2019年06月11日
MVGで穴掘り
6月1・2日の二日間、サムズミリタリ屋さん主催のMVGに行ってきました。
※カンボジア作戦
僕はかつて、2008年に本栖で開催されたMVGには行った事がありましたが、近年再開してからは今回が初参加です。
当初、僕は屋外でコスプレ写真が撮れればいいな、くらいのつもりだったのですが、WW2米軍リエナクトチームB Coさんの呼びかけで、世界の掩体壕が一堂に集う夢の祭典『塹壕エキスポ』が開催されるという事で、僕たちベトナム軍グループも、僭越ながら男たちの狂気の穴掘り大会に参加させて頂きました。
ただし、ベトナム共和国軍の掩体を再現するにあたって、実はまだ当時の教本・資料等を入手できていないため、今回は当時の写真からおおよその寸法を割り出して機関銃用掩体を作成しました。
また作成に当たっては、当日B Coメンバー様から、掩体構築の思想から土嚢の積み方まで、今まで知らなかったたくさんの事をアドバイスして頂き、お陰様でなんとか形にする事が出来ました。本当にありがとうございます!
せっかく穴を掘ったので、撮影会もしました。
設定は1970年のカンボジア作戦*におけるベトナム海兵隊第1海兵大隊です。
また会場内で、K・Tアーツ様制作のM113APCに再び載せて頂く事もできました。
お陰様でカッコいい写真を沢山撮る事が出来ました。ありがとうございます!
以下は当日撮った写真ですが、カラーで古写真風加工するのは意外と手間がかかるので、とりあえず先にモノクロ加工しました。
※カンボジア作戦
1970年、カンボジアではロン・ノル将軍によるクーデターによって親米政権(クメール共和国)が成立したが、これに反発するカンボジア共産党軍(クメール・ルージュ)との間で内戦(カンボジア内戦。1970-1975)に突入する。
西側陣営に転向したカンボジア新政府と同盟を結んだベトナム共和国(南ベトナム)は、ロン・ノル政権の同意の下、カンボジア領内のホーチミントレイル遮断のため、翌71年まで続く一連のカンボジア進攻作戦『全勝(トゥアンタン)41, 42, 43作戦』を開始する。ベトナム陸軍・海兵隊・アメリカ軍が総力を挙げたこの作戦はベトナム戦争で最も大きな戦果を挙げ、共産軍のホーチミントレイルは壊滅状態に陥った。
また同時に、在カンボジア ベトナム人を内戦の戦火やクメール・ルージュによるテロから保護するため、彼らをプノンペンからメコン川(別名「九龍(クーロン)河)を伝って水路でベトナム領まで脱出させる『九龍作戦』が立案された。この作戦のためベトナム海軍艦艇100隻・アメリカ海軍30隻およびベトナム海兵師団B旅団から成る大船団『水陸両用任務部隊211』が編成され、船団はメコン川を遡上して国境を越え、一路プノンペンを目指した。船団がプノンペン郊外へと達すると、三個歩兵大隊および一個砲兵大隊から成る海兵隊B旅団はメコン川東岸のプレイベン州へと上陸し、周辺の都市において、船団脱出の障害となるクメール・ルージュおよびベトナム共産軍の掃討を行った。その間、海軍部隊によるベトナム人市民の救出が行われ、九龍作戦は成功裏に終了した。
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