GACAOF | French East African Colonial Artillery Battalion |
レバント植民地山岳砲兵大隊 | Levant Colonial Mountain Artillery Battalion | ||
第1中央アンナン砲兵大隊 | 1st Central Annam Artillery Battalion | ||
第2中央アンナン砲兵大隊 | 2nd Central Annam Artillery Battalion | ||
インドシナ | Indochinoise | Indochinese | |
第2トンキン徒歩師団 | 2è Division de Marche du Tonkin | 2e DMT | |
第1トンキン狙撃兵連隊 | 1st Tonkin Rifle Regiment | ||
第4トンキン狙撃兵連隊 徒歩大隊 | Marche Battalion, 4th Tonkin Rifle Regiment | ||
第1カンボジア混成連隊 | 1er Régiment Mixte du Cambodge | 1er RMC | Cambodian Composite Battalion |
第2カンボジア混成連隊 | 2è Régiment Mixte du Cambodge | 2e RMC | |
第3カンボジア混成連隊 | 3è Régiment Mixte du Cambodge | 3e RMC | |
第3カンボジア猟兵大隊 | 3è Bataillon de Chasseurs Cambodgiens | 3e BCC | |
第5カンボジア猟兵大隊 | 5è Bataillon de Chasseurs Cambodgiens | 5e BCC | |
アンナン大隊 | Annam Battalion | ||
サイゴン・チョロン守備大隊 | Saigon-Cholon Garrison Battalion | ||
第1極東旅団 | 1er Brigade d'Extrême-Orient | 1er BEO | |
第1極東徒歩大隊 | 1er Bataillon de Marche d'Extrême-Orient | 1er BMEO | 1st Far East Marche Battalion |
第2極東徒歩大隊 | 2è Bataillon de Marche d'Extrême-Orient | 2e BMEO | 2nd Far East Marche Battalion |
第3極東徒歩大隊 | 3è Bataillon de Marche d'Extrême-Orient | 3e BMEO | 3rd Far East Marche Battalion |
第4極東徒歩大隊 | 4è Bataillon de Marche d'Extrême-Orient | 4e BMEO | 4th Far East Marche Battalion |
第5極東徒歩大隊 | 5è Bataillon de Marche d'Extrême-Orient | 5e BMEO | 5th Far East Marche Battalion |
第6極東徒歩大隊 | 6è Bataillon de Marche d'Extrême-Orient | 6e BMEO | 6th Far East Marche Battalion |
第7極東徒歩大隊 | 7è Bataillon de Marche d'Extrême-Orient | 7e BMEO | 7th Far East Marche Battalion |
第1インドシナ徒歩大隊 | 1er Bataillon de Marche Indochinois | 1er BMI | 1st Indochina Marche Battalion |
第2インドシナ徒歩大隊 | 2è Bataillon de Marche Indochinois | 2e BMI | 2nd Indochina Marche Battalion |
第3インドシナ徒歩大隊 | 3è Bataillon de Marche Indochinois | 3e BMI | 3rd Indochina Marche Battalion |
第1インドシナ空挺中隊 | 1ère Compagnie Indochinoise Parachutiste | 1er CIP | |
第6インドシナ空挺中隊 | 6è Compagnie Indochinoise Parachutiste | 6e CIP | |
第8インドシナ空挺中隊 | 8è Compagnie Indochinoise Parachutiste | 8e CIP | |
第1ラオ・クメール偵察戦隊 | 1er Escadron de Reconnaissance Laotien & Kmer | ||
マキ・ラオス | Maquis laotiens | ||
ムオン族 | Muongs | Muongs | |
第1ムオン大隊 | 1er Bataillons Muongs | 1st Muong Battalion | |
第2ムオン大隊 | 2è Bataillons Muongs | 2nd Muong Battalion | |
タイー族 | Thaï | Thais | |
第1タイー大隊 | 1er Bataillon Thaï | 1er BT | 1st Thai Battalion |
第2タイー大隊 | 2è Bataillon Thaï | 2e BT | 2nd Thai Battalion |
第3タイー大隊 | 3è Bataillon Thaï | 3e BT | 3rd Thai Battalion |
ベトナム国軍 | Armée Nationale Vietnamienne | ANV | |
第1ベトナム大隊 | 1er Bataillon Vietnamien | 1er BVN | |
第2ベトナム大隊 | 2è Bataillon Vietnamien | 2e BVN | |
第3ベトナム大隊 | 3è Bataillon Vietnamien | 3e BVN | |
第4ベトナム大隊 | 4è Bataillon Vietnamien | 4e BVN | |
第56ベトナム大隊 | 56è Bataillon Vietnamien | 56e BVN | |
第82ベトナム大隊 | 82è Bataillon Vietnamien | 82e BVN | |
第1ベトナム空挺大隊 | 1er Bataillon de Parachutistes Vietnamiens | 1er BPVN | |
第3ベトナム空挺大隊 | 3è Bataillon de Parachutistes Vietnamiens | 3e BPVN | |
第5ベトナム空挺大隊 | 5è Bataillon de Parachutistes Vietnamiens | 5e BPVN | |
第6ベトナム空挺大隊 | 6è Bataillon de Parachutistes Vietnamiens | 6e BPVN | |
第7ベトナム空挺大隊 | 7è Bataillon de Parachutistes Vietnamiens | 7e BPVN | |
第1ベトナム偵察戦隊 | 1er Escadron de Reconnaissance Vietnamien | 1er ERVN | |
第2ベトナム偵察戦隊 | 2è Escadron de Reconnaissance Vietnamien | 2e ERVN | |
第3ベトナム偵察戦隊 | 3è Escadron de Reconnaissance Vietnamien | 3e ERVN | |
第4ベトナム偵察戦隊 | 4è Escadron de Reconnaissance Vietnamien | 4e ERVN | |
第5ベトナム偵察戦隊 | 5è escadron de Reconnaissance Vietnamien | 5e ERVN | |
第6ベトナム偵察戦隊 | 6è Escadron de Reconnaissance Vietnamien | 6e ERVN | |
第8ベトナム偵察戦隊 | 8è Escadron de Reconnaissance Vietnamien | 8e ERVN | |
第1ベトナム竜騎兵連隊 | 1er Régiment de Dragons Vietnamien | ||
第3ベトナム竜騎兵連隊 | 3è Régiment de Dragons Vietnamien | ||
第4ベトナム砲兵グループ | 4è Groupe d'Artillerie Vietnamienne | 4e GAVN | |
第5ベトナム砲兵グループ | 5è Groupe d'Artillerie Vietnamienne | 5e GAVN | |
ラオス国軍 | Armée Nationale Laotienne | Laotians | |
第1ラオス猟兵大隊 | 1st Laotian Chasseurs Battalion | ||
第2ラオス猟兵大隊 | 2nd Laotian Chasseurs Battalion | ||
第3ラオス猟兵大隊 | 3rd Laotian Chasseurs Battalion | ||
第4ラオス猟兵大隊 | 4th Laotian Chasseurs Battalion | ||
第5ラオス猟兵大隊 | 5th Laotian Chasseurs Battalion | ||
第6ラオス猟兵大隊 | 6th Laotian Chasseurs Battalion | ||
第7ラオス猟兵大隊 | 7th Laotian Chasseurs Battalion | ||
第8ラオス猟兵大隊 | 8th Laotian Chasseurs Battalion | ||
第1ラオス空挺大隊 | 1er Bataillon de Parachutistes Laotien | 1er BPL | |
第3ラオス空挺中隊 | 3è Compagnie de Parachutistes Laotiens | 3e CPL | |
第1ラオス空挺コマンド中隊 | 1ère Compagnie de Commandos Parachutistes Laotiens | 1er CCPL | |
第5ラオス・コマンド | 5è Commando Laotien | ||
クメール王国軍 | Forces armées royales khmères | FARK | |
第1クメール空挺大隊 | 1er Bataillon de Parachutistes Khmers | 1er BPK | |
第1カンボジア混成連隊 | 1er Régiment Mixte du Cambodge | 1er RMC | |
第2カンボジア混成連隊 | 2è Régiment Mixte du Cambodge | 2e RMC | |
第3カンボジア混成連隊 | 3è Régiment Mixte du Cambodge | 3e RMC | |
第3カンボジア猟兵大隊 | 3è Bataillon de Chasseurs Cambodgiens | 3e BCC | |
第5カンボジア猟兵大隊 | 5è Bataillon de Chasseurs Cambodgiens | 5e BCC | |
プノンペン守備大隊 | Phnom Penh Garrison Battalion | ||
アルジェリア・チュニジア | Algérien / Tunisiens | Algerians/Tunisians | |
第1アルジェリア狙撃兵連隊 第2徒歩大隊 | 2è BM du 1er Régiment de Tirailleurs Algérien | 2e BM/1er RTA | 1st Algerian Rifle (Tirailleurs) Regiment |
第2アルジェリア狙撃兵連隊 | 2nd Algerian Rifle (Tirailleurs) Regiment | ||
第3アルジェリア狙撃兵連隊 | 3è Régiment de Tirailleurs Algérien | 3e RTA | 3rd Algerian Rifle (Tirailleurs) Regiment |
第6アルジェリア狙撃兵連隊 | 6è Régiment de Tirailleurs Algérien | 6e RTA | |
第7アルジェリア狙撃兵連隊 | 7è Régiment de Titailleurs Algérien | 7e RTA | 7th Algerian Rifle (Tirailleurs) Regiment |
第22アルジェリア狙撃兵連隊 | 22nd Algerian Rifle (Tirailleurs) Regiment | ||
第21アルジェリア狙撃兵大隊 | 21st Algerian Rifle Battalion | ||
第22アルジェリア狙撃兵大隊 | 22è Bataillon de Tirailleurs Algériens | 22e BTA | 22nd Algerian Rifle Battalion |
第23アルジェリア狙撃兵大隊 | 23rd Algerian Rifle Battalion | ||
第25アルジェリア狙撃兵大隊 | 25th Algerian Rifle Battalion | ||
第27アルジェリア狙撃兵大隊 | 27th Algerian Rifle Battalion | ||
第205アルジェリア狙撃兵大隊 | 205th Algerian Rifle Battalion | ||
第217アルジェリア狙撃兵大隊 | 217th Algerian Rifle Battalion | ||
第8アルジェリア・スパッヒ・グループ | 8è Groupe de Spahis Algériens | 8e GSA | |
第4チュニジア狙撃兵連隊 | 4è Régiment de Tirailleurs Tunisiens | 4e RTT | 4th Tunisian Rifle Regiment |
第4チュニジア狙撃兵連隊 | 4è Régiment de Tirailleurs Tunisiens | 4e RTT | |
第1アフリカ軽歩兵大隊 | 1st African Light Infantry Battalion | ||
モロッコ | Marocains | Moroccans | |
モロッコ植民地歩兵連隊 | Régiment d’Infanterie Coloniale du Maroc | RICM | Moroccan Colonial Rifle Regiment |
第1モロッコ狙撃兵連隊 | 1er Régiment de Tirailleurs Marocains | 1er RTM | 1st Moroccan Rifle Regiment |
第2モロッコ狙撃兵連隊 | 2nd Moroccan Rifle Regiment | ||
第3モロッコ狙撃兵連隊 | 3rd Moroccan Rifle Regiment | ||
第4モロッコ狙撃兵連隊 第1徒歩大隊 | 1er BM du 4è Régiment de Tirailleurs Marocains | 1er BM/4e RTM | 4th Moroccan Rifle Regiment |
第5モロッコ狙撃兵連隊 | 5è Régiment de Tirailleurs Marocain | 5e RTM | 5th Moroccan Rifle Regiment |
第6モロッコ狙撃兵連隊 | 6th Moroccan Rifle Regiment | ||
第7モロッコ狙撃兵連隊 徒歩大隊 | Marche Battalion, 7th Moroccan Rifle Regiment | ||
第8モロッコ狙撃兵連隊 徒歩大隊 | B.M du 8è Régiment de Tirailleurs Marocains | BM/8e RTM | 0st Marche Battalion, 8th Moroccan Rifle Regiment |
第201北アフリカ工兵歩兵連隊 第1徒歩大隊 | 1st Marche Battalion, 201st North African Pioneer Infantry Regiment | ||
第5モロッコ・スパッヒ連隊 | 5è Régiment de Spahis Marocains | 5e RSM | |
タボール・グループ ※タボール:アフリカ支援兵(グエミ) | Groupement des Tabors | GT | |
第1モロッコ・タボール大隊 | 1st Moroccan Tabor Battalion | ||
第2モロッコ・タボール大隊 | 2nd Moroccan Tabor Battalion | ||
第3モロッコ・タボール大隊 | 3rd Moroccan Tabor Battalion | ||
第5モロッコ・タボール大隊 | 5th Moroccan Tabor Battalion | ||
第8モロッコ・タボール大隊 | 8th Moroccan Tabor Battalion | ||
第9モロッコ・タボール大隊 | 9th Moroccan Tabor Battalion | ||
第10モロッコ・タボール大隊 | 10th Moroccan Tabor Battalion | ||
第11モロッコ・タボール大隊 | 11th Moroccan Tabor Battalion | ||
第17モロッコ・タボール大隊 | 17th Moroccan Tabor Battalion | ||
第207モロッコ極東徒歩狙撃兵大隊 | 207th Moroccan Far East Rifle Marche Battalion | ||
第214モロッコ極東大隊 | 214th Moroccan Far East Battalion | ||
セネガル・中央アフリア | Senegalese/Central Africans | ||
第13セネガル狙撃兵連隊 徒歩大隊 | Marche Battalion, 13th Senegalese Rifle Regiment | ||
第24セネガル狙撃兵連隊 | 24th Senegalese Rifle Marche Regiment | ||
第26セネガル狙撃兵大隊 | 26th Senegalese Rifle Marche Battalion | ||
第27セネガル狙撃兵大隊 | 27th Senegalese Rifle Marche Battalion | ||
第28セネガル狙撃兵大隊 | 28th Senegalese Rifle Marche Battalion | ||
第29セネガル狙撃兵大隊 | 29th Senegalese Rifle Marche Battalion | ||
第30セネガル狙撃兵大隊 | 30th Senegalese Rifle Marche Battalion | ||
第31セネガル狙撃兵大隊 | 31st Senegalese Rifle Marche Battalion | ||
第32セネガル狙撃兵大隊 | 32nd Senegalese Rifle Marche Battalion | ||
第104セネガル大隊 | 104th Senegalese Battalion | ||
チャド徒歩連隊 第4大隊 | 4th Battalion, Chad Marche Regiment | ||
第1フランス東アフリカ徒歩大隊 | 1st French East African Marche Battalion (West?) | ||
第2フランス中央アフリカ徒歩大隊 | 2nd French Central African Marche Battalion | ||
第3フランス東アフリカ徒歩大隊 | 3rd French East African Marche Battalion (West?) | ||
外人部隊 | Légion Etrangère | ||
第1外人空挺大隊 | 1er Bataillon Etranger Parachutiste | 1er BEP | |
外人空挺インドシナ中隊 | Compagnie Indochinoise Parachutiste de la Légion étrangère | CIPLE | |
第1外人空挺インドシナ中隊 | 1er Compagnie Indochinoise Parachutiste de la Légion étrangère | 1er CIPLE | |
第2外人空挺大隊 | 2è Bataillon Etranger Parachutiste | 2e BEP | |
第2外人空挺インドシナ中隊 | 2e Compagnie Indochinoise Parachutiste de la Légion étrangère | 2e CIPLE | |
第1外人歩兵連隊徒歩大隊 | BM du 1er Régiment Etranger d' Infanterie | BM/1er REI | |
第2外人歩兵連隊 | 2è Régiment Etranger d' Infanterie | 2e REI | |
第3外人歩兵連隊 | 3e Régiment Etranger d'Infanterie | 3e REI | |
第4外人歩兵連隊第5大隊 | 5e BM du 4è Régiment Etranger d'Infanterie | 5e BM/4e REI | |
第5外人歩兵連隊 | 5è Régiment Etranger d'Infanterie | 5e REI | |
第6外人歩兵連隊第3大隊 | 3e BM du 6è Régiment Etranger d'Infanterie | 3eBM/6e REI | |
第13外人準旅団 | 13è Demi Brigade de Légion Etrangère | 13e DBLE | |
外人中央整備中隊 | Compagnie Moyenne de Réparation de la Légion Etrangère | CMRLE | |
第1外人空挺重迫撃砲中隊 | 1ère Compagnie Etrangère Parachutiste de Mortiers lourds | 1re CEPML | |
外人徒歩連隊 | Régiment de Marche de la Légion Etrangère | RMLE | |
第1外人騎兵連隊 | 1er Régiment Etranger de Cavalerie | 1er REC | |
支援軽中隊 | Compagnie Légère de Supplétifs Militaire | CLSM | |
コマンド610 | Commando 610 | ||
コマンド620 | Commando 620 | ||
北部ベトナムコマンド | Commandos d'Intervalles du Nord-Vietnam | ||
コマンド1 | Commando n°1 | ||
コマンド2 ※ 後の海軍コマンド・ティプル | Commando n°2 (Commando Trepel) | ||
コマンド3 | Commando n°3 | ||
コマンド4 ※後の海軍コマンド・ペンフェンテニュー | Commando n°4 (Commando Penfentenyo) | ||
コマンド5 | Commando n°5 | ||
コマンド6 | Commando n°6 | ||
コマンド7 | Commando n°7 | ||
コマンド8 | Commando n°8 | ||
コマンド9 | Commando n°9 | ||
コマンド10 (コマンド・プレヴィーエ/第2外人空挺大隊) | Commando n°10 (Commando de Preville) | ||
コマンド11 | Commando n°11 | ||
コマンド12 | Commando n°12 | ||
コマンド13(モロッコ植民地歩兵連隊) | Commando n°13 (Régiment d’Infanterie Coloniale du Maroc) | ||
コマンド14 | Commando n°14 | ||
コマンド15 | Commando n°15 | ||
コマンド16 | Commando n°16 | ||
コマンド17 | Commando n°17 | ||
コマンド18 | Commando n°18 | ||
コマンド19 | Commando n°19 | ||
コマンド20 (ムオン支援軍) | Commando n°20 (Suppletifs Muong) | ||
コマンド21 | Commando n°21 | ||
コマンド22 | Commando n°22 | ||
コマンド23 (コマンド・ルイスコニー) | Commando n°23 | ||
コマンド24 (コマンド・ヴァンデンベルゲ) | Commando n°24 | ||
コマンド25 | Commando n°25 | ||
コマンド26 | Commando n°26 | ||
コマンド27 | Commando n°27 | ||
コマンド28 | Commando n°28 | ||
コマンド29 | Commando n°29 | ||
コマンド30 (コマンド・ローベル) | Commando n°30 (Commando Robert) | ||
コマンド31 | Commando n°31 | ||
コマンド32 | Commando n°32 | ||
コマンド33 | Commando n°33 | ||
コマンド34 | Commando n°34 | ||
コマンド35 | Commando n°35 | ||
コマンド36 | Commando n°36 | ||
コマンド37 | Commando n°37 | ||
コマンド38 | Commando n°38 | ||
コマンド39 | Commando n°39 | ||
コマンド40 | Commando n°40 | ||
コマンド41 | Commando n°41 | ||
コマンド42 | Commando n°42 | ||
コマンド43 | Commando n°43 | ||
コマンド44 | Commando n°44 | ||
コマンド45 | Commando n°45 | ||
コマンド61 | Commando n°61 | ||
コマンド62 | Commando n°62 | ||
コマンド63 | Commando n°63 | ||
コマンド65 | Commando n°65 | ||
工兵 | Engineer | Engineers | |
第17工兵大隊 | 17th Engineer Battalion | ||
第22工兵大隊 | 22nd Engineer Battalion | ||
第26工兵大隊 | 26th Engineer Battalion | ||
第28工兵大隊 | 28th Legion Engineer Battalion | ||
第31工兵大隊 | 31st Engineer Battalion | ||
第61工兵大隊 | 61st Engineer Battalion | ||
第62工兵大隊 | 62nd Engineer Battalion | ||
第71工兵大隊 | 71st Engineer Battalion | ||
第72工兵大隊 | 72nd Engineer Battalion | ||
第73工兵大隊 | 73rd Engineer Battalion | ||
第75工兵大隊 | 75th Engineer Battalion | ||
第61植民地工兵大隊 | 61st Colonial Engineer Battalion | ||
第71植民地工兵大隊 | 71st Colonial Engineer Battalion | ||
第72植民地工兵大隊 | 72nd Colonial Engineer Battalion | ||
第73植民地工兵大隊 | 73rd Colonial Engineer Battalion | ||
第74植民地工兵大隊 | 74th Colonial Engineer Battalion | ||
第76植民地工兵大隊 | 76th Legion Engineer Battalion | ||
後方支援 | Support | ||
第532衛生輸送中隊 | 532nd Medical Transportation Company | ||
極東暫定旅団 植民活動・輸送中隊 | Far Eastern Provisional Brigade's Colonial Service and Transportation Company | ||
第71交通管制中隊 | 71st Traffic Control Company | ||
第73交通管制中隊 | 73rd Traffic Control Company | ||
第503輸送中隊 | 503rd Transportation Battalion | ||
第515輸送中隊 | 515th Transportation Battalion | ||
第516輸送中隊 | 516th Transportation Battalion | ||
第519輸送中隊 | 519th Transportation Battalion | ||
第163伝令植民地大隊 | 163eme Colonial Battalion of Transmissions |
見ての通り、第一次インドシナ戦争を戦った『フランス軍』のほとんどが植民地軍の部隊です。つまり、フランス連合軍兵士のほとんどは植民地出身のアジア人とアフリカ人であり、本土フランス人(ウーホピアン)は士官としてその指揮を執るだけという形が大半でした。そのため第二次大戦後のインドシナ半島では、フランスの支配下で生まれ育った彼ら植民地兵が、フランスのため、インドシナ連邦維持のため、植民地解放を掲げるベトミン軍と殺し合うという矛盾に満ちた光景が繰り広げられました。
これを傍から見れば、植民地兵たちは単に帝国主義の道具として消耗された哀れな人々であります。さらに悲劇的な事に、この戦争の震源地であるベトナム出身の兵士たちにとって、敵は同じベトナム人でした。しかし、彼らは果たしてベトナム共産党が宣伝するような「フランス帝国主義に追従し、自国の解放を妨げた傀儡勢力」だったのでしょうか?
ベトミンが掲げる民族自決の理想は、植民地支配を受ける多くのベトナム人にとって悲願でした。しかしその一方で、ベトミンの一部にはベトナム人がフランスや日本軍に協力的または単に反抗しなかったというだけで裏切り者と見なす過激な思想があり、ホー・チ・ミンによる八月革命が成功した当初からベトナム国内では『裏切り者』へのテロ、虐殺が相次いでいました。独立への期待が高まる一方で、実際にはベトナム国民の中には長い植民地支配の中で抵抗を諦めフランス人との共存を選んだ者も少なくなく、ベトミンが支配地域を拡大すれば特にキリスト教徒などの親仏派住民がさらに弾圧される事が危惧されていました。
そんな中、1948年に皇帝バオダイを首班とするベトナム国が建国された事でベトナム国民の中には、戦争による犠牲者ばかりを増やすベトミンを見限り、フランスの勢力下に甘んじるとしても平和な日常を求める声が日増しに強まっていきました。ベトナム独立を志す若者の中にも、ベトミンの闘争が中国・ソ連からの支援に依存している以上、フランスに勝利したとしてもこれらの国からの干渉は避けられず、ベトナムに真の平和と独立はもたらされないと考える者も多くなり、大勢の若者がベトミン政権阻止のため国軍に志願していきました。そしてピーク時の1954年1月には、ベトナム国軍の総兵力は20万人に達し、ベトミン掃討を目指すフランス連合軍の主力として大きな役割を担いました。
しかし戦いはベトミン軍の勝利に終わり、ベトミンとフランスがジュネーヴ協定を締結した事で、ベトナム国は領土の北半分を失う結果となりました。そして北ベトナムを支配したホー・チ・ミン政権は、その後もベトナム国/ベトナム共和国政府の解体を目指し南ベトナム解放民族戦線を介した政府関係者・一般市民へのテロ攻撃と、周辺国への軍事侵攻を推し進めていきます。(=ベトナム戦争)
ベトナム共産党は現在でもこの坑仏戦争を、植民地からの解放を成し遂げた英雄的偉業と規定しており、その栄光と犠牲の物語を国内の求心力維持にフル活用しています。しかしその偉業の影には、帝国主義と過激な民族主義の板ばさみの中で祖国の行く末を案じ、あえてフランスと協調する道を選んだベトナム人も大勢いた事を忘れてはならないでしょう。
『忘れられた物語: インドシナ降下兵』 (ドキュメンタリー番組『トリコロールの帝国』より)
フランス ノジャン・シュル・マルヌのベトナム兵記念碑で毎年11月2日に行われる戦没者追悼式典

ノジャン・シュル・マルヌの記念碑にはこう記されています。
天歐赫義越───ベトナム義士欧州の天に輝く
2015年03月30日
インドシナ半島の諸民族と歴代勢力
僕がベトナム戦争コスプレを集め始めた当初は米軍LRRPのつもりで装備を集めてましたが、周りから「どう見てもヤードor南ベ」と言われまくったせいで、だんだん興味がベトナム人や少数民族の方に移っていきました。
また今思えば、歴史趣味の観点から見ても、20世紀後半最大の戦争であるベトナム戦争は(当然の事ながら)インドシナ半島の人々を中心に発生しており、彼らを知ることはあの戦争を学ぶ上で避けては通れない道でした。
(つまり僕の中では、第2次大戦を学ぶ上でナチス・ドイツを調べるってくらいオーソドックスな事をしているつもり。)
そんな中、最近ベトナムの少数民族に興味があるという声を(極少数w)頂くので、自分用に作った表を公開してみます。
この表は少数民族に限らず、マジョリティーも含めたインドシナ半島に住む民族と歴代の勢力のまとめです。(ただしミャンマーやマレーシアを含めると書ききれないので、インドシナ戦争に関った人々限定)
こうしてまとめてみると、あの地域の歴史の奥深さを感じるのと同時に、何年経っても争い絶えない怨恨の根深さも垣間見れました・・・
付け焼刃な知識なもので、もしかしたら間違ってる部分もあるかも。

(↑クリックで拡大)
続きを読むPosted by 森泉大河 at
15:52
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│【ベトナム共和国軍】│【インドシナ少数民族】│【ラオス】│【カンボジア】│DSCĐ/CIDG計画│少数民族の歴史・文化│【タイ】
2014年12月29日
今年入手したもの
※2019年11月24日訂正
※2021年12月12日更新
うちのブログはなんかウンチクばかりで、手持ちの軍装品の写真を載せるのをすっかり忘れていたので、年末という事でまとめて書いてみます。
まず今年最もテンション上がったアイテムと言えば、既にこのブログで何度も取り上げていますが、これです!

待ちに待ったベトナム軍2ポケット作戦軍服のリプロが販売されました!!
もう米軍ユーティリティ代用でお茶を濁す必要は無いのです!

フランス軍タイプキャンバスブーツ(リプロ)
ブーツの改造ポイントについては過去記事『MVCキャンプ&撮影会 その2』をご覧下さい。
※ステマじゃないですよ(笑) けど良い物を作ってくれる業者さんは一趣味人として応援したいです
ベトナム軍/インドシナ諸国 日本韓国製キャンバスブーツ
上は代用品でしたが、こっちは資料用に入手した実物。
詳細は過去記事『キャンバスブーツ』参照
警察迷彩ジャケットとしては一般的な、米軍M51フィールドジャケット風の服。
なぜか日本ではこの迷彩が『レオパルド』と呼ばれてるけど、欧米のコレクター界ではレオパルドは『ベオギュン(ベオガム)』を指す言葉ですよね。
この迷彩は見ての通り、まんまミッチェルの茶色側(クラウド)のコピーであり、ベオギュンとは無関係。欧米では『ナショナルポリス』または『クラウド』と呼ばれてます。
まぁ、それも戦後のマニアが名付けたものなので、どれが正しいなんて無いんだけど。
じゃあこの迷彩の本当(ベトナム語)の名前は?と言うと・・・僕もまだ未確認。
現在はベトナム語で『Mây』と表記される事もありますが、これは英語の『Cloud(雲)』を翻訳しただけで、当時使われてた本来の名称とは言えないし。
ベトナム軍4ポケット作戦軍服
先輩コレクターからいただいた物。
本当は4ポケットだったけど、おそらく「4ポケットは売れない」という理由でどこかの商売人に下のポケットを取られてしまった哀れな服。
背中側のウエスト調整フラップが、かろうじて4ポケットだった事を物語っている。
フランス/インドシナ諸国軍 TAP M47/53降下ジャケット
ベトナム軍トゥドゥック歩兵学校ベレー
僕は士官学校が好きなので、前々からトゥドゥック歩兵学校(予備士官学校)関連のアイテムを集めてました。
次は制帽と長袖チノの常勤服を揃えたいです。そしていつかは憧れのパレード服を!
トゥドゥック歩兵学校に関する詳細は過去記事『陸軍予備士官候補生(SVSQTB)』参照
ベトナム軍軍犬隊腕章
詳細は過去記事『ヘルメットと腕章』参照
ベトナム軍装甲騎兵隊ベレー・下士官用(リプロ)
今年ヤフオクに何度か出品されてたこのレプリカベレーシリーズ、出所不明ながら、けっこう出来が良いんです。
ベトナム製でもけっこうダメダメな物は多いですが、これは誰かちゃんとしたマニアの人が監修してますね。
しかもバリエーションも豊富で、装甲騎兵の下士官・将校用ならまだしも、プレス製の兵用ベレー章まで用意されてるんだからビックリ。
いい買い物しました。
タイ軍TCU風迷彩ジャケット
この服はタイ軍リーフ生地で作られた、いい具合に怪しいTCU風テーラーメイドジャケット。
なにげタイって第2次インドシナ戦争、そして冷戦期の東南アジアのパワーバランスに深く関与していた国なので、最近一気に興味が沸いてきました。
このタイ軍リーフの服は、TCUスタイルは写真では未確認だけど、正規のタイ軍戦闘服スタイルだとこんな感じ。
まぁベトナムやラオス派遣タイ軍SFなら、普通にTCUスタイル仕立てて着てると思います。
パッと見ブラウンリーフっぽいですが、手にとってよく見ると微妙にグリーン系の色合いなんです。
元々米軍の生地ではないので、グリーンなのかブラウンなのかなんて悩むだけ無駄かもしれませんが。
ラオス軍空挺ベレー章(リプロ)

比較的最近作られたリプロです。近々ラオス軍のモン族コマンド部隊のコスプレしようと目論んでます。
ラオス軍の空挺部隊は、フランス軍植民地空挺大隊が育成した組織なので、ベレー章も当時のフランス軍空挺部隊のデザインを踏襲しています。※植民地空挺大隊は第1次インドシナ戦争後に海兵空挺歩兵連隊に改編され、ベレー章のデザインも変更されています。
しかし大きく異なるのが、握られている剣。本家フランス軍では、このベレー章は『サン・ミシェル(聖ミカエル)の剣』を表していますが、ラオス軍ではこの剣が、ラオス王家の紋章であるトリシューラ(三叉戟)になっています。超カッコイイー!!
メーカー不明ザーコップ迷彩ベレー(リプロ)

マイクフォースでよく使われてるローカルメイドのタイガーのベレー。
ヤフオクで新品で買いましたが、いったいどこの業者が作った生地なのかさっぱり分かりません。色や作りはいい感じです。
詳しい人に聞いて回ったら、某業者の試作段階の生地がゴニョゴニョされたものでは?等の憶測に行き着きました(笑)
日本製ファーストエイドポーチ風な何か(リプロ?)
僕が愛して止まない、笠敏商店にぶら下がってる謎装備シリーズの一つ。
普通、あんなの誰が買うんだよって思いますよね。
でも急に欲しくなったので、僕が在庫全て買い占めました。
こんな感じにして使ってます。

ちなみに、この時はピストルベルトもキャンティーンケースも日本製。
年々米国製装備の比率が下がってきております。
最後に、今年描いたイラストまとめ

それでは皆さん、良いお年を!
2014年11月15日
タイ軍の友達
以前、ベトナム戦争時代に生まれたタイ料理について教えてくれた絵描き・ミリタリー趣味友達であり、現役タイ軍兵士でもあるSさんが、僕の『ラオス王国軍モン族SGUとタイ国境警備警察PARU』のイラストを見て、またいろいろ教えてくれました。

ラオス内戦について
PARU(警察航空支援隊)は、タイ警察の準軍事部門である国境警備警察の特殊部隊だよ。同じ警察でも、バンコク首都警察等とは全く別の組織なんだ。もし興味があったらこれを見て。
『タイガースカウト』 ラオス派遣タイ秘密任務部隊:匿名333部隊
彼らタイ義勇部隊は認識票を身に付けなかったんだ。なぜならラオスへの派遣は非公式なものであり、捕虜になった場合も最後まで秘密を守らなくてはならなかったから。
だから彼らは皆、本名ではなくコードネームを使っていんだ。(そのため匿名333部隊と呼ばれる)
これは※リマ・サイト85に駐屯したPARU隊員だちだよ。

【リマ・サイト85】
アメリカ空軍およびCIAが同盟国であるラオス王国北部のフアパン県の山岳地帯に設置したレーダー・無線中継施設。
GPSが無かった当時、北ベトナムやラオスへの長距離空爆にはこのような地上電波誘導施設が必要不可欠であり、その防衛任務をモン族SGUと軍事顧問のPARUが担った。
1968年3月、ラオスに侵攻した北ベトナム軍の総攻撃を受けて守備部隊は全滅した。
続きを読む2014年10月16日
2014年08月14日
恋するモン族~Boy meets girl~
以前の記事で紹介しましたが、現在僕は『メコンに死す』という本を読み進んでいるところです。
メコンに死す―インドシナ戦争の裏面を語るノンフィクション・ノベル (アジアの現代文学 7 タイ)
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ピリヤ・パナースワン
めこん
売り上げランキング: 894,891
めこん
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この本はラオス内戦当時からモン族難民の支援に当たってきたタイ人作家が、彼らの証言を基に再構成した物語です。
物語は内戦の最中の1960年から始まり、パテート・ラーオ(ラオス愛国戦線)指揮下の共産モン族軍に父親を殺されたモン族の少年が、兄と共にヴァン・パオ将軍率いる右派モン族軍※に入隊し、パテート・ラーオや北ベトナム軍、そして同族の共産モン族との戦いに身を投じていくというストーリーです。
(※ラオス王国軍内におけるラオス人部隊の規模・戦意は低く、右派モン族が事実上の政府軍主力部隊だった)
右派モン族を主軸としたお話ですが、敵である共産モン族側の内情も描かれており、内戦に勝った側の共産モン族すら迫害されるという歴史上の結末を考えると、彼らモン族の過酷な運命がより鮮明に感じられます。
第1次~第2次インドシナ戦争におけるモン族とフランス、アメリカ軍との関係は過去記事『モン族を想って』を参照
でも、僕は本を読むのが遅いので、まだ半分くらいまでしか読み進んでいません。1960年から始まって、今ようやく1964年です。
この年、19歳になった主人公のリー・トゥー兵長は休暇で家族の住む村※に戻った際、かねてより恋心を抱いていた少女マイ・トーに求婚します。
(※生まれ故郷は少年時代の1960年にパテート・ラーオ軍の砲撃で集落全体が焼き払われ、生き残った住民全員で移住した山中に村を新設し、そこに家族や幼馴染も住んでいる)
このモン族の若者の恋が、頭の中が戦争のことばかりの僕にはすごく新鮮に感じられました。
なので今回は、どんな時代であっても変わらない人間の普遍的な営み、モン族の恋愛事情について、この本から抜粋・まとめてみました。
続きを読む2014年07月09日
最近買った本
メコンに死す
ピリヤ・パナースワン (著), 桜田 育夫 (翻訳)

1975年、ラオスは長年に及ぶ内戦の末に、王政を廃止、共和制に移行した。このラオス革命の陰には、右派と左派に引き裂かれ、それぞれに利用されたあげく、大量の難民となって国外に脱出せざるをえなかったモン族(メオ族)の悲劇があった。本書は、このインドシナ戦争の影の部分を克明に描いたドキュメンタリー・ノベルで、ヴァン・パオ将軍やプーマ首相など実在の人物も登場する異色作である。著者は米国の援助機関や難民キャンプでモン族の人たちと長い付き合いがあったタイ人ライター。口絵にはモンの日常風景、主要政治家などの写真を配し、資料的にも貴重である。
続きを読む(Amazon内容紹介より)
2014年02月15日
メコンの亡国
だいぶ前に描いたイラストですが、70年代前半におけるインドシナ親米三国(ラオス・南ベトナム・カンボジア)の陸軍将校の制服(勤務服)です。
これら三ヶ国の軍隊はもともと、第1次インドシナ戦争中の1949年に、インドシナに駐屯したフランス陸軍の植民地部隊から(形式的に)独立した国軍でした。独立後もこの三国はフランス連合の一員として、フランス軍の指揮下で1954年まで戦っていきます。(一部では1956年まで戦闘継続)
なので、制服や階級はもとより、軍の組織自体がフランス軍をベースとしたものでした。しかし面白いのが、これらフランス連合国の制服はそれぞれフランス軍のデザインを継承しながらも、見ての通り明らかにフランス軍とは異なるオリジナリティある制服になっていました。

2014年02月12日
ベトナム人民軍の南ベ復古?
僕はベトナム人民軍については門外漢なので、今までまともに調べた事なかったのですが、友人が面白い発見をしたのでご紹介します。

続きを読む※画像は海外サイトで拾ったもので、僕の所有物ではありません。
まず、現在のベトナム人民軍では、陸軍から民兵組織まで、リーフ系迷彩の戦闘服が広く使われているようです。
中には、米軍が開発し南ベトナム軍(ベトナム共和国軍)で広く用いられた低地用ERDL迷彩(グリーンリーフ)にそっくりな色合いのリーフもあります。

2014年02月05日
よく聞く歌&ラオス
唐突に、いつもパソコンやってる時に聞いている歌の再生回数トップ10
今のパソコンはまだ1年ちょっとしか使ってないので、前のノーパソで聞いてた分も含めると順位変わってくると思うけど、確かめようが無いので、この1年ほどでの集計結果です。
第10位(22回) 奥井雅美/Birth
2013年12月27日
CEFEO空挺部隊
南ベトナム軍を調べていると、必然的にその前身であるフランス軍に興味が沸いてきます。

続きを読む中でも第1次インドシナ戦争時代の空挺部隊(Troupes Aéroportées)が超カッコいいんですわ。

しかしフランス軍の空挺部隊って、なんか部隊名がコロコロ変わってて、どういう組織だったのか全体像が分かりにくかったんです。
なので今回は、第1次インドシナ戦争でベトミン軍と戦ったCEFEO(極東フランス遠征軍団)の空挺部隊の変遷をまとめてみました。
Posted by 森泉大河 at
01:36
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