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2021年06月13日

DIY 20丁掛ライフルスタンド

これまで僕は手持ちのトイガンを物置の中に適当に立て掛けていたのですが、そのせいで銃が重なり合ってて奥の物が取り出し辛かったり、また倒れてプラの部品が壊れたりしていたので、さすがにもうライフルスタンドを買うしかないと思っていました。
そこで市販品を探してみたのですが、現時点で銃が14丁あるので、収納するには少なくとも7丁掛けを2台、もしくは5丁掛けを3台買う必要がありました。
さらに部屋も物置も手狭なので、できれば縦2段の省スペースなものが欲しかったのですが、最低14丁載せられて2段設計のライフルスタンドというのは、あいにく見つかりませんでした。

そこで僕の自作スイッチ発動。
構想1週間、作業半日で作りました。材料費は4000円強です。



上下2段とは言え、下段の銃を床面に置いてしまえば、荷重は上段の分しかかからないので、突っ張り棒式でも行けるだろうという算段です。

これにライフルスタンドとして使えるよう改造を施しました。
まずは銃を立てるための仕切り。これが一番悩みました。



結局行きついたのが、40mm幅の目玉クリップに、15mm幅の木の板をホットボンドで接着しただけのもの。
クリップを使えば銃の幅に合わせて仕切りを自由に配置出来るので、それ自体は我ながら名案だと思ったのですが、仕切りの棒との接合方法に悩みました。
強度的にはクリップに2カ所穴を開けて棒をネジ止めするのが一番良さそうですが、数が多いので、出来るだけ楽な方法を模索した結果、ついホットボンドに走ってしまいました。
なので強度には少し不安が残りますが、基本的に銃の荷重は立て掛けているラックのパイプ側に掛かっており、仕切りはあくまで銃が横に倒れないよう添えてあるだけなので、今のところ機能に問題はありません。もし今後壊れるようなら、あらためてネジ止めにしようと思います。


次に上段のラックの補強です。
こちらは、そのままでは銃の重さに耐えられそうも無いので、金具を追加しました。


こうする事で強度は十分でましたが、スタンド自体が突っ張り棒式なので、重心が高いと地震等で倒れる危険がある為、上段に載せるのは軽い銃だけにしてきます。
なのでこのライフルスタンドは、寸法的には20丁くらい掛けられますが、上段にもフルで載せるならば、パイプ上部を天井にネジで固定するなど転倒防止の対策が必要です。


最後に転倒防止のチェーンを設置。これは半分飾りのようなものです。



ラックにフックを付けて、100均で売ってたチェーンを掛けただけです。
本当はチェーンを銃のトリガーガードに通してやれば、博物館の収蔵品みたいでカッコいいのですが、銃を出し入れする度にチェーンを通し直すのは面倒臭いのでやめました。


以上が改造ポイントになります。
かなり予算をケチって作った割には、我ながら見栄えの良い物が出来たと思います。
  


Posted by 森泉大河 at 13:11Comments(0)銃器自作グッズ

2021年05月01日

AR-15モデル601完成


【前記事】


最後に残っていた改造箇所を片付けました。


エジェクションポートカバー

もともとJACのエジェクションポートカバーはAR-15第2・第3世代(つまりM16/XM16E1からM16A1シリーズ)の形状をとても良く再現しているのですが、今回はこれをプラ棒等で、もっと古い第1世代の形状に改造しました。

改造前、改造後


ちょっと接着剤の跡が汚くなってしまいました・・・



マガジンリリース

これもセレーションが水平になっている第1世代タイプに改造。


元からある円形のセレーションを削り落とし、パテで水平の溝を作成

改造前、改造後


う~ん、やはりセレーションは難しい。
でも細かい部分を気にしだすとキリがないので、ひとまずこれで完了とします。


レシーバーピボットピン


ジャンク箱に入っていた、中がメスネジになっている謎のボルトをベースに改造。
第2世代以降が備えている脱落防止のピンを内蔵したエジェクションポート下のリブが第1世代のレシーバーには無いので、第1世代の脱落防止機構はピボットピン側に付いています。
しかし、それを再現するのは大変なので、ピンの太さをレシーバー側の穴の径ギリギリにして圧入する事で簡単には落ちないようにしました。

改造前、改造後



こうしてついに、全ての改造が完了しました・・・

これが我が家のコルト・アーマライトAR-15(モデル601)


刻印はいじってないし、僕の工作技術も未熟なため、まだ完璧とは程遠いものの、なんとか形になりました。
当面はこの状態で使うつもりですが、もしかしたらそのうち我慢できなくなって刻印も打ち直す事になるかも。でもその時はちゃんと業者に頼みます。


モデル601とベトナム軍

そもそも僕がモデル601を作った動機は、この銃がコルトによって製造された最初のAR-15であるという銃器マニア的な興味に加えて、ベトナム共和国軍マニアとしても長年渇望していた銃だったからであります。
AR-15モデル601は1960年にアメリカ空軍に採用され、さらにその後ベトナムにおいて米陸軍特殊部隊が実地テストを行った事は広く知られています。
しかし実はその陰で、1961年から1962年にかけて約1,000丁のモデル601が軍事支援物資としてアメリカからベトナム共和国軍に供与されていました。
当時、東南アジアにおける共産主義勢力の排除を目的とした限定的非対称戦争『プロジェクト・アージル(Project AGILE)』を実行していたアメリカ国防総省ARPA(高等研究計画局)は、軽量・高威力を両立しているAR-15(モデル601)は従来の米軍火器よりも体格の小柄なベトナム人兵士に適していると考え、コルトに対し新たにモデル601発注、1962年に計965丁のモデル601と5.56mm弾薬55万発をベトナム軍の各部隊に供与しました。

モデル601ベトナム軍における配備先】
空挺旅団 390
CIGD 125
第7歩兵師団 100
レンジャー部隊 100
海兵隊 100
特殊部隊 100
第5歩兵師団 40
(出典:Black Rifle: M16 Retrospective, R.Blake Stevens, Edward C. Ezell, 1992)

こうして米軍はモデル601を空軍基地の地上警備および特殊部隊による小規模なテストでしか使用しなかった一方、ベトナム軍はAR-15という銃を初めて実戦で本格的に運用した組織となりました。

▲AR-15モデル601とベトナム陸軍空挺旅団の兵士(1960年代前半撮影)

それから2年後の1964年、アメリカ陸軍および海兵隊はようやく重い腰を上げてAR-15(モデル603 1964年型)を『XM16E1』として試験採用。翌65年からベトナム派遣部隊に大々的に配備していきます。
その一方でベトナム軍へのAR-15の供与は1962年分で一旦打ち切られており、新型のXM16E1が配備されるのは米軍から2年遅れの1967年となりました。
なおXM16E1の改良型として1967年に制式採用された『M16A1』(モデル603 1967年型)の配備はアメリカ・ベトナム両軍共に順調に進められ、米軍での採用翌年の1968年初頭にはベトナム軍でも、一線級部隊の主力小火器はM16A1に置き換わりました。
  


2021年04月29日

モデル601その3

【これまでのお話】
モデル601の進捗


マガジン

前回、形状修正までやったので、塗装に向けてサーフェイサーを吹きました。


白い成形色装状態では分かりませんでしたが、サフを吹くと表面の粗さが目立ちます。
これはナイロンを素材にした以上避けられないと分かっていたので、対策は考えてあります。



全体に溶きパテを厚めに筆塗り。その後サンドペーパーで、ひたすら研磨。
表面が滑らかになったらエアブラシで塗装します。



まず下地に、ボルトキャリアを塗ったのと同じMr.スーパーメタリック2を塗布。
その上にあえて新品っぽく見えるよう、薄くセミグロスブラックを吹いてみました。
(ワッフルマガジンは使っているアルミ合金の種類が違うのか、普及型マガジンのように黄色く変色している例は見ない気がします。)
よく見ると細かい傷が沢山あるけど、最初のコンクリートブロック状態と比べたら、だいぶ金属っぽくなりました。


このマガジンは一応、側面のリブだけでなく、底面も極初期のAR-15のものを再現したつもりです。
上から自作品、実物初期型、実物普及型


しかし底面は特に3Dプリンターによる成形時の角度の問題で積層跡が大きく、溶きパテ+サンドペーパーをもってしても細かい部分をきれいに仕上げる事は出来ませんでした。



チャージングハンドル


さて最後に残った大物、チャージングハンドルです。
これは形を作るだけなら簡単なものの、強度を保つためにオリジナルのダイキャスト製ハンドルと3D出力した物とを合体させニコイチにしよう思案していました。
(後になって、ナイロンなら十分強度があるのでニコイチにせずとも大丈夫ったっと分かりましたが・・・)

そのため、3Dプリンターのデータはこのような形状にしました。

 


ダイキャスト製ハンドルからハンドル部分を切除し、ロッド部分のみを新造ハンドルに移植します。
外からは見えませんが、内部にはハンドルをロックするためのスプリングをはめる穴やスリットがある関係上、どうしてもこんな形状でしか接合できませんでした。
しかしデコガンとは言えチャージングハンドルは引く度に力が掛かる部分なので、金属にも対応している瞬間接着剤アロンアルフア  プロ用耐衝撃』を使ってガチガチに固めました。
あとはマガジンと同じように溶きパテとサンドペーパーで表面を滑らかにして塗装。



こんな感じになりました。うん、悪くないと思います。


これにて大きな部品は終了。
あとは小物を何点か作っていきます。
  


Posted by 森泉大河 at 15:40Comments(0)【アメリカ】銃器1954-1975自作グッズ

2021年04月23日

今週の601

前記事『モデル601の進捗』


ボルトキャリア

エジェクションポートから見えてる部分の塗装をワイヤーブラシではがし、ボルトフォアードアシストのラチェットの切り欠き、その他開口部分をパテで埋める。
これにサーフェイサー→Mr.カラー ブラック(黒)→Mr.スーパーメタリック2 スーパークロームシルバーをエアブラシで塗装。

改造前のJAC M16A1(モデル603)と改造後の比較


スーパーメタリックすごい!こんなにリアルな金属感でるんだ。これは大成功!



ボルトキャッチ

当初はボルトキャッチは3Dプリンターで作ろうと思っていましたが、JACの改造でも大した手間では無さそうだったので、手作りしました。

第3世代(モデル603/604)タイプのボルトキャッチをベースに、ボルトキャリアを手動で止めるための下側のでっぱりを切り落とし、パテで肉盛りし、手作業でセレーションを彫る。
一回目はパテで延長すべき部分の長さが足りなかったり、セレーションがかなり歪になったのでボツ。パテ部分を全部取ってやり直し、2回目でなんとか形になりました。

左から改造前、改造後、実物


セレーションはアップで見るとまだとちょっと歪んでいますが、やり直しても手作業ではこれ以上精密には作れなそうなので、許容範囲とします。
あ、よく見たら、実物ってボルトキャッチの下側のレシーバーに窪みがあるんだ。これは見なかった事にしたいな・・・



マガジン

自分でデータ作成し、DMM.makeに3Dプリントを注文していたワッフルマガジンが届きました。

塗装前に取り付けチェック。うん、マガジンキャッチの穴の位置もばっちり。ウエ~イ!
と思ったら、なんか横リブの位置がおかしい。あれれ?
改めて寸法を測り直したら、なんと3Dデータを作る際に採寸したJAC製マガジン自体がもとから、装着した際に実銃よりも11mmほど長くレシーバーから出ている事が分かりました。
しかし横リブの位置は実銃の位置に合わせて作ってあるので、そこにズレが生じてしまったのです。
横リブの無いマガジンなら気になりませんでしたが、ワッフルマガジンだと11mmの差は大きく、違和感が出てしまっています。
しかたないので手作業で修正。せっかく3Dプリンター使ったのに~(泣)

マガジンの長さ(正確にはレシーバーからの飛び出し長)を実銃に合わすため、JACサイズに作ったマガジンの上部を11mm切除して短縮。マガジンキャッチの穴も手作業で開け直します。

修正完了。微妙な違いだけど、やはりこうして並べてみると雰囲気が違う事が分かります。

そうしたところで、今回はここまで。
なんとかゴールが見えてきました。
  


Posted by 森泉大河 at 20:24Comments(0)【アメリカ】銃器1954-1975自作グッズ

2021年04月12日

モデル601の進捗

ちびちびと進めてます。

ストックにあるガスホースの穴をエポキシパテで埋める。


樹脂パーツを食器洗剤で洗ったら、クレオスのMr.マホガニーサーフェイサーで下地処理。


601特有のダークグリーン色で塗装。
塗料はMr.カラーのC302/グリーン FS34092をベースに、オリーブドラブ(2)や基本色のグリーン、ブラックを足して調色しました。
樹脂パーツの色は写真にによって色味がかなり違って見えるので、自分がイメージする色を作りました。
僕の中では、あの色は普通のオリーブドラブよりもかなりグリーンの色味が強いイメージです。
最後にMr.スーパークリアー 半光沢で表面仕上げして完成。


まだ自作しなくてはならないパーツがいくつかありますが、だいぶ形になってきたので、仮組みしてやる気を出していきます。
現状ではこんな感じ。


601フラッシュハイダーは、G&P製の物の段差の谷部分にイモネジを立ててJACのバレルにで無理やり装着してます。


レシーバーはJAC M16A1の樹脂製レシーバーをAR-15第1世代型レシーバーに改造したもの。(前オーナーによる改造)



ストックも前オーナーがJAC製ストックに可動式スリングスイベルを取り付けたもの。


その他のパーツは3Dプリンターで作る予定です。

横リブの入った"ワッフルマガジン"は、JACのレシーバーに挿せるようにJAC製マガジンの寸法で作成。
すでにデータは完成しているので、他のパーツのデータが出来たら一緒に出力します。


チャージングハンドルは、取っ手部分の形状はすでに出来上がっていますが、エジェクションポートカバーを開ける*ためにはある程度強度が必要であり、できればその部分だけJACの金属製チャージングハンドルと合体させたいので、ニコイチにする方法を検討中です。
※ベースにしたJACガスガンはブローバック式ではないので、チャージングハンドルを引いてもボルトキャリアは動かないが、エジェクションポートカバーは開く。
  


Posted by 森泉大河 at 11:46Comments(0)【アメリカ】銃器1954-1975自作グッズ

2021年03月20日

手榴弾ディテイルアップ、と言うか悪あがき

最初からちゃんとしたレプリカを買えば済む話なのですが、ケチって安く済ませようとしたばかりに、手持ちのレプリカ手榴弾の形状・塗装に満足できず、結局自分で手を加えて少しでもリアルに見えるよう誤魔化し(悪あがき)する羽目になっています。

その1 G&G製M18スモークグレネード

G&G製M18金属製かつ低価格というのが魅力的ですが、いかんせん塗装がおかしい。
十歩譲ってベースのOD色が明るすぎるのに目をつぶっても、さすがに本体底面にまで色が塗ってあるのはいただけません。
なので全体をMr.カラーのオリーブドラブ(2)で塗装。(本体の白い帯のみマスキングで残しました)
上面の煙の色を示すカラーを(縁の内側のみに)再塗装しました。


本物は底面に煙の噴出穴があり、水・異物侵入防止のためにテープで穴を覆ってあります。なのでテープを貼ってしまえば実際に穴を開けなくても誤魔化せるのですが、ちょうど家にODテープの在庫が無かったので、後日買ったら貼り付けます。

また本体にプリントされるM18 SMOKE...等の文字は、ステンシルで一文字ずつ切り抜いて塗る事も可能ではあるのですが・・・面倒くさい。家庭用のプリンターでは白インクによるデカールを作ることも不可能。
という事で、この際割り切って印字は省略しました。実物も印字がかすれてほとんど見えなくなってる物も多いし。リグに付けちゃえばほとんど気にならないでしょう。


その2 TMC製M18スモークグレネード

TMC製M18は、G&Gのようにスモーク色が上面の縁の外側まで塗られているので、縁の外側のみODで塗って隠しました。
これだけでグッと雰囲気が良くなります。


本当は、本体のサイズ自体が細かったり、上面の形状が違うのですが、それを修正するのは難しいので無視しています。


その3 サンプロジェクト製M33→M67フラググレネード

貧乏装備の定番、サンプロ手榴弾型BBボトル。数を揃えるのには良いのですが、再現度は、さすがに価格相応。
特にM67(セーフティクリップが無いので正確にはM33と呼ぶべき)は、使われているヒューズ・レバーが同社のMk.IIやM26と共通なのでレバーが長過ぎて不格好でした。
なので、これまた定番改造ですが、プラスチック製の本体上部に穴を開け、M67と同型(たぶんM69訓練用手榴弾)の実物ヒューズ・レバー一式を無理やりねじ込んで装着。レバーは訓練用の青色だったのでOD色に塗装してあります。
あと本体は、如何にもプラスチックと言う感じにテカっていたので、800番のサンドペーパーで表面を荒らしてつや消ししました。


雰囲気はかなり良くなりました。なお、こちらも印字は省略します。


その4 サンプロジェクト製Mk.IIおよびM26フラググレネード

実物ヒューズもそんなに安くはないので、レバーの形状がそこまで変ではないMk.IIとM26に関しては、レバーの色をODに塗っただけで、そのまま使用しています。
ただしセーフティーピン&リングは、他の実物手榴弾(機種不明)のものに変えてあります。リングを太くするだけで、雰囲気はだいぶ違って見えます。


大してディテールアップしてないので単体で見るとショボいですが、グレネードアダプター(左がM1、右がM1A2)に装着する事で全体的に迫力が出で、細かい部分など気にならなくなる・・・はず。
そして今初めて気付いたのですが、よく見たら、実物M1A2アタプターにプラスチック製のグレネードを何年も付けっ放しにしていたせいで、アダプター側の板バネの力に負けてM26の本体がベッコリへこんでます。いや~ん、恥ずかし。
  


2020年08月15日

ベトナム戦争期の56式/K-56

 ベトナム戦争中、ベトナム共産軍(人民軍・解放民族戦線)は中国から莫大な数の中国製カラシニコフ=56式自動歩槍の供与を受け、ベトナム語名称『K-56自動小銃(Súng trường tự động Kiểu 56)』の制式名で長年に渡って使用してきました。そしてその後ベトナム戦争が終結し、中国との戦争を経た現在でも、いまだに大量の中国製56式/K-56がベトナム人民軍で現役で使われています。

▲ベトナム戦争中、ベトナム共和国軍が共産軍から押収した56式自動歩槍の山(看板の文字は『中共自動小銃K-56の意)

 ところで、中国製の56式自動歩槍には、大きく分けて2つの世代がある事が知られています。一つは、ソ連製AK-47(III型の面影を強く残す切削加工レシーバーの前期型。もう一つが、ソ連がAK-47の改良型であるAKMを開発した事に伴い、それに倣ってレシーバーをAKM風のプレス加工にした後期型です。この後期型56式が登場したのは1960年代中頃と言われていますが、正確な時期は分かりませんでした。

56式自動歩槍前期型(上)と後期型(下)の比較


 ここで僕が前々から気になっていたのが、この後期型56式もベトナム戦争で使われたのか?という点です。最初に述べたように、56式は延べ数十万丁が中国からベトナム共産軍に供与されているため、戦後に撮られた写真には、後期型56式の使用例がいくらでも見られます。

後期型56式を構えるベトナム人民軍兵士(写真:Báo Lao Động)

 しかし、ベトナム戦争が終結する1975年より前の写真では、僕が確認している限り共産軍の使用している56式は前期型だけであり、後期型の使用例は一例も見た事がありません。後期型が登場したのが1960年代中頃だとするなら、時期的には後期型もベトナムに送られていて当然のような気がしますが、不思議な事にそういった例は今のところ確認できていません。
 これは私の推測ですが、もしかしたら当時中国は自軍の56式を旧型(前期型)から新型(後期型)へと置き換えている最中であり、これによって余剰となったお古の前期型56式をベトナム共産軍に援助物資として送っていたのではないでしょうか?56式には、あの特徴的な銃剣をオミットした輸出型も存在していますが、ベトナム共産軍に供与された56式の大半は輸出型ではなくスタンダードな中国軍モデルなのも、これらが最初からベトナムへ供与するために製造されたのではなく、中国軍のお下がりだったからなのかもしれません。
 また銃と同様に、56式用のマガジンポーチ(弹匣袋)も、ベトナム戦争中における使用例は金属製コキカンを備える初期型しか僕は確認できていないので、これもベトナム向けに製造されたのではなく、中国軍のお下がりだったのかもしれません。
 まるで兄の服のお下がりが弟にまわってくるような話ですが、実際中国共産党とベトナム労働党(現共産党)は第2次大戦中から兄弟政党みたいなものなので、さもありな話です。
 また中国以外も同様で、元々ろくな産業の無い北ベトナムや、反政府ゲリラである解放戦線の資金力など微々たるものなので、本来ならベトナム共産軍には、アメリカを相手に15年も戦争を続けられるような国力・経済力はありませんでした。しかしそれでも戦争を行えたのは、ベトナム共産軍が東西冷戦を背景とした対米代理戦争の実行役となった事で、ソ連を中心とする世界の共産陣営が兵器や物資をじゃんじゃん支援してくれたからでした。


うちのトイガン

 近年リアルソードやガーダーから56式自動歩槍の電動ガンが発売されていますが、残念ながらこれらは後期型を再現したモデルであり、上記の通りベトナム戦争期の時代設定で使うには根拠が乏しいと思っています。なので僕は東京マルイのスタンダードAK-47に、56式コンバージョンキット(メーカー失念)のバレル・フロントサイトのみを組み込んで前期型56式を再現した物を使っています。またハンドガードとグリップは木製、レシーバーも金属製に変えてありますが、刻印までは再現していません。
 なおNKTやLLĐBといったベトナム共和国軍特殊部隊では、兵士の外見や銃の発砲音を共産軍のように偽装するため、敵から鹵獲したAK-47や56式が多数使用されましたが、こういった部隊では56式に搭載されているスパイクバイヨネットは不要と見做され取り外されている場合が多いので、うちの56式もバイヨネットは外してあります。

▲うちの初期型56式風電動ガン

バイヨネットが取り外された初期型56式を使用するNKTコマンド雷虎SCU (MACSOG Ops-35 C&C部隊)隊員



まとめ?

 これだけ書いておいて言うのもなんですが、ベトナム戦争では共産軍・米越政府軍ともに、ソ連製AK-47(あるいはほとんど同じ外見の北朝鮮製58式自動歩槍等)もかなり多数使っているので、実は56式を使う事にこだわる必要など全く無く、むしろ無理やり後期型の56式を使うくらいなら、市販のAK-47をそのまま使った方が考証的にはよっぽど正しいという点を申し添えさせて頂きます。
  


2020年06月15日

週末の工作

再度、70年代迷彩ヘルメットの再現にチャレンジ中。

以前『ヘルメット塗装の実験』で塗ったレンジャーのヘルメットは、スモークの効果を試す役割を終えたので、再度実験台になってもらいます。


ペイントリムーバーで塗装全落とし。水性の塗料はがしなのでお風呂場でやっちゃいました。

 
下地が結構強力で完全には落ちなかったけど、上から塗り直しするので問題ありません。


今回はプラモデル用の塗料ではなく、当時と同じようにペンキで塗っていきます。
さて、どうなる事やら。


さらに同時並行で、自分用にこんなのも作っています。

前々から温めていたAR-15モデル601再現計画を本格始動。
(上の写真はオリジナルのコルト製ではなく、Brownells社製の5.56mmNATO対応版リプロ実銃)
いろいろ自作しなくてはならない部品が多いですが、今の時代は無料の3D制作ソフトでデータを作って、DMMの3Dプリンターで出力できるそうなので、重い腰を上げて制作をスタートしました。
こういう外観上の部品だけでなく、既製品のフラッシュハイダーを取り付けるためのスペーサーなど細かいワンオフの部品も、自分で設計して1,000円以下で作れましたから、スクラッチの敷居がだいぶ低くなりましたね。
  


2020年04月08日

インドシナのショットガン

 Pan American Airwaysさんの記事『米軍のコンバットショットガン』に触発され、僕もベトナム戦争/第2次インドシナ戦争中アメリカの援助を受けていたインドシナ諸国の政府軍におけるショットガンの使用状況について記事にしてみました。ただし文献による裏付けは無いので、この記事はあくまで僕がこれまで集めた写真・映像資料の中にあった使用例、およびそれから推察した内容になります。

 まず、ベトナムを始め、インドシナ諸国におけるショットガンの使用例は極めて少ないです。どのくらい少ないかと言うと、僕がパソコンに保存してある第2次インドシナ戦争期の写真・動画、約3万点の中で、ショットガンが写っているものは、この記事に挙げた写真3枚+動画1個だけでした。今後も探し続ければ多少は使用例が見つかるかも知れませんが、それでもかな~り稀であったことは間違いありません。
 以下、そんな超スーパーレア兵器『ショットガン』の写真・映像です。


ベトナム

▲ウィンチェスター モデル1897トレンチ
『トレンチガン』として有名な、第1次大戦期に導入された米軍制式12ゲージショットガンの一つです。
使用者は軍装から、陸軍歩兵部隊もしくは地方軍と思われますが、詳細は不明です。


▲レミントン モデル870?
地方軍とされる写真の中に、モデル870らしきショットガンを持った兵士が一人写っていました。
モデル870が米軍で正式採用されるのは海兵隊仕様の"Mark 1"からであり、写真のタイプは米軍制式仕様ではない(ただし米軍での使用例はある)ので、どういった経緯でベトナム軍に渡ったのか気になります。案外、米軍をすっ飛ばしてベトナム政府がレミントン社から直接買ってたりしたりして。


▲形式不明
写真右端と左から2番目の人物がショットガンを持っていますが、ちょうど形式を見極める特徴的な部位が手とスリングで隠れていて、僕にはその種類がわかりません。知識のある方、ご意見をお待ちしております。
なお、こちらも部隊は地方軍とされています。


ラオス

▲スティーブンス モデル77E
まさかのラオス王国警察の婦人警察官の訓練の映像に、スティーブンス モデル77Eが写っていました。

最初はイサカ モデル37かと思いましたが、トリガーガードの形状からスティーブンスの方っぽいです。

▲映像:ラオス王国警察 婦人警察官学校(1964年)


 僕が把握している使用例は以上になります。ベトナム政府にはイサカ モデル37やスティーブンス モデル77Eが米軍から大量に供与されていたという記録があるようですが、不思議な事に僕はその使用例をいまだ確認できていません。
 またベトナムと言えば年がら年中反政府デモが頻発しており、その度に国家警察や軍が警備・鎮圧に出動していましたが、そういったライアット(暴徒鎮圧)任務の際に使われている装備も、盾と棍棒、銃剣を装着したライフルやカービン、そしてCSガス手榴弾であり、本来ライアットに使われるはずのショットガンがデモ鎮圧で使われている例は、一度も見たことがありません。

▼ベトナム政府軍のライアット装備の例



情報が少なすぎて、まだ確かな事は何も言えないので、今後何か進展があったら改めて記事にしたいと思います。
  


2019年09月28日

トップガン2あらすじ

「グースは、生きていた…!」

東西冷戦化、アメリカ軍で極秘に研究されていた「ユニバーサル・ソルジャー計画」には、知られざるもう一つの暗部が存在した。
それが空軍・海軍主導による統合航空電子戦開発プロジェクト、通称「ユニバーサル・エビエイター」である。
GPSやデータリンクシステムが未成熟な時代、航空戦を制する鍵は、優秀なレーダー員/ナビゲーターが有する電子・兵装戦術の知識・技能にあった。
そこでアメリカ海軍は事故死した優秀なナビゲーターの遺体を回収、蘇生させ、その脳に航空機の電子戦・兵装システムコンピュータを直接接続する事で、遠隔操作・データリンクのみならず、人間ならではの状況判断・現場対応能力までをも持つ「生きた航空管制システム」の製造を目論んだ。
そしてトップガン訓練中に死亡したグースことニック・ブラッドショウの遺体は、またとない優秀な「素材」としてユニバーサル・エビエイタープロジェクトチームによって回収され、強制的に蘇生させられた後、ユニバーサル計画のために改修された専用のF-14戦闘機の後部座席に「搭載」された。


しかし1990年代初頭、陸軍のユニバーサルソルジャー計画は、自我を取り戻した兵士の暴走事件によって(表向きは)中止された。
また海軍でも、航空機に搭載されるレーダー、コンピュータ、GPSの性能向上による生体コンピュータの必要性の低下と、スキャンダルを恐れるペンタゴン上層部の意向により、ユニバーサルエビエイター計画は破棄された。
この際、ユニバーサルエビエイター計画の使用機材、すなわちグースが搭載された機体も、秘密理に解体・廃棄された…はずであった。

しかし帝政時代にアメリカから購入したF-14を、アメリカと断交した後も自国で改修、運用し続けているイランは、アメリカが開発したF-14用「人間コンピュータ」の技術を欲した。
そしてアメリカに潜入したイランの工作員は、米海軍の廃棄機体解体施設から、グースと彼に接続された管制システム・生命維持装置を盗み出し、イランに輸送する事に成功したのだった。

一方、元々最高機密であったユニバーサルエビエイター計画は中止後、計画の存在そのものが闇に葬られ、グースの「盗難」も、それが後年行われた海軍省による監査によって発覚するまでに長い年月を要した。







(中略)


グース救出のため、複座のF/A-18Fを駆り単機でイランへの侵入を試みるマーヴェリック。
しかし後方から、別のF/A-18Fがマーヴェリック機に急接近する。

「前方を飛行する友軍機へ。貴様は軍規を犯し、政府の許可なく他国への領空侵犯を試みている。軍法会議くらいでは済まない大事だぞ」

「だから俺は、そんな馬鹿一人に、そんな大仕事を任せておく気はない。わかってるな、マーヴェリック!」

「その声は…まさか、アイスマン!?」

「懐かしい名だが、今はカザンスキー中将だ。敬語を使いやがれ」

「よお、マーヴェリック!俺もいるぜ!」

「おい、スライダーなのか?」

「俺はとっくに退役してるんだぜ。スーパーホーネットへの機種転換だって受けてねぇ。それなのにアイスマンの奴がよぉ!」

「昔の癖で、誰か後ろに居ないと背中が寒くってな。」

「これで恩給と年金がパァだ。息子夫婦になんて言い訳すりゃいいんだよ」

「俺たちは死ぬまで合衆国海軍航空隊、仲間を見捨てるチキン野郎は陸軍で糞でも燃やしてろって言ってやれ!」

「マーヴェリック、お前の後席はまだ空だ。優秀なナビが乗ってる俺の機が先行して地形追従飛行する。もたもたしてると置いていくぜ」

「おいおい、ペンタゴンの将軍様とデルタ航空の管理職コンビで、イラン本土の防空網に突っ込むって言うのか?」

「あいにく俺はまだウィングバッジを手放しちゃいないぜ。それに俺のナビは超一流だ。昨日徹夜でマニュアルを読ませたから大丈夫だよ」

「老眼鏡がねぇとコンソールもいじれねぇ。まったく情けねえぜ!」

「海軍は俺たちを止めるために兵装用GPSにロックをかけた。だから武装はINSとレーザー誘導を用意しといたぜ。ペンタゴンの将軍様をなめるなよ」

「オーケイ、間もなく敵地上レーダーレンジに入る。」

「インテークに海水吸い込むギリギリまで降りるぜ。行くぞ、マーヴェリック!グースを国に還すんだ!」

「コピー、アイスマン。追従する!」


(中略)


「ダメだ、いくらレーダーを回避しても、奴ら飛行騒音から三角測量して弾幕をはってやがる!」

「もうハーム(対地上レーダーミサイル)は使い切った。ここからは湾岸以来のクラシックな爆撃で行くしかない」

「マーヴェリック、対空火器は俺たちが抑える。貴様はフルクラムを振り切って強行着陸しろ!」

「頼んだぜ、アイスマン!スライダー!」

(敵機を振り切って最短で着陸するには、滑走路直上でギアダウン、スプリットSを行い、地面ギリギリで機首を起こしてそのままタッチダウンするしかない。こんな無茶苦茶、俺でも初めてだぜ!)

「レディ……ナウ!」

(ギアダウン!エアブレーキ・オン!)

「くそぉ…上がってくれぇぇ!!」

ドガァァァ!!!

グガガガガ!!

………

「…止まった。降りたんだ。神様…」

「グース、グースの格納庫はどこだ!?」

サブマシンガンを片手に機体から降りるマーヴェリック。

「くそ、ギアがお釈迦だ。これじゃ離陸できない」

「とにかくグースだ。グーース!!」

(中略)

撃ち合いの末、イラン空軍F-14に「移植」されたグースを見つけたマーヴェリック。

「グース、俺だ!マーヴェリックだ!わかるか!?」

「マ…マーヴェリック…?…ずいぶん老けたな」

「お前も本当はジジイだよ!国に帰って孫にiPhoneでも買ってやれ!ちゃんと新しいやつをだ。今のガキはそれ一発で、グランパ大好きって抱き着いてくるぜ!」

「???」

「とにかく今からこのペルシャ猫を飛ばすぞ。アラビア語は読めないが、たぶん昔のトムキャットとやる事は同じだろう。グースはやり方わかるか?」

「このF-14は俺と一心同体。ピトー管の温度まで直接頭の中に入ってくるんだ。パイロットの出る幕は無いかもな」

「ぬかせ。ロングビーチで夕日を見ながらビールを飲めば、お前は一生俺に感謝するぜ」

「発電機始動。部品はイランとロシア製だから、飛ぶまでに多少時間がかかるぞ」

「もう格納庫の扉が持たないぞ。早く飛ばせてくれ!」

「慌てるなよマーヴェリック。今、ガンのセーフティを解除した。ギアを出したまま射撃できるぜ。」

「さすがだ。じゃあ扉ごと吹き飛ばすとするか」

ブババババババ!!!!

「見ろ、装甲車が木っ端微塵だ。ざまぁ見やがれ」

「よし、アイドルパワーに達した。だが悠長にランウェイに移動している暇はない。格納庫から出たらすぐにバーナーをふかしてタクシーウェイ上で加速するぞ」

「グース、お前からそんな無茶苦茶が聞けるとは信じられねぇよ!」

「こっちは30年も椅子に座りっぱなしで体が鈍ってるんだ。ちょいとスポーツを楽しみたくなってね」

「筋肉痛が二日後に来るパターンだ。いや、三日後か。座席のランプが消えるまでシートルトをお締めください!」

「バーナーオン!イラン野郎、ちゃんとタクシーウェイを掃除しといてくれよ!」

ズヴァァァァァァ!!!!!

「V1...... V2........機首上げ!」

可変翼を最大に広げ、バーナー全開で急上昇するF-14。

「グース、久しぶりに海軍一のバカに操縦を任せる気分はどうだ?」

「最高さ!イラン野郎ども、機体に負荷をかけないよう上から厳命されてるから、飛んでも退屈で仕方なかったんだ」

「それは何よりだ。しかし悪いが、こっちはそろそろ限界みたいだ」

「アイスマン!?」

「こっちの機はあちこち穴だらけだ。もうペルシャ湾までもたない」

「脱出しろ、アイスマン!」

「まさか、この歳でPOWになるのは御免だぜ」

「こちらスライダー。実は俺も肺ガンでこの先長くないんだ。だから人生の最後にこのバカ騒ぎを選んだのさ」

「もう誘導火器は尽きた。あとはガン(バルカン砲)で直接対決だ。マーヴェリック機に先行して対空火器を一つでも多く潰すぞ」

「いいかマーヴェリック、貴様は必ずグースをアメリカに還すんだ!公海上まで飛べば友軍機が迎えに来る手はずになってる。それまでは何があっても引き返すな!」

「目標接近、6機、高度6000、フルクラム、敵」

「グース、イランのミサイルはよくわからない、どれを使えばいいんだ?!」

「任せておけマーヴェリック。すでに全機ロックオンした。トリガーを6回引け!」

シュバッ!シュバッ!シュバッ!


「……スプラッシュ・シックス!ターゲット全機ダウン」

「まさか」

「どうだ、バッタ物のレーダーでも俺様の力にかかればこれくらい楽勝だぜ」

「オーライ、全速でペルシャ湾まで逃げるぞ」


(中略)

「マーヴェリック、グース。そろそろお別れだ。最高のエビエイター日和だったぜ。・・・ゴッド・ブレス・アメリカ(アメリカに主の御加護を)」

「……(ガガガ)……」

「アイスマン!スライダー!」



「…12時に友軍機確認。サウジからの迎えだ」

「マーヴェリック、俺はキャロルに会ったらなんて言えばいいんだ。彼女はとっくに俺が死んだと思ってる。いや、実際死んだんだ。今さら現れても…」

「ただ、会いたかった。愛してる。それで十分だよ」

「ありがとう、マーヴェリック。…そしてアイスマン、スライダー。…最高の仲間たち」







今週、リンパ節炎になってしまい、39度の高熱にうなされながら携帯で書きました。
アイアンイーグル要素を混ぜたら、我ながらワクワクするストーリーになりました。

でも新作の予告編で、最後に一瞬F-14が映ってたけど、まさか俺、ストーリーを的中させてないよな?まさかね。
  


Posted by 森泉大河 at 11:31Comments(0)銃器

2018年07月12日

鉄砲撃ちの動画

もう1年半以上経っちゃいましたが、2016年12月にアメリカで銃をいろいろ撃たせてもらった時の動画をまだいくつか載せていなかった事に気付いたので、突然ですがまとめて公開。


「え、これで44マグナム?」ってくらい、ド素人の僕でも全然平気で撃てちゃいました。
デザートイーグルって、本来リボルバーで撃ったらすごいストレス感じるであろう強力な弾を、こうやって気持ちよく撃って遊ぶためのピストルなんですね。




撃った弾数と、装填不良で地面に捨てた新品の弾の数が同じくらい。装填不良って事は、弾頭の形が合わなかったのかな?




バレットのマガジンは地味に入れづらい事が判明。弾を一杯まで入れると奥に入らないし、マガジンのロックもけっこう奥にあるので、結局銃を立てないとちゃんと入りませんでした。
これが戦場だったら大変ですね。何か上手く入れるコツがあるのだろうか・・・



友達がカッコ良く編集してくれた動画。撃つたびにお尻の肉がプルプルします。



うはは、Youtubeっぽい(笑)
この人たちにとって5.56mm弾はBB弾と同じ感覚らしい。
ちなみにこのLMT製AR-15は、ちゃんとした手続きを経てフルートに改造されたものです。


以下、過去に公開しているけど、再度掲載。


ガンマニアのTさんの自宅の庭で的撃ち。射手は主にFPSで腕を磨いたフォン君。



銃本体の値段に加えて手続きの手数料とかで所有までに数十万円はかかるであろう軍用(フルオート仕様)のM4A1が、ボルトとチャンバーが同時に変形する深刻なジャムによりお陀仏になる貴重な瞬間。
なにも僕が撃ってる時に起こらなくても…。僕のせいではないとは言え、借り物だから気まずくなったよ。



これも友達が編集してくれたやつ。音はケータイのカメラではまともに録音できないので、あとからSE加えてます。


実はこの射撃会に招待してくれたTさんとはその後喧嘩分かれしてしまったので、今後アメリカに行っても、こういう機会はもう無いと思います。
アメリカの白人ガンマニアのほとんどはトランプ大好き黒人嫌いの右派なのは承知してたけど、それとは関係無い話でもいちいち人種の話を持ち出してくるんだよね・・・。(でも自分の彼女はアジア系だから自分はレイシストではないと思っている)
直接顔を合わせて話している分には良い人なんだけど、ネット経由だと、やはりお互いの嫌な部分が見えて来てしまいました。
僕が日本国内でSNSをやらないのは、こういう経験を嫌というほどしてきたからだったりします。


  


2018年01月14日

JACのM16A1



先日、ずっと探していたJAC製のM16A1(メタルレシーバー)を入手する事が出来ました。


程度もかなり良く、素晴らしい質感です。

う~ん。やっぱAR-15はエジェクションポート周りが一番カッコいい。
30万円は下らない無可動実銃や、10万円超えのホビーフィックス製モデルガンには及びませんが、それを除けばこれが一番外観がリアルなM16のトイガンだと思います。大満足です。

でもこのM16はドア付きストックを装備した1971年タイプのM16A1を再現しているので、ベトナム戦争ごっこで使うには不適当です。(ただし1974年以降ならベトナム共和国軍でこの1971年タイプの使用例が確認できます。)
なのでベトナム戦争で最も多用された1967年タイプのM16A1を再現すべく、実物のゴム底・可動スイベルタイプのストックを取り付けました。


実物ハンドガードも手元にありますが、デルタリングの径が合わないので、取り付け方を思案中です。マルシン製モデルガンのデルタリングはサイズがピッタリなのは確認済み。
グリップはまだ実物を持っていないので、テカリが良い感じだったプラ製レシーバーの方のJAC製のグリップにとりあえず交換しました。
あとマガジンは実物を加工するのはもったいないので、JAC製の物を塗装したいと思います。



復習

過去記事でも述べてきましたが、ベトナム戦争期に地上戦闘部隊で大々的に使用されたM16シリーズは、XM16E1とM16A1(1967年タイプ)の2種類のみです。

XM16E1 (コルトAR-15モデル603 1964年タイプ)
1964年採用、1965年ベトナム派遣部隊に配備開始
主な特徴: 三叉フラッシュハイダー、可動スイベルストック、マガジンキャッチガード無し、クロームメッキ・ボルルトキャリア

M16A1 (コルトAR-15モデル603 1967年タイプ)
1967年採用、1968年ベトナム派遣部隊に配備開始
主な特徴: バードゲージ型フラッシュハイダー、可動スイベルストック、マガジンキャッチガード追加、パーカー処理ボルルトキャリア

しかし、この2機種はまだ一度もトイガンで再現された事が無い(※)ので、各メーカーさんには、もうちょっと勉強して欲しいです。
※ただし過去にクラシックアーミーが、スイベルが固定式なのを除けばXM16E1にかなり近いモデルを電動ガンで販売していました。
これまでいくつものトイガンメーカーが販売してきた所謂ベトナムタイプ(三叉フラッシュハイダー付きM16A1)は、稀に戦場での使用が見られますが、あくまで1967年に生産ラインがM16A1に移行する時期に極少数発生してしまったと思われるイレギュラーな仕様です。
【過去記事参照】

またフォアードアシスト機構の無い『M16』を採用していたのはアメリカ空軍のみであり、陸軍・海兵隊での使用例はほとんどありません。なお、このタイプはG&Pが電動ガン・ガスガンで再現していますが、レシーバーに刻印されている"MODEL 02"という文字は誤りであり、あのタイプの型番はモデル604で、刻印は"M16"であるのが正しいと考えます。
※G&Pでもこのタイプのロアレシーバーであれば刻印は"MODEL 02"で正しいですが、その場合ストックやチャージングハンドルなど各所がモデル602とは大きく異なってしまいます。
私が調べた限りでは、コルトAR-15モデル601・602はM16としては採用されておらず、またモデル602は1963年に開発されたものの翌年の1964年にはAR-15のラインは第2世代のXM16E1(モデル603)およびM16(モデル604)へと切り替わるので、モデル602は幻のモデルと言っても過言ではないくらい生産期間が極めて短いモデルです。実は生産数や使用例は602の前身のモデル601の方がはるかに多いです。
【過去記事参照】

▲AR-15 (コルトAR-15モデル602)

 
▲M16 (コルトAR-15モデル604 1964年タイプ)

AR-15モデル602の使用が確認できる数少ない例
本当にモデル602は、こギレスピー大尉ら1964年頃のCIDGキャンプ付きグリーンベレー分遣隊でしか見られないレアな銃です。
  


Posted by 森泉大河 at 00:24Comments(0)【アメリカ】銃器1954-1975

2017年01月13日

米国のガンストアとマニアのお宅訪問

先月アメリカに行った時に見てきた場所です。

ジョージア州のサープラスストア

 友人の行きつけの店です。軍服やら個人装備、キャンプ用品やらが並んでいるのは日本のサープラスとほとんど変わりませんが、アメリカだけあって銃を扱ってるコーナーもあります。


 各種セミオートライフルが並んでいますが、コルトやH&Kなど軍隊御用達の高級ブランドは見なかったと思います。名前を聞いたことがあるようなないような、よく分からない中小メーカーがメインでした。
 面白かったのが、モシン・ナガン。YoutubeのDaijiro357氏の動画で、モシン・ナガンはアメリカで激安で売られていると聞いていましたが、確かに安かったです。一丁220ドルくらいでした。探せばもっと安い店があるらしいです。陳列の仕方もいい加減で、他の銃のように壁に掛ける事はなく、ガラスケースの前の地べたに置かれたライフルスタンドに、ワイヤーも何も掛けずに並べられてました。なので、冷やかしついでにカチャカチャいじってきました。

 また店内のジャンク箱には、どの銃に合うかすら書いていない中古マガジンや中古ホルスターが捨て値で山積みにされてました。マガジンは税関で止められそうだけど、ホルスターくらいお土産で買ってくればよかったなと少し後悔。


 結局僕がこのお店で買ったのは、米軍の特殊部隊ハンドブック(ST31-180)の複製品と、勲章などのバッジのピン留めを10個くらい。
 私が知る限り、アメリカのサープラスストアには必ず隠し部屋にロケットランチャーが置いてあるのですが、残念ながらそれを拝む機会はありませんでした。





ウエストバージニア州のアウトドアストア

 ケンタッキー州にガンシューティングに行った際、友人の友人の友人がバレット82を貸してくれる事になったなので、自分たちが撃つ分の12.7mmNATO弾を買うために、お隣ウエストバージニア州にある大きなアウトドアストアに行きました。1階建てですが、ホームセンターなみの広さのお店で、店内には銃器弾薬を含めたハンティング・シューティング用品、釣り、カヌー、登山、キャンプなどのアウトドアスポーツ用品が盛りだくさんです。店内の様子はGoogleストリートビューで見る事が出来ます。(店内は僕が行った時と殆ど同じです。)


 店の中央には、アメリカの大自然が育んだ豊かな生態系と野生動物たち、つまりハンティングの獲物たちの壮大な剥製ジオラマが展示されていて圧巻です。ハンティングは動物をスポーツ、リクリエーションとして殺す行為なので銃器好きの中でも好き嫌いは分かれると思います(僕自身ハンティングをしようとは思わない)が、このお店の剥製展示を見ていると、アメリカの美しい自然に対する深い愛情と畏敬の念が伝わってきます。少なくとも大型哺乳類のハンティングは人間の側も動物に反撃されるリスクを負っており、自然の恩恵と脅威、生と死のサイクルを体感するという意味では究極のアウトドアスポーツと言えるかもしれません。


 上記のように、この店は総合アウトドア用品店であり銃器専門店ではありませんが、それでも銃器類の品揃え、売り場面積はそこいらのガンショップの数倍~十倍くらいあると思います。陳列棚には各種ライフルが並べられ、ボルトとトリガーはロックされていますが、自由に手に取る事が出来ます。また売り場の奥には『ガン・ライブラリー』と名付けられた高級またはビンテージ銃専用の展示室があります。置かれているのは基本数千ドル、中には1万ドルを超える高級品やスコープもあり、貧乏人には雲の上の世界でした。でもラックにかけてある銃を手に取るのは自由だったので、ここぞとばかりに大戦中に製造されたビンテージのM1カービンやM1ガランド、Kar98kなどを舐めまわすように触ってきました(笑)


Sさん宅

 山の上に撃ちに行く日の朝、ケンタッキー在住のSさんの自宅に集まって、彼の銃やターゲットをピックアップトラックに積み込みしました。弾薬やターゲットなどは自宅の横にある趣味専用の小屋に保管してあります。弾もハンドロードしているので、小屋の中には作業場もあります。男の趣味の理想形ですね!


 銃を積み込みしている時、SさんのSPRアッパーレシーバー付きAR-15A2を見て「カッコいい~!」と言ってたら、なんと庭で撃たせてくれました。※ターゲットが置いてある道は公道からSさん宅に続く私道です。


スコープ付きのライフルが大好きなPくん。ナイショッ!

 ちなみにSさんは80年代アクション映画(木曜洋画劇場系)や、ゴジラシリーズが好きなギークさんなので、僕と趣味が合います。ゴジラではゴジラvsキングギドラ(1991)が一番のお気に入りだそうです。また人生最高の映画はターミネーター2という点でも意気投合しました。



フリーメイソンおじさん宅

 Sさん宅を出発した後、この日一緒に撃ちに行くSさんの友人Tさんの家にも寄りました。TさんはNFA(National Firearms Act)対象の武器を扱う事が出来る、SOT(Special Occupational Taxpayers)な銃器ディーラー。分かりやすく言うとフルオートの軍用銃やらサイレンサーやら、そういう危なっかしい武器を販売する事を連邦政府から許可された、限られた業者の一人なのだそうです。なので自宅の1階は銃の部品や弾薬を製造するための工場になっていました。


 Tさんは、はるばる日本から鉄砲好きの兄ちゃんが来たという事で、Tさんのプライベート・コレクションが収められた巨大な金庫の中から銃を次から次へと出しては、「ほれ、持ってみなと」と手渡してきます。ありがたいけど、僕の手は千手観音ではないので、2丁以上持てません。
 また銃だけでなく、金庫の中にあった古めかしいサーベルも見せてくれました。

 

 なんでも、Tさんの家系は代々フリーメイソンだそうで、このサーベルは200年前にTさんのご先祖様がフリーメイソンリーの儀式で使っていた物だそうです。うわー、スゲー!そしてTさん自身も現役のフリーメイソン。指にはフリーメイソンリーの指輪を付け、車にまでフリーメイソンリースッテカーを貼ってました。


 アメリカ合衆国という国とフリーメイソンリーは建国前から深い関係にあるという事は、話としては知っていましたが、リアルで会員の人と出会うのはこれが初めてでした。こんなにオープンでいいんだ(笑)
 またTさんの家系は数百年前に最初に北米大陸に入植した白人入植者に遡れるそうで、先祖はアメリカ独立戦争や南北戦争を戦ったという、自他ともに認める『生粋のアメリカ人』なのだそうです。そして自宅の庭の国旗掲揚竿には星条旗と共に南軍旗が高らかに掲げられ、絵に描いたようなコッテコテの南部人である事を誇りとしてるお方でした。
 Tさんが僕に「アメリカに来るのは初めてかい?」と訊いたので、僕は「二回目です。去年カリフォルニアに行きました。」と答えると、「あんな所アメリカじゃねぇよ!」と言ってました。Tさんはじめ、アメリカの銃器愛好家の白人はほぼもれなくトランプ支持の保守・白人右派なので、伝統的に民主党系のリベラルが強く、S&W社が撤退するほどの強烈な銃器規制が制定されるカリフォルニア州の政治は、彼らには非常に評判が悪いです。直接言葉にはしませんでしたが、要は「カリフォルニアは左翼とメキシコ人に乗っ取られた」と言いたいのでしょう。
 とは言えTさん自身は、アメリカは白人の国だという人種意識は持ってるでしょうけど、低能貧乏白人がハマるKKKやネオナチのようなラジカルな人種主義とは無縁の、『古き良きアメリカ』を愛する伝統的な保守と言ったところだと思います。そうでなければ、見ず知らずのアジア人にあんな大量の武器弾薬を無償で与えたりしないでしょうし(笑)



 しっかし、アメリカって知れば知るほど不思議な国。良い面と悪い面が複雑に絡み合ってて、訪れる度にとても一言では言い表せない思いを抱きます。たぶん向こうの人が日本に来ても、同じような事思うかもしれないけど。
 先日、日本で一緒に遊んだアメリカの友人に言われて自分自身不思議に思ったのが、日本とアメリカの商店のシャッターの違い。日本では多くの商店が閉店後にシャッターを閉めるけど、アメリカではよほど治安の悪いスラム街以外にはシャッターが無いのだそうです。友人は「日本は治安が良いのになんでみんなシャッター閉めるの?この光景見ると、すごい危険な街に来た気分になるよ」と言ってました。
 僕は「日本は銃やドラッグの犯罪は少ないけど、泥棒は沢山いるからね」と答えるしかありませんでしたが、確かに、言われてみればアメリカのほうがよっぽどシャッター閉めた方が良さそうなのに、逆に何故アメリカに無いのか不思議です。こういう部分も、文化の違いってやつなんでしょうか。

  


Posted by 森泉大河 at 00:31Comments(0)【アメリカ】銃器旅行・海外

2016年12月19日

シューティングの感想

前回に引き続き、友人たちと一緒に行ったガンシューティングについてです。

撃ちに行った場所は専用の施設や私有地ではなく、ただの山の上です。地元の銃器ファンのシューティングスポットになってるそうです。この辺りでは基本的に、安全に気を付けさえすれば、どこでも発砲していいらしいです。銃を貸してくれたT氏は出発前、道路に面した自宅の庭で普通にAR-15をぶっ放してました。さすが田舎!
とは言えここは公共の場所なので、時々一般の自動車や、放牧中の牛さんたちが周りを通るため、その時は射撃は中断となります。河原でサバゲやるのと同じノリですね。こっちは下手すると死人が出ますが。
この場所のレンジは最大1200ヤード(約1100m)で、超長距離射撃が可能ですが、1200ヤードはさすがに遠すぎるので、ライフル用のターゲットは650ヤード(約600m)の位置に設置しました。それでもこの日は風が強かったので、撃ち馴れた現地の人でも当てるのは難しかったそうです。

※2017年6月15日追記
友人がこの時の映像をカッコよく編集してくれました。




【銃ごとの感想】


コルト XSE 1911 (.45ACP)
1911は一度タイで撃ってるので、もうビビることなく、気持ち良~く撃てました。

コルト M1991A1 (.45ACP)
銃がボロいせいなのか、弾との相性なのか、無茶苦茶ジャムりました。ほとんど1発ごとにジャムってエアコキ状態。ダメだこりゃ。

マグナムリサーチ デザートイーグル (.44マグナム)
44マグナムなので撃つ前はかなりビビってましたが、銃自体が重いお陰で全然平気で撃てました。またジャムもなく快調です。

H&K MARK23 (.45ACP)
スライドが重い為、この日一番反動がマイルドな銃でした。でもグッリプがデカ過ぎて僕の手ではちゃんと握れません。

コルト AR-15 モデルSP-1 (5.56mmNATO)
いろんな意味で、この中で一番好きな鉄砲。軽くていくらでも気持ちよく撃てます。ちなみにこの銃は60年代オリジナル(.223 Rem)ではなく、近年リバイバルされた5.56mmNATO対応版です。

コルト ピストンカービン モデルP0923 (5.56mmNATO)
ダットサイトというものを人生で初めて使ってみました。ついてるのは軍用のトリジコンRX01。う~ん、アキュラシーね~!

LMT ディフェンダー2000 / ナイツ SR-15 E3 Mod 2アッパーレシーバー (5.56mmNATO)
これもダットサイト付き。水たまり撃って遊んでました。


コルト M4カービン モデルR0977 (5.56mmNATO)
軍用のR0977(フルオート)です。が、撃ってる最中にボルトキャリアが変に噛んでしまい全く動かなくなりました。その後持ち主がどうにかボルトを外しましたが、今度はチャンバー内でカートリッジが変形していて取り出せず、前からクリーニングロッドを突っ込んで押し出そうとしたらさらに変形してロッドすら抜けなくなるという大惨事に見舞われました。たぶんアッパーレシーバー丸ごとお釈迦です。ナンマイダー・・・

センチュリーアームズ AKMS  (7.62X39mm)
米国製AKMSクローンで、セミオートのみです。思った以上にコントロールしやすく、パンパン気持ちよく撃てました。友達はこれをホームディフェンスに使っているので、弾が入った状態で枕元にむき身で置いてました。チャンバーには装填していませんが、なんか恐ろしかったです。

M70AB2 (7.62X39mm)
米国製クローンですがフルオートです。フルオートで撃つのは、そこまで苦ではありませんが、暴れちゃって的に当てるのは難しかったです。

G3A3 (7.62mmNATO)
メーカーを確認しませんでしたが、これもフルオート仕様です。せっかくなのでフルオートで撃ってみたら、もうコントロールするの全然無理。それに銃自体が重いので疲れちゃいました。

九九式短小銃 (7.7mm)
銃が軽いのでリコイルはそれなりにありますが、日本人向けの銃だけあって、苦ではありませんでした。ただ、ボルトの開け閉めは練習しないと難しく感じました。

M1カービン (.30カービン)
これが撃ってて一番楽でした。なんのストレスもなくパンパン楽しく的撃ちできました。

イサカ モデル37 (12ゲージ)
普通の猟銃がなんであんなに重いのかよく分かりました。こいつはショットガンとしては軽すぎて、撃つたびにチークが顔面に当たって殴られてるような痛さでした。もう撃ちたくありません。

バレット M82A1 (12.7mmNATO)
1000ヤード越えのレンジで撃てる田舎のお金持ち専用の銃ですね。普通のライフルの射程しかない場所では、全く無用の長物です。厚着していたので体は痛くなかったけど、撃った瞬間は、本当に脳が揺れて頭殴られてる気分。イヤーマフしてても目の前に雷落ちたみたいなドカーンという轟音で耳がキーンとします。あと地味にマガジンが入れ辛くて、毎回銃を立てて交換する必要がありました。


以下、僕は撃ってないけど、友人たちが撃っていたもの。写真が多くなりすぎるので名前のみ。
ベレッタ 92F (9X19mm)
グロック 19 (9X19mm)
FNH FNX-45タクティカル (.45ACP)
マカロフ (.380ACP)
トカレフ (9X19mm)
ウィンダムウェポンリー CF SRC (5.56mmNATO)
コルト AR-15A2 HBAR / Mk12 Mod1アッパーレシーバー仕様 (5.56mmNATO)
コルト ロウエンフォースメントカービン モデルLE6920 (5.56mmNATO)
ナイツ SR-15 E3 Mod 2 (5.56mmNATO)
ノリンコ MAK-90スポーター (7.62X39mm)
H&K XM8 (5.56mmNATO)
H&K MR762A1 (7.62mmNATO)
FN SCAR MK17 (7.62mmNATO)
デザートテック SRS-A1 (.300 Win Mag)
アキュラシーインターナショナル AWM / L115A3 (.300 Win Mag)


みんな大統領選前にヒラリー政権による銃規制強化を恐れて弾丸を買い溜めしてたけど、トランプが勝って規制される恐れがなくなったからと、気前よく弾を消費しまくってましたねぇ。12.7mmはさすがに高価なので自分たちで買って持参しましたが、.45ACPや5.56mm、7.62X39は山のように在庫があるから、好きなだけ使ってくれと言われました。なのでお言葉に甘えて、たんまり撃ってきました。


遊びとしては超楽しかったですが、一方で普段日本に住んでる身としては、民間人がこれだけの武器弾薬を所持し、外で好きなだけ撃ちまくれる社会に言い知れぬ違和感を感じたのもまた事実でした。
  


Posted by 森泉大河 at 15:49Comments(0)【アメリカ】銃器旅行・海外

2016年12月13日

鉛弾散布会


ジョージアからケンタッキーまで片道7時間車で往復。途中のマクドナルドの駐車場にて。


まさか普通のアウトドアショップで50口径が売ってるとはね。さすがアメリカ。
バレットから10発くらい撃ったら、軽い脳震盪になった。頭痛い。


クラス3(正しくはNFA対象)のアサルトライフルを山ほど持ってきてくれたケンタッキーの皆様。
この日は、半日ほどで2000発以上消費しました。それほど弾が安いんだそうです、この国では。


結論。運動不足って嫌ね。
単純に、重い物持ったせいで腕が疲れてプルプルしちゃう。僕にはM1カービンで十分ですわ。  


Posted by 森泉大河 at 00:58Comments(0)【アメリカ】銃器旅行・海外

2016年11月24日

モデルとM

銃器趣味をやっていると、『M◯◯』や『Model ◯◯』という風に、銃器の名前にMやModelという文字がついているのをよく目にします。そして僕は、この二つの言葉の使い分けに長年違和感を感じてきました。では、MとModelはそれぞれ何を意味しているのでしょうか?
以下、僕の見解です。

M: 米軍モデルナンバー

『M』が用いられる最も代表的な例が、アメリカ軍における装備品型番=モデルナンバー(Model number)だと思います。このモデルナンバーは大文字のMとアラビア数字で表記され、またその装備の種別、口径などが列記されたものが米軍における公式な取り扱い名称になります。
例) RIFLE, CALIBER .30, M1903 (便宜的に略して『M1903 Rifle』とも表記される)

ここで注意が必要なのは、モデルナンバーのMはそもそもの由来は『モデル(Model)』の略であるものの、書類上用いられるのはあくまで『M』一文字であって、モデルナンバーを『Model』と表記することはない、という事です。つまりアメリカ軍においてMはモデルナンバーを示す単独の符号として扱われているのです。
しかしインターネットを見ていると、各国のガンマニアの間でMという記号とModelという単語の使い分けは曖昧であり、『Springfield Model 1903』のように、本来の米軍モデルナンバーとかけ離れた表記がされているのをよく見かけます。これらはあくまでマニア間で用いられる通称であり、その銃を開発・使用した米軍における名称でなない事に留意すべきだと思います。


Model: 民間メーカーの製品名

一方、民間メーカーでは、製品名にModelが付いている事が多々あります。
例) Smith & Wesson Model 19

日本ではこれを『スミス&ウェッソン M19』といった感じに表記するのを多く見かけます。これは上記の米軍モデルナンバーのModelがMに略された例に倣っての事だと思います。
しかし僕の知る限り、実際にはスミス&ウェッソンやその他大手銃器メーカーが自社の製品Modelの略としてMを使う事はありません。Modelは略される事なく『Model ◯◯』となるか、もしくはModel自体を省いて番号のみで表記されるのかのどちらかなのです。

Smith & Wesson商品ページより

Beretta USA Corp商品ページより

実は米軍以外でModelをMと略すのは日本だけの慣習であり、もっと言うと、これは日本のトイガンメーカーが始めた実銃とは無関係な呼び方だったりします。
(※ただし元々製品名がModelではなくM◯◯だったり、コルトM16やベレッタM9シリーズのように、メーカー側が軍のモデルナンバーを逆に自社製品名に取り入れた場合はまた別)


米軍における『Model』

まず、アメリカ軍が民間メーカーの製品を採用する際は、その装備品に軍が独自にモデルナンバーを付与するため、制式採用後はメーカー側の製品名は一切使用されません。なので製品名にModelとついていても、モデルナンバーは(Modelの略としてではなく符号として)『M◯◯』となります。
例) Remington Model 700 → RIFLE, 7.62MM, M40, SNIPER

一方で米軍は、必要に応じて連邦政府に制式採用されていない民間製品を臨時に購入して使用する事も多々あります。この場合、その物品には制式装備を示す『M』のモデルナンバーは付与されず、メーカーの製品名がそのまま軍での公式な取り扱い名称になります。(その為『Model』はそのまま引き継がれ、『M◯◯』にはならない)
例) Smith & Wesson Model 52 → PISTOL, CALIBER .38, AUTOMATIC: SMITH AND WESSON, MODEL 52

しかし取り扱い名称の文字数が多いと書面上煩わしいため、名称(メーカー製品名)を略して表記する事があります。この場合、米軍ではModelを『M』と略す場合と、『MOD』と略す場合の両方があります。ただし、その使い分けに規則性はあまり見られず、単に書類上の表記ゆれである可能性は否めません。
(以下、アメリカ海兵隊 「rpt2030 Marine Corps Nomenclature File Listing by NSN (Complete) (2008)」より)

Mと略され例)
Smith & Wesson Model 10 → REV 38CAL S&W M10
Smith & Wesson Model 52 → PISTOL 38CAL S&W M52
Smith & Wesson Model 60 → PISTOL 38CAL S&W M60
Winchester Model 70 → RIFLE 30/06 WIN M70
※あくまでModelの略としてMが使われているだけで、制式モデルナンバーではない

MODと略された例)
Smith & Wesson Model 459 → PISTOL 9MM S&W MOD 459
Smith & Wesson Model 469 → PISTOL 9MM S&W MOD 469
Beretta Model 92SBF → PISTOL 9MM BERETTA MOD 92SBF
Colt AR-15 Model 606 → RIFLE 5.56MM AR15 COLT MOD 06
Colt AR-15 Model 605B → SUBMACHGUN 5.56MM MOD05B COLT
Colt AR-15 Model 607 → SUBMACHGUN 5.56MM MOD07 COLT
Colt AR-15 Model 608 → SUBMACHGUN 5.56MM MOD08 COLT
Colt M16A1 Model 653 → CARBINE 5.56MM COLT MOD653
Colt M16A2 Model 727 → CARBINE 5.56MM M16A2* MOD 727
Colt M16A2 Model 733 → CARBINE 5.56MM M16A2* MOD 733
※Colt M16A2は米軍モデルナンバー『M16A2ライフル』から逆採用された名称だが、あくまでメーカー製品名であって、米軍がModel 727 / 733に対しM16A2というモデルナンバーを与えたわけではない


まとめ

米軍で制式採用された物は必ず『M』のモデルナンバーになる民間メーカー製品を米軍が採用した場合であっても『Model』は用いない。
・民間メーカーは基本的に『Model』を略さない。もしくは『Model』を省いて数字のみで型式を表記する。
・米軍が民間メーカー製品を(制式採用ではなく)臨時購入したものは『Model』のままで、モデルナンバーは与えられない。ただしModelを『M』もしくは『MOD』と略して表記する場合がある。

以上、最後がちょっとややこしいですが、MとModelのオフィシャルな使い分けはこんな感じだと思います。
  


Posted by 森泉大河 at 00:30Comments(0)【アメリカ】銃器

2016年10月11日

ただ鉄砲撃ってるだけの動画

人生初の実弾射撃。2015年、タイ サムットプラーカーン県のワニ園の中にある射撃場にて。
銃はレンタルのM1911A1(まんま米軍仕様だけどメーカー不明。スライドにデカデカと"M1911A1"とだけ刻印してある。)
弾は.45ACPのワッドカッター。

インストラクターのおっちゃんが横に居るとは言え、チェーンも無しに実弾入ったピストルを「はい」と手渡しされるとは。
エアガンで遊んでいたので構え方は問題無かったようで、おっちゃんからは「これセーフティね」と言われただけで特に何の説明もありませんでした。いいのかそれで?
いざターゲットに向けて構えてみると、「なんだヘビーウェイトのガスガンと変わんねぇな」というのが正直な感想。日本のおもちゃはよく出来てるって事です。
しかし実際に撃ってみると、自分では想像していなかった問題が発覚。本物なんだから反動がデカいのは当たり前たけど、一発撃つごとに銃が手の中で滑ってしまう。全然正しいグリップが出来てない。
動画に写ってるように、次弾を撃つのに毎回握り直さなくてはいけませんでした。いや~ん恥ずかしい。



お次は初ライフル。2016年ベトナム アンザン省トゥックズップ史跡内のベトナム人民軍が運営する射撃場にて。
念願のM16ライフル、しかもベトナム共和国軍の装備品だった銃です。感無量。夢が叶いました。
弾はクリップに付いた状態で紙箱から取り出されていたので、おそらくベトナム戦争時代の米国製M193ボール(米軍制式5.56mmX45 FMJ)です。

射撃場にあるM16シリーズはみんな使える部品を組み換え続けて延命されたものなので、一丁まるごと工場出荷状態で置いてあるなんて事はまずありえません。なのでこの銃のアイデンティティを語るものはロアレシーバーのみです。
このロアレシーバーの刻印はシンプルにコルト製M16A1、シリアルナンバー1691159。
残念ながら各自ライフルを撃つのに夢中で、僕が撃ってるシーンを撮ってもらえませんでした。グスン



同じくベトナム観光の定番クチ・トンネルにある、トゥックズップの4倍の値段の射撃場にて。
射撃場ではM16シリーズは"AR-15"と表記されており、何丁ものM16シリーズがローテーションで使われているようです。
そして今回僕の番に回ってきた銃のロアレシーバーは、なんとM16 (Model 604)の1964年型でした。シリアル222028。

珍しい。現在ベトナムに残っている米国製銃器のほとんどは戦後ベトナム共和国軍から接収された物だと思われますが、アメリカから共和国軍に供与されたM16 (Model 604)はたったの6,145丁です。
それに対しXM16E1/M16A1 (Model 603)は943,989丁だったので、共和国軍で使用されたM16シリーズに占めるM16 (Model 604)の割合は1%未満でした。なんかラッキー!
(ちなみに先に記したように、あらゆる部品がごちゃ混ぜに組み合わされているので、この銃のアッパーレシーバーにはフォアードアシストが付いてました。)


最後にジャムってジャムってしょうがないウンコAKの動画。

正確には、ベトナム人民軍の主力小銃である中国製56式自動歩槍(輸出型)です。
AKのくせにジャムるなよ!思い切り"外れ"の個体に当たってしまった・・・。
友人と3人で撃ちに行ったけど、全員なんじゃこりゃ!?ってなりました。調子よくなったと思って少し撃つと、またすぐに排莢不良。
もう満身創痍になってるのは明らかなんだけど、どうせ観光客相手だろうって事で、まともなメンテを行っていない模様。

アメリカでAKクローンを所有している友人は業を煮やして、「もう自分でやるよ」と言って、この56式をバラバラに分解してしまいました。
人民軍の係員も、「なに?クリーニングしたいの?じゃあよろしく」みたいな感じで好き勝手させてるし。おいおい。
ちなみに彼は大のAKファンなので、自分のAKはシリア製ストック、ルーマニア製バレル、中国製ハンマー、ロシア製ファイヤリングピンに交換しているそうです。どう違うのかよく分からないけど。
  


Posted by 森泉大河 at 22:44Comments(2)銃器旅行・海外

2016年08月20日

ジャラジャラ系

少し前ですが、何年も前から欲しかったM1ガランドの無可動をゲットしました。う~ん!カッコいい!

 無可動と言っても、実銃ベースではありません。マルシンのガスガンがベースの無可動エアソフトガン。つまり、ただの壊れたオモチャです(笑)
 僕は戦争ごっこの時もほとんど発砲しないので、弾が出る出ないは気になりません。ただ安価で外観がリアルな模造品があれば十分なので、デニックス製のモデルガンでも買おうかなと考えていた矢先にこの格安ジャンク品と出会えたので迷わず購入。良い買い物ができました。

 しかしライフルが手に入ったとなると、今度は銃に付随するアイテムも必要になってきます。特にベトナム戦争時代のM1というと欲しくなるのが、あの特徴的なアーモ&クリップ。それも出来るだけ沢山。
 M1ライフルを使った国は数多くありますが、弾薬クリップをサスペンダーやベルトに挟んでジャラジャラ下げている事が多いのはベトナム共和国軍ならではだと思います。(もしかしたら僕が知らないだけで他の国でもやってるかもしれないけど)

▲赤十字社による学童への牛乳配給を警備するベトナム共和国軍の国民行動隊員[1967年ベトナム]
※国民行動隊=民事心理戦(国内を対象とした宣伝・政治工作)を行う特殊作戦部隊。たぶん政治戦総局(TCCTCT)の下部組織。
余談ですが、そもそも特殊作戦とは通常の戦闘行動以外の作戦を指すので、銃を持って戦う戦闘部隊よりも、こういった市民への生活支援を行う部隊の方がよっぽど『特殊部隊』と呼ぶにふさわしいと考えます。実際、ベトナム時代の米軍特殊部隊の活動も、人道支援を通じた民事心理戦抜きには語れません。


 本題。これは単に弾薬を多く携帯したいという理由と共に、アメリカ政府による軍事援助として1960年代初頭からM1ライフルと共に供与されていたM1923カートリッジベルトの在庫が60年代後半に枯渇し、銃は現役で使われているのに専用の弾帯が手に入らなくなってしまった事が原因ではないかと推測しています。
 もちろんカートリッジベルトが枯渇した後もアムニションバンダリアで携帯している例はありますが、それよりもクリップを裸で吊るす方式の方がはるかに人気だったようです。(なんか見た目がカッコいいからという理由だった気がしますが)

 という訳で、せっかくM1が手に入ったからには弾薬ジャラジャラを真似しない訳にはいかないので、さっそく.30-06のダミーカートリッジを2クリップ分(16発)買いました。だけど、2個ではジャラジャラには程遠い。最低でももう2個くらい欲しい。でもダミーカートリッジって結構高い。お財布に厳しいよ・・・。
 と思っていたところ、ちょうどタイミングよく米軍のM2ボールと同じ150grのFMJ弾頭がお安く手に入ったので、元々家にあった.30-06の使用済みケースにこれを装着してダミーカートリッジを自作する事にしました。



 手持ちのケースは僕が小学生の時に叔父さんからもらった物なので、だいぶブラスの色がくすんでいました。なのでまず、弾頭を装着する前にケースを紙やすりで磨きます。マスキングテープで電動ドライバーに装着しひたすら回転。
 本当は紙やすりの後に布とピカールでポリッシュするところまでやればピカピカになるんだけど、ピカールが手元に無かったし、数が多いので途中で面倒くさくなってしまい、とりあえず黒ずみを落とす程度までしかやっていません。



 そしていよいよ弾頭装着作業に突入。しかし、ケースに弾頭を取り付けるには弾頭を既定の位置に挿した状態でケースごとかしめる必要があるのですが、うちにハンドロード用の工具など無いので、弾頭をどう取り付けるかがボトルネックでした。薬莢だけに。
 初めは頑張って木型を作ろうとか考えていたのですが、ある日こんな考えが頭に浮かびました。「こんなのグルーで接着しちゃえば良くね!?」
 フッ・・・。水は低きに流れるもの。私もまた、楽な道を選択します。そもそも実包をリローディングしている訳ではないので、弾頭なんてただ付いてさえいればいいんだもん。という訳で、弾頭はダイソーで買ったグルーガンで接着する事にしました。
 ただしこの場合、弾頭がケースの奥に行き過ぎないよう気をつけなけばなりません。とは言え内部を全てグルーで満たすのは時間かかるので、手っ取り早く5cmに切ったグルーのスティックを詰め物にして、その上に溶かしたグルーを流し込みます。そしてその上に弾頭を手作業で押し込みます。発砲済みのケースなので弾頭をかしめる部分は若干広がっているものの、そこまでスカスカではないので、多分これでポロッと弾頭が抜け落ちる事は無いはず。
 

 そして完成したのがこちら。奥の二つが自家製。手前の二つが業者が丁寧に製作した使用済みケース再使用ダミーカートリッジ。磨きをサボった分ブラスの輝きは遠く及ばないけど、まぁイベントの時に個人装備にぶら下げておく分には目立たないでしょう。

 実はもう一つインチキやってます。8発入りのクリップに詰める.30-06のケースが2個足りなかったので、外径がほとんど同じ.45ACPのケースを突っ込んで誤魔化しちゃってます。どうせサスペンダーとかに挿せば後ろ側なんて見えないし。
 こうして数々のインチキもとい創意工夫によって、ジャラジャラ系に一歩近付くことが出来たのでした。イェイ!
  


2016年04月16日

M16ライフルについて

Model 601/602はM16か?

過去記事『コルトAR-15/M16の分類と刻印』で記したように、『M16』という銃の名称は、広義には以下の二つの意味を持ちます。
・AR-15系ライフルの米軍制式名 (U.S. Rifle 5.56mm M16, XM16E1, M16A1, M16A2, M16A3, M16A4)
1970年代以降のコルトAR-15シリーズ軍用モデルの製品名(軍用モデルのみ製品名がAR-15シリーズからM16シリーズに変わった)

そして狭義には、米軍制式ライフルM16シリーズの中でも、実験型(Experiment)や発展型(Advanced)ではない無印の『U.S. Rifle 5.56mm M16』を指すと言えます。

では、U.S. M16ライフルとは具体的にどういった仕様だったのか?は、過去記事Gen1~Gen3期のM16ライフル』のModel 604の項をご覧下さい。

と、ここである程度AR-15に興味がある人なら疑問に思うことがあるはずです。「Model 604以外にもあるじゃん」って。
そうです。日本におけるAR-15研究の先駆、床井雅美氏の名著『M16&ストーナーズ・ライフル』にも、その存在が明記されています。
"アメリカ空軍は、1962年に他に先駆けてAR-15・M601を制式に採用し、M16の制式名を与える"(P.21)
"改良型のAR-15・M602もそのままの制式名M16を変更せずに使いつづけた"(P.24)
この記述通りならば、U.S. M16ライフルという名称はModel 601, 602, 604の三系統に命名された事になります。しかし僕は、これについて異論というか、大きく付け加えるべき事があると思っています。

まず、床井氏の著書の中に、上記の記述を裏付ける出典は記載されていません。また、何かを研究する上で、"なかった証拠"というのは論理的に必要なく、"あった証拠"が無い限り事実とは認められないものと考えますが、あえて反証を試みるならば、以下の資料が存在しています。

▲図1. TO 11W3-5-5-1表紙 (アメリカ空軍省 1963年8月31日制定)

2. AF MANUAL 50-12表紙 (アメリカ空軍省 1963年8月制定)

この二つは間違いなく、アメリカ空軍がModel 601を採用した後に制定した公式なマニュアルですが、表紙にすら"M16"という型番は記載されていません。どちらもAR-15ライフルと明記されています。
このことから、僕はModel 601/602が米空軍で採用された当時の名称は、コルトの製品名そのままの"AR-15"であったと考えます。
全軍制式ではない銃は、メーカー製品名がそのまま米軍での取り扱い名になる事がよくあります。

ではいつ"U.S. M16ライフル"が誕生したのか。
それは、Model 602を改良したコルトAR-15第2世代の各モデルが、陸軍・空軍・海軍に制式採用された1964年でした。
このAR-15第2世代の中で、アメリカ空軍の要請に則り、陸軍が求めたボルト・フォアードアシスト機構をあえて搭載しなかったモデルがColt AR-15 Model 604であり、"U.S. M16ライフル"と命名されたのでした。
つまり、このModel 604以前にM16という名称は存在しなかったと言えます。

3. TM 9-1005-249-14 /  TO 11W3-5-5-1 / NAVWEP O.P. 3333表紙
(アメリカ陸軍省・空軍省・海軍省 1964年6月15日制定)

しかしその一方で、実はModel 604より先に空軍に採用されていたModel 601, 602に対して"U.S. M16ライフル"という名称が使われている実例が多々あります。
空軍はModel 604を採用した後もModel 601/602の在庫を使い続けており、これらの銃は本来の制式名であるAR-15ではなく、書類上M16として扱われていのです。
床井氏は、そういった例を見て「Model 601/602も"U.S. M16ライフル"として採用された」と解釈したのではないかと思います。
これは一体どういうことでしょうか?

この矛盾を解くヒントは、マニュアルの品番にあります。
3の1964年制定M16 / XM16E1用マニュアルの表紙には、このマニュアルは1AR-15用マニュアル『TO 11W3-5-5-1』の改定版である事が明記されています。(陸軍・海軍で新たにマニュアル品番が制定されただけで、空軍での品番は図1から変更なし)
そしてこのマニュアル以降、空軍の書類からAR-15という名称は姿を消し、旧来のModel 601/602までもがM16と表記されるようになりました。
つまり、Model 601/602は米空軍にM16として採用されたのではなく、後継機種であるModel 604がM16ライフルと命名された事によって、配備数の少なかったModel 601/602もまとめてM16として扱われるようになった、と僕は解釈しています。

その理由として、空軍はもともと地上要員向けのライフルにかけられる予算が少ないため、Model 604が採用された後も旧型のModel 601/602を使い続けざるを得なかったという事情が垣間見れます。
これらのライフルは訓練で使用される度に損耗・老朽化が進んでいきましたが、新品のModel 604を十分に発注する予算の無かった空軍は、老朽化を補うためModel 601/602のロアレシーバー以外の部分(※)をModel604用のパーツに組み替えることで懸命にライフルの延命を計りました。※ロアレシーバーはシリアルナンバーが入る銃の本体という扱いであるため、パーツ品番は存在せず、単体では発注できない。
その結果、空軍兵士の使うライフルには、ロアレシーバーだけがModel 601で、その他の部分はModel 604から寄せ集めたキメラ状態という例が多々見られるようになりました。[図4]
アメリカ空軍は、こうしてModel 601/602を延命していく事を予め見越して、混乱を避けるために採用時のAR-15という名称を廃し、Model 601, 602, 604を全て"U.S.M16ライフル"として統一したのではないかと推測しています。

▲図4. キメラM16を使用するアメリカ空軍セキュリティーフォース兵士(1990年代)
Model 601のロアレシーバーに、Model604(1983年型)の円筒型ハンドガード等が組み合わされている状態



XM16E1 / M16A1との関係

"M16"と"XM16E1"という名前を見比べてみると、いかにもXM16E1は無印M16の改良版のような印象を受けますが、実はそうではありません。
この二つの銃はどちらも、コルトAR-15第1世代のModel 602を改良した第2世代モデルであり、それぞれフォアードアシスト機構搭載(Model 603)、非搭載(Model 604)というバリエーションでした。
そのためModel 603には"U.S.XM16E1"、Model 604には"U.S.M16"という制式名が1964年に同時に制定されました。[図5]
また同様にAR-15シリーズが1967年に第3世代へとアップグレードすると、Model 603は"U.S.M16A1"、Model 604は"U.S.M16"へと制定されています。[図6]

▲図5. TM 9-1005-249-14, 26頁 (アメリカ陸軍省 1966年制定)

▲図6. TM 9-1005-249-12, 3頁 (アメリカ陸軍省 1968年制定)

このようにM16 (Model 604)とXM16E1/M16A1 (Model603)は、常に並行して開発されており、その変遷を大まかにまとめると以下の表のようになります。

Genレベル概要非フォアードアシストフォアードアシスト
11アーマライトAR-15をコルトで生産アーマライトAR-15 (Mod 601, 1959)
2樹脂部品変更アーマライトAR-15コルトモデル (Mod 601, 1959)
3弾薬の仕様・バレルツイスト変更コルトAR-15 (Mod 602, 1963)
4フォアードアシスト追加検討コルトAR-15 / XM16E1 (Mod 602, 1963)
21ダストカバー下リブ追加M16 (Mod 604, 1964)XM16E1 (Mod 603, 1964)
2円筒ハンドガード仕様XM16E1 (Mod 603, 1964)
3改良(Gen3)案M16A1 (Mod 603, 1967?)
31ボルトキャリアー、レシーバー他改良M16 (Mod 604, 1967)M16A1 (Mod 603, 1967)
2ストックを工具収納ドア付きに変更M16 (Mod 604, 1971)M16A1 (Mod 603, 1971)
3円筒ハンドガード仕様M16 (Mod 604, 1983?)M16A1 (Mod 603, 1983?)
3 NAVY1海軍チャイナレイク・ラボがSEAL向けに海水対策Mk4 Mod0 (Mod 603, 1970)
2海軍SEAL向け改良型Mk4 Mod1 (Mod 603, 1981?)



おまけ: M16改"M16A2"



以前、M16A1のロアレシーバーが再打刻されM16A2として再利用されている例を紹介しましたが、やっぱりあったM16(Model 604)ベースのM16A2。
と言うかこれ、打刻ですらないし。リューターで手書きじゃん・・・。
いっそ"BURST"ではなく"BOOST"と書いて欲しかった。その方がカッコイイ。ブーストモード強そう。
  


Posted by 森泉大河 at 18:13Comments(2)【アメリカ】銃器

2016年03月07日

オリジナルアイテム企画

また鉄砲の話。
以前作った図解『M16ライフルの系譜』が割と好評だったので、さらに加筆増強して、一番槍オリジナルアイテムとして販売してみようかと考え中。
形態としてはポスターやタペストリーになると思うけど、こんなのも面白いかも。

【完成イメージ】

オモテ:モデル一覧

ウラ:等身大俺の嫁

お好みの名前を付けて、毎晩ベッドで「ディス・イズ・マイ・ライフル・・・」と愛の言葉をささやいたり、劣情を持て余してぶっかけたりと、使い方はあなた次第です。
もしやる気が出たら、カービン版とかスナイパーライフル版も作ってみたいです。




おまけ 『うろ覚えライフル』
Pixivである絵描きさんが、うろ覚えでどれだけ銃のイラストを描けるかやっていたのを見て、僕もやってみました。

 

7機種描きましたが、M16系はレシーバー部使いまわしなので実質5機種。
元ネタの作者さんは18機種も描かれていました。凄いです。僕は上記以外の銃は、どんな形だったか全然思い出せませんでした。
M14は好きな銃だけど、正解と見比べてみると、これじゃない感が。ルガー・ミニ14みたいになっちゃった。