2022年12月11日
コブラ会イッキ見
今週はNetflixで『コブラ会』をシーズン1から5まで一気に見ました。
正直こんなに面白いとは思ってなかったです。
僕は子供の頃から背が低くて華奢だったので、ガタイのいい奴らにプロレス技という名の嫌がらせを度々やられていました。
僕はそこで、武器を使って一撃必殺の不意打ちをするという方向に進んだので、僕に手出しする奴はいなくなり、いじめに遭う事無く学生生活を終えました。
一般的に、喧嘩で武器を使うのは卑怯とされていますが、体格も喧嘩においては絶対的な武器です。
生まれつき恵まれた体躯を持っている奴らに集団でボコボコにされれば、いかに人間の人生が不公平であり、素手でタイマンというスポーツ的な考えは恵まれた人間同士の自己満足に過ぎない事がよく分かります。
素手で納得のいく結果が得られるのなら、この世には軍隊も戦争もありません。有史以来、人間は武器を使って集団で他者を攻撃する生き物なのです。
なので僕も、体格差をカバーすにはこれくらいのハンデ(武器使用)は当然だと思うようになりました。
いまだに銃とかミリタリーが好きなのも、武器は自分の体の貧弱さをカバーしてくれる特効薬的な存在だったからもしれません。
しかし大人になって思い返せば、あのやり方はとても誇れたものではないし、一歩間違えば相手が死んでいたかもしれない。
上で軍隊の例えを出しましたが、まさに軍隊は相手を殺すために武器を持っているのであって、それを学生同士の喧嘩で使うのはやはり間違いだと思います。
友人は大阪で最悪と言われる荒れた高校に通っていましたが、少林寺拳法の有段者だった(ついでに眉毛剃って額も鬼剃りしていた)ので、自分は何もしていないのに周囲が勝手にビビってくれて、一度も絡まれたり喧嘩に巻き込まれる事なく卒業できたそうです。これが一番理想的ではないでしょうか。
(なお、彼はいじめられたくないので外見だけ不良ぶっていましたが、中身は善良なアイドルマニアです)
僕は己の弱さ故に危うい手段を取ったけど、もし彼のように格闘技をやっていれば、もっと自信を持って正々堂々戦えた、あるいはそもそも喧嘩などせずに済んだのかも知れません。
今こうしてコブラ会にハマっているのは、そういった自分には無い心身の強さへの憧れも少なからず有るのだろうなと感じています。
ちなみに友人の高校の話は聞いてるだけで超笑えます。教師の車をみんなで押してひっくり返したりとか、警察署に投石してリアルケイドロごっことか。危うい(笑)
Posted by 森泉大河 at 15:50│Comments(0)
│映画
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。