カテゴリ
News! (90)
銃器 (60)
映画 (19)
音楽 (16)
言論 (32)
民生 (3)
阮朝 (2)
人物 (32)
式典 (3)
BB/歩兵 (29)
ND/空挺 (47)
KB/騎兵 (8)
PB/砲兵 (1)
TT/通信 (3)
QV/輸送 (2)
HQ/海軍 (9)
KQ/空軍 (10)
QY/衛生 (2)
QC/軍警 (6)
軍犬隊 (1)
FULRO (11)
デガ (25)
モン族 (15)
ヌン族 (9)
本土軍 (2)
コマンド (10)
SDECE (3)
1914-1918 (2)
1918-1939 (8)
1939-1945 (22)
1945-1954 (87)
1954-1975 (461)
1975-1989 (19)

2019年09月28日

トップガン2あらすじ

「グースは、生きていた…!」

東西冷戦化、アメリカ軍で極秘に研究されていた「ユニバーサル・ソルジャー計画」には、知られざるもう一つの暗部が存在した。
それが空軍・海軍主導による統合航空電子戦開発プロジェクト、通称「ユニバーサル・エビエイター」である。
GPSやデータリンクシステムが未成熟な時代、航空戦を制する鍵は、優秀なレーダー員/ナビゲーターが有する電子・兵装戦術の知識・技能にあった。
そこでアメリカ海軍は事故死した優秀なナビゲーターの遺体を回収、蘇生させ、その脳に航空機の電子戦・兵装システムコンピュータを直接接続する事で、遠隔操作・データリンクのみならず、人間ならではの状況判断・現場対応能力までをも持つ「生きた航空管制システム」の製造を目論んだ。
そしてトップガン訓練中に死亡したグースことニック・ブラッドショウの遺体は、またとない優秀な「素材」としてユニバーサル・エビエイタープロジェクトチームによって回収され、強制的に蘇生させられた後、ユニバーサル計画のために改修された専用のF-14戦闘機の後部座席に「搭載」された。


しかし1990年代初頭、陸軍のユニバーサルソルジャー計画は、自我を取り戻した兵士の暴走事件によって(表向きは)中止された。
また海軍でも、航空機に搭載されるレーダー、コンピュータ、GPSの性能向上による生体コンピュータの必要性の低下と、スキャンダルを恐れるペンタゴン上層部の意向により、ユニバーサルエビエイター計画は破棄された。
この際、ユニバーサルエビエイター計画の使用機材、すなわちグースが搭載された機体も、秘密理に解体・廃棄された…はずであった。

しかし帝政時代にアメリカから購入したF-14を、アメリカと断交した後も自国で改修、運用し続けているイランは、アメリカが開発したF-14用「人間コンピュータ」の技術を欲した。
そしてアメリカに潜入したイランの工作員は、米海軍の廃棄機体解体施設から、グースと彼に接続された管制システム・生命維持装置を盗み出し、イランに輸送する事に成功したのだった。

一方、元々最高機密であったユニバーサルエビエイター計画は中止後、計画の存在そのものが闇に葬られ、グースの「盗難」も、それが後年行われた海軍省による監査によって発覚するまでに長い年月を要した。







(中略)


グース救出のため、複座のF/A-18Fを駆り単機でイランへの侵入を試みるマーヴェリック。
しかし後方から、別のF/A-18Fがマーヴェリック機に急接近する。

「前方を飛行する友軍機へ。貴様は軍規を犯し、政府の許可なく他国への領空侵犯を試みている。軍法会議くらいでは済まない大事だぞ」

「だから俺は、そんな馬鹿一人に、そんな大仕事を任せておく気はない。わかってるな、マーヴェリック!」

「その声は…まさか、アイスマン!?」

「懐かしい名だが、今はカザンスキー中将だ。敬語を使いやがれ」

「よお、マーヴェリック!俺もいるぜ!」

「おい、スライダーなのか?」

「俺はとっくに退役してるんだぜ。スーパーホーネットへの機種転換だって受けてねぇ。それなのにアイスマンの奴がよぉ!」

「昔の癖で、誰か後ろに居ないと背中が寒くってな。」

「これで恩給と年金がパァだ。息子夫婦になんて言い訳すりゃいいんだよ」

「俺たちは死ぬまで合衆国海軍航空隊、仲間を見捨てるチキン野郎は陸軍で糞でも燃やしてろって言ってやれ!」

「マーヴェリック、お前の後席はまだ空だ。優秀なナビが乗ってる俺の機が先行して地形追従飛行する。もたもたしてると置いていくぜ」

「おいおい、ペンタゴンの将軍様とデルタ航空の管理職コンビで、イラン本土の防空網に突っ込むって言うのか?」

「あいにく俺はまだウィングバッジを手放しちゃいないぜ。それに俺のナビは超一流だ。昨日徹夜でマニュアルを読ませたから大丈夫だよ」

「老眼鏡がねぇとコンソールもいじれねぇ。まったく情けねえぜ!」

「海軍は俺たちを止めるために兵装用GPSにロックをかけた。だから武装はINSとレーザー誘導を用意しといたぜ。ペンタゴンの将軍様をなめるなよ」

「オーケイ、間もなく敵地上レーダーレンジに入る。」

「インテークに海水吸い込むギリギリまで降りるぜ。行くぞ、マーヴェリック!グースを国に還すんだ!」

「コピー、アイスマン。追従する!」


(中略)


「ダメだ、いくらレーダーを回避しても、奴ら飛行騒音から三角測量して弾幕をはってやがる!」

「もうハーム(対地上レーダーミサイル)は使い切った。ここからは湾岸以来のクラシックな爆撃で行くしかない」

「マーヴェリック、対空火器は俺たちが抑える。貴様はフルクラムを振り切って強行着陸しろ!」

「頼んだぜ、アイスマン!スライダー!」

(敵機を振り切って最短で着陸するには、滑走路直上でギアダウン、スプリットSを行い、地面ギリギリで機首を起こしてそのままタッチダウンするしかない。こんな無茶苦茶、俺でも初めてだぜ!)

「レディ……ナウ!」

(ギアダウン!エアブレーキ・オン!)

「くそぉ…上がってくれぇぇ!!」

ドガァァァ!!!

グガガガガ!!

………

「…止まった。降りたんだ。神様…」

「グース、グースの格納庫はどこだ!?」

サブマシンガンを片手に機体から降りるマーヴェリック。

「くそ、ギアがお釈迦だ。これじゃ離陸できない」

「とにかくグースだ。グーース!!」

(中略)

撃ち合いの末、イラン空軍F-14に「移植」されたグースを見つけたマーヴェリック。

「グース、俺だ!マーヴェリックだ!わかるか!?」

「マ…マーヴェリック…?…ずいぶん老けたな」

「お前も本当はジジイだよ!国に帰って孫にiPhoneでも買ってやれ!ちゃんと新しいやつをだ。今のガキはそれ一発で、グランパ大好きって抱き着いてくるぜ!」

「???」

「とにかく今からこのペルシャ猫を飛ばすぞ。アラビア語は読めないが、たぶん昔のトムキャットとやる事は同じだろう。グースはやり方わかるか?」

「このF-14は俺と一心同体。ピトー管の温度まで直接頭の中に入ってくるんだ。パイロットの出る幕は無いかもな」

「ぬかせ。ロングビーチで夕日を見ながらビールを飲めば、お前は一生俺に感謝するぜ」

「発電機始動。部品はイランとロシア製だから、飛ぶまでに多少時間がかかるぞ」

「もう格納庫の扉が持たないぞ。早く飛ばせてくれ!」

「慌てるなよマーヴェリック。今、ガンのセーフティを解除した。ギアを出したまま射撃できるぜ。」

「さすがだ。じゃあ扉ごと吹き飛ばすとするか」

ブババババババ!!!!

「見ろ、装甲車が木っ端微塵だ。ざまぁ見やがれ」

「よし、アイドルパワーに達した。だが悠長にランウェイに移動している暇はない。格納庫から出たらすぐにバーナーをふかしてタクシーウェイ上で加速するぞ」

「グース、お前からそんな無茶苦茶が聞けるとは信じられねぇよ!」

「こっちは30年も椅子に座りっぱなしで体が鈍ってるんだ。ちょいとスポーツを楽しみたくなってね」

「筋肉痛が二日後に来るパターンだ。いや、三日後か。座席のランプが消えるまでシートルトをお締めください!」

「バーナーオン!イラン野郎、ちゃんとタクシーウェイを掃除しといてくれよ!」

ズヴァァァァァァ!!!!!

「V1...... V2........機首上げ!」

可変翼を最大に広げ、バーナー全開で急上昇するF-14。

「グース、久しぶりに海軍一のバカに操縦を任せる気分はどうだ?」

「最高さ!イラン野郎ども、機体に負荷をかけないよう上から厳命されてるから、飛んでも退屈で仕方なかったんだ」

「それは何よりだ。しかし悪いが、こっちはそろそろ限界みたいだ」

「アイスマン!?」

「こっちの機はあちこち穴だらけだ。もうペルシャ湾までもたない」

「脱出しろ、アイスマン!」

「まさか、この歳でPOWになるのは御免だぜ」

「こちらスライダー。実は俺も肺ガンでこの先長くないんだ。だから人生の最後にこのバカ騒ぎを選んだのさ」

「もう誘導火器は尽きた。あとはガン(バルカン砲)で直接対決だ。マーヴェリック機に先行して対空火器を一つでも多く潰すぞ」

「いいかマーヴェリック、貴様は必ずグースをアメリカに還すんだ!公海上まで飛べば友軍機が迎えに来る手はずになってる。それまでは何があっても引き返すな!」

「目標接近、6機、高度6000、フルクラム、敵」

「グース、イランのミサイルはよくわからない、どれを使えばいいんだ?!」

「任せておけマーヴェリック。すでに全機ロックオンした。トリガーを6回引け!」

シュバッ!シュバッ!シュバッ!


「……スプラッシュ・シックス!ターゲット全機ダウン」

「まさか」

「どうだ、バッタ物のレーダーでも俺様の力にかかればこれくらい楽勝だぜ」

「オーライ、全速でペルシャ湾まで逃げるぞ」


(中略)

「マーヴェリック、グース。そろそろお別れだ。最高のエビエイター日和だったぜ。・・・ゴッド・ブレス・アメリカ(アメリカに主の御加護を)」

「……(ガガガ)……」

「アイスマン!スライダー!」



「…12時に友軍機確認。サウジからの迎えだ」

「マーヴェリック、俺はキャロルに会ったらなんて言えばいいんだ。彼女はとっくに俺が死んだと思ってる。いや、実際死んだんだ。今さら現れても…」

「ただ、会いたかった。愛してる。それで十分だよ」

「ありがとう、マーヴェリック。…そしてアイスマン、スライダー。…最高の仲間たち」


トップガン2あらすじ




今週、リンパ節炎になってしまい、39度の高熱にうなされながら携帯で書きました。
アイアンイーグル要素を混ぜたら、我ながらワクワクするストーリーになりました。

でも新作の予告編で、最後に一瞬F-14が映ってたけど、まさか俺、ストーリーを的中させてないよな?まさかね。




同じカテゴリー(銃器)の記事画像
新年と昔の写真
56-1式っぽくしたい その3
56-1式っぽくしたい その2
56-1式(後期型)っぽくしたい
JACのCAR-15を塗装
円筒ハンドガード付きM16A1
同じカテゴリー(銃器)の記事
 新年と昔の写真 (2024-01-06 06:14)
 56-1式っぽくしたい その3 (2023-06-06 23:25)
 56-1式っぽくしたい その2 (2023-06-03 16:20)
 56-1式(後期型)っぽくしたい (2023-05-14 18:25)
 JACのCAR-15を塗装 (2022-11-17 23:10)
 円筒ハンドガード付きM16A1 (2022-10-06 21:26)

Posted by 森泉大河 at 11:31│Comments(0)銃器
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。