2018年08月30日
サマーキャンプ
日本在住ベトナム人協会サマーキャンプ2018
先日、日本在住ベトナム人協会主催のサマーキャンプに参加してきました。今年のキャンプにはテレサ・チャン・キウ・ゴック氏とナンシー・ハン・ヴィ・グエン氏が特別ゲストとして参加し、日本に住む大勢の若いベトナム人たちと議論会をおこないました。一番槍の姉妹ブログ[ベトナムウゥッチ]に、その討論の要約を日本語で記してあります。私はこのお二方とお話しする事が出来てとても光栄です。彼女たちが持つ祖国ベトナムと国民への愛情、思いやりは、必ずや善良な人々の心に届くものと信じています。
またキャンプではリクリエーションとして、口にくわえたスプーン同士でビー玉を渡してリレーし、かつ水鉄砲で紙の的を破くという、けっこう難易度の高い競争をしました。

実は私はナンシーさんと同じチームだったので、ずっとナンシーさんにビー玉を渡す役でした。まさかあんな有名人とこんなに顔面近付けて遊ぶことになるとはね。けっこう本気で照れちゃいました(笑) 下の写真のピンク色の服着ているのがナンシーさんで、黒いのが私。

バーベキューでは日本各地に住んでいる、初めてお会いする方々ともお話しする事ができて良かったです。

キャンプファイヤーでは皆で輪になって踊りました。

この時私は酒が入っていたので、ボビナム(ベトナム格闘技)やってる友達に酔拳で戦いを挑み、何度も投げ飛ばされたので服が泥だらけになりました。また来年も参加したいと思います。
ニュース:ヴェト・ルォン少将、在日米陸軍司令官に就任
当ブログでは旧ベトナム共和国出身のベトナム系アメリカ軍人ヴェト・ルォン(ベトナム名 ルゥン・スァン・ヴェト)少将が2014年に、アメリカ陸軍第1騎兵師団副師団長に就任した事をお伝えしましたが、この度ルォン少将は在日米陸軍(USARJ)司令官に任命され、2018年8月28日に神奈川県のキャンプ座間米陸軍基地にて司令官交代式が執り行われました。ベトナム系初の米軍将官であるがルォン少将が、北朝鮮とも近い≪実戦的な≫在日米軍の陸軍司令官に任命されたニュースは、世界のベトナム移民系メディアで大きく取り上げられています。
動画: U.S. Army in Japan / Facebook
過去記事にも載せていますが、改めてルォン少将の経歴を記します。
ヴェト・ルォン氏は1965年、ベトナム共和国ビエンホア生まれ。彼の父はベトナム共和国海兵隊(TQLC)第6海兵大隊『聖鳥』大隊本部所属のルゥン・スァン・デュウン少佐で、1972年の"クアンチの戦い"ではベトナム戦争で最大の対戦車戦闘を指揮し、多大な戦果を挙げた人物でした。(参照:TQLC戦友会 デュウン少佐『聖鳥の赤く燃ゆる夏』)
ルゥン・スァン・デュウン ベトナム海兵隊少佐
デュウン少佐と子供達(左端がヴェト・ルォン)
しかし1975年、敗戦に伴いルゥン一家はサイゴンからの脱出を余儀なくされ、政治難民としてアメリカに移住します。この時、ヴェト・ルォン氏は9歳でした。カリフォルニア州マウンテンビューで成長したルォン氏は、父の影響で軍人を志し、勉学に勤しみます。そして南カリフォルニア大学(USC)で生物学の学士号を取得後、同大学院で軍事科学の修士号を取得。1987年、アメリカ陸軍歩兵中尉に任官しました。
【ルォン少将の軍歴】
第8歩兵連隊第1大隊/小銃小隊長・対戦車小隊長・副中隊長・大隊管理将校 〔コロラド州フォート・カーソン〕第82空挺師団第325空挺歩兵連隊第2大隊/大隊S-3(作戦参謀)補佐・A中隊長 〔ノースカロライナ州フォート・ブラッグ〕Theater Quick即応部隊/指揮官 〔ハイチ〕JATC(統合即応訓練センター)/総監部員 〔ルイジアナ州フォート・ポーク〕陸軍指揮幕僚大学/参謀教育受講 〔カンザス州レブンワース〕SETAF (南欧タスクフォース)/SETAF G-3(作戦参謀)主任参謀 〔イタリア ヴェニツィア〕第173空挺旅団第508空挺歩兵連隊第1大隊/副大隊長 〔コソボおよびボスニア・ヘルツェゴビナ〕JTF North (北部統合タスクフォース)/計画参謀・国土安全保障省訓練開発部門主任 〔テキサス州フォート・ブリス〕第82空挺師団第3旅団戦闘団第505空挺歩兵連隊第2大隊/大隊長 〔イラク〕第101空挺師団第3旅団戦闘団第187歩兵連隊/連隊長 〔アフガニスタン〕スタンフォード大学/国家安全保障研究員 〔カリフォルニア州スタンフォード〕統合参謀本部J5(戦略計画・政策)パキスタン・アフガニスタン調整部/副部長 〔ワシントンDC〕第1騎兵師団/副師団長 〔テキサス州フォート・フッド〕在日米陸軍/司令官(現職) 〔日本キャンプ座間〕
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。