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2020年05月04日

ステホ7

服いじりはまだまだ続きます。

 1948年に開発されたERDL迷彩は当時、軍に採用される事なくお蔵入りとなりました。しかし1960年代になると、アメリカの民間のハンティングウェアーメーカーが、この迷彩(後の改良型と区別して「初期ERDL迷彩」とでも呼びましょうか)を使ったハンティング用迷彩服を販売しだします。
 時を同じく、米国で大量に生産されていたこの初期ERDL迷彩の生地は、軍事支援物資として米軍からベトナムに供与され、この生地をベトナムで縫製した迷彩服が、1965年頃から空挺部隊・レンジャー部隊の標準迷彩として大々的に支給されていきました。

ステホ7
▲初期ERDL迷彩(空挺型)作戦服を使用するレンジャー部隊(1966年)
この初期ERDL迷彩はマニアの間では、軍よりも民間で先に普及したため、「シビリアン・リーフ」や「コマーシャル・リーフ」と呼ばれたり、また色落ちすると迷彩柄がかなり薄くて見えづらくなるため「インビジブル」とも呼ばれます。


さて、この服を再現すべく、米国で生産されていた同生地のハンティング用迷彩服を入手し、これをベトナム軍仕様に改造していきます。

ステホ7
改造箇所は比較的少なめなのですが、とにかく足が太くてダボダボだったので細くしていきます。
サイズの見本は、普段履いているユニクロのチノパン。

ステホ7
全体的に16cmくらい細くしました。
前側のポケットは、米軍ユーティリティやベトナム軍作戦服と同じベイカーポケットなので、そのままにしています。
なお、ベトナム軍の初期ERDL迷彩パンツには、カーゴポケット付きのタイプも多く見られますが、今回は生地に余裕が無いので、一般的な米軍ユーティリティ・スタイルにしています。


ステホ7
お尻部分も細くなったため、一度ポケットを外して、形状を修正して再度取り付けました。

とりあえずパンツはこんな感じで完成です。




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