2025年01月07日
東洋漫遊記⑦ラオスの夜行バス
ビエンチャン観光を終えた夜、夜行バスに乗ってシエンクワン(ポーンサワン)に向かいました。




本当は飛行機で行きたかったのですが、シエンクワン空港にはしばらく定期便が運行していないそうなので、バスしか移動手段がなかったのです。この夜行バスが色々大変でした。

まず、このバスは寝台車になっており、ベッドに横になって寝れます。
それは良いのですが、乗客はベッド一台に付きつき二人が割り振られているので、見ず知らずのラオス人と狭いベッドで添い寝する事になります。
そしてバスに乗車すると、僕のベッドには既におっさんが寝ており、僕がベッドに入ろうとすると、なんか拒否してきます。
いやいや、ここは俺のベッドだとチケットを見せると、おっさんは「俺は一人で寝るために追加料金払ったんじゃ」とチケットを見せてきました。
うわぁ、これチケット発券ミスってるじゃん。おっさんの言い分ももっともです。
困ったのでバスの係員に事情を説明すると、係員はおっさんに、我慢して二人で寝ろと指示しました。
しかしこれに納得のいかないおっさんはスマホで(多分バス会社に)電話をかけ、大声でクレームを入れます。
その結果、おっさんは別の便に変更されたらしく、バスから降りていきました。
こうして僕は結果的に、無料でベッドを一人で占有できました。ラッキー♪
こうしてバスは無事発車したのですが・・・。天井からの冷房が強すぎる。
外は15℃を下回るような肌寒さなのに、車内の冷房がMAX。何考えてるんだ。
しかもエアコンの吹き出し口が丁度顔の真上にあり、冷風が顔面に当たり続ける。
寒すぎるので頭を毛布で覆ってなんとか寝ようとしましたが、常に全身に冷風が当たり続け、毛布が負けています。
その上、一度は独り占めできた僕のベッドに、途中からバスの搭乗員(荷物積み下ろしする若い兄さん)が入って来て、結局二人で寝る事に。
でも、これは結果的には助かりました。なぜならこのお兄さんの体温が湯たんぽ代わりになり、だいぶ温めてもらう事ができたからです。
もう頼るものはこのお兄さんの体温しかないので、全身密着して体温を分けて頂き、なんとか寝ようと頑張りました。
「現地の人々に密着し、人の温もりを感じる旅」と言うと、なんか素敵に聞こえません?僕は二度と御免です。
結局、途中ウトウトはしましたが、熟睡は出来ないまま、午前6時ごろ、目的地のシエンクワン(ポーンサワン)バス停に到着。

ようやく冷房地獄から解放されたと思ったら、外はもっと寒くて、おそらく気温5℃ほど。
完全に吐く息が白いです。ラオスってこんな寒くなるんだと驚きました。
そこからトゥクトゥクに乗って市街地に移動し、ホテル探し。
こんな早朝でしたが、快くチェックインさせてくれました。
部屋に入るとまず、体を温めるべくシャワーを浴びます。シャワーはお決まりの電気湯沸かし器。
水量を最大にすると熱量が足りなくてお湯にならないので、蛇口を絞って、ギリギリお湯になるラインを探ります。
チョロロロ・・・と、シャワーと言うより水漏れレベルですが、お湯が出てくれました。
ああ、ありがたい。冷え切った体が生き返りました。
こうして一休みしたら、いよいよこの旅最大の目的地ロンチェンへ出発です!!
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