2020年05月16日
ステホ11
ミシン仕事は続くよどこまでも
①クラッシファイド製カーキ作戦服2ポケット上衣

クラッシファイド製カーキ作戦服2ポケット「肩当型」上衣から肩当を外して「簡略型」に改造した服を、陸軍第1歩兵師団仕様に。
今までこの服にはいろんなパッチを付け替えてきましたが、もうこの第1歩兵師団で最後にします。
北緯17度線に面する南ベトナム最北端=第1戦術区/軍管区に駐屯する第1歩兵師団は1960年代末から70年代にかけて、ベトナム陸軍が擁する11個(1972年時点)の歩兵師団の中でも、最も激戦を経験した部隊でした。
1968年 ペガサス作戦(ケサンの戦い)
1968年 マウタン(テト攻勢)フエの戦い
1969年 937高地(ハンバーガーヒル)の戦い
1971年 ハ・ラオ=ラオス征伐(ラムソン719作戦)
1972年 ムアヘー・ドールア=紅炎の夏(イースター攻勢)
1975年 フエ・ダナン戦役
なので僕は、第1歩兵師団仕様の被服は、60年代から70年代にかけて長く使われた簡略型としました。
ちなみに当時、第1歩兵師団の部隊章は、白い「1」のデザインから、「ロウソク(Cây Đèn cầy)」と呼ばれていたそうです。

一方、クラッシファイドさんが再現した肩当型上衣・膝当型下衣は、60年代初頭から60年代末まで多用された被服なので、その時期に第4戦術区メコンデルタ地帯で活躍した第7歩兵師団用として1セット購入し、改造せずに着用しています。2018年に作成した映像作品『第二次アプバクの戦い 1965』で着たのはこの服です。
②ベトナム製カーキ作戦服下衣

続いては、ベトナム製リプロのカーキ作戦服「膝当型」下衣から、これまた膝当てを外して「簡略型」に改造。
ついでにサイズをピッチピチに細くしました(特にケツ)。ちょっとでも太ったら履けなくなります。

ちなみにこのベトナム製リプロの上衣は、もともと肩当とエポレットの両方を備える「迷彩服型」でしたが、カーキ作戦服で迷彩服型はほぼ実在しないと考えていいくらい間違った仕様なので、すでに肩当を外して「エポレット型」に改造してあります。
インシグニアの設定はヴァンキェップ訓練センターの教導士官で、昨年3月の第一回教練会で着用しました。
③EA製グリーンリーフ迷彩服下衣

EA製グリーンリーフのパンツは、実際のベトナム軍サイズよりは太いものの、そんなにブカブカではなかったので、サイズ変更や改造はせず、普通に裾上げだけしました。
おまけ

ベトナムに住んでいるミリタリー好きベトナム人(マニアと呼べるほど知識豊富ではない)が、Facebookで「ベトナムジッポーをゲットしたぜ!!」と自慢していました。
こんなのいくらでも偽物が出回っていますし、彼に実物を見分ける眼力・収集するコネクションがあるとは思えないので普段ならスルーする所なのですが、今回はつい画像を保存してしまいました。
だって、背景に写っているキャラクターが胡散臭すぎてたまらなかったから。ジッポーよりも、このキャラクターの方がよっぽどベトナム感強く出てるよ(笑)
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