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2019年11月18日

ひさしぶりの撮影会




テーマその1:ベトナム陸軍第18歩兵師団(1975年)
今回のテーマはベトナム戦争末期という事で、まず初めに、1975年4月の「スンロクの戦い」で歴史にその名を残した第18歩兵師団をやりました。
よく見ないと分からないですが、各自4ポケット作戦服やM67装備、RVNAFボディーアーマー(米国がベトナム軍援助用にM69を小型化したもの)、30連マガジン付きM16A1など、1970年代に普及する新型個人装備を織り交ぜています。
ただしそれらの新型装備も、約10年前の1960年代中盤に導入されたM56装備やARVNラックサック等の旧装備を完全に更新するまでには至っておらず、1975年の時点でも、数の上では旧装備の方が主流でした。




テーマその2:ベトナム陸軍空挺師団(1970年代)
ベトナム戦争が最も激化した1970年代における陸軍空挺師団の軍装です。空挺師団は管轄地域を持たず、総参謀部直属の即応部隊として国内外に派遣される「統合予備部隊(Lực Lượng Tổng trừ bị)」の一つであり、ベトナム戦争全期間を通じて常に最前線で戦い続けた部隊でした。


テーマその3:フランス連合軍ベトナム人空挺部隊(1954年)
時代を一気に20年遡り、上で撮影した空挺師団の始祖にあたる、第1次インドシナ戦争末期のフランス連合軍ベトナム人空挺部隊の撮影もしました。
当時、ベトナム人空挺部隊は大きく分けて2種類あり、一つはフランス植民地軍・外人部隊内に設けられた空挺インドシナ中隊(CIP)です。このCIPは順次、後述するBPVNに改編されていったものの、1954年の終戦まで存在しました。
もう一つは、1948年にフランス連合構成国として独立したベトナム国の陸軍空挺大隊(BPVN 通称「バオアン」)です。第1次インドシナ戦争末期、ベトナマイゼーション(ベトナム化)政策によって、ベトナム国は内政面では名実ともに独立国に近付きつつあった一方、国軍の指揮権は引き続きフランス軍が握っていました。特にBPVNは1954年の終戦までフランス人将校の指揮下にあり、フランス連合軍のエリート部隊としてディエン・ビエン・フーを始めとする激戦地に投入されました。
そのため、フランス軍CIP、ベトナム軍BPVNのどちらも同じフランス連合軍の一部であり、その被服・装備は、部隊章以外はほとんど同じです。しかも前線ではその部隊章も身に着けていないため、写真だけでは、そのベトナム兵がCIPなのかBPVNなのかはなかなか判断できません。

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スパムを称えよ!!

ひさしぶりの撮影会
今回、食事シーンの再現まではしなかったものの、お昼ご飯は、仲間内で作ったベトナム共和国軍の戦闘糧食「コムサイ(アルファ化米)」の実食用リプロをみんなで食べました。
おかずとして缶詰のスパム(おそらく当時もベトナム軍で戦闘糧食として給食されていた)を食べましたが、このスパムの塩気が、味気ないアルファ化米に最高に合うんです。スパムってこんなに美味かったのか。
今まではおかずとしてメザシを焼いてたりもしましたが、次からは基本スパムでいいや。




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この記事へのコメント
初めまして。いつも拝見させていただいております。
先月から共和国軍モノの収集を始めたのですがお聞きしたいことがあったのでコメントさせていただきます。
部隊章やネームのパッチ類はプリントのものが比較的多いように見受けられるのですが、刺繍のものは当時でもあまり用いられなかったのでしょうか?
先日サイゴンから取り寄せたリプロ品は全て刺繍のものだったので、少々引っかかるものがあったのでコメントいたしました。失礼いたします。
Posted by 4PK at 2019年12月15日 15:05
4PKさん

はじめまして。コメントありがとうございます。
部隊章に関しましては、基本的には大隊以上の規模の部隊の大部分が「プリント」もしくは「機械織(通称BEVO織)」だったと僕は考えています。
刺繍製の部隊章は、レンジャー部隊、あるいは特殊部隊のローカルメイドパッチなど一部で見られますが、あくまで限られた部隊でのみ見られる特殊な例だと思います。
なお、ネームテープに関しましては、プリントと共に刺繍も広く使われていた模様です。
以上、お役に立てれば幸いです。
Posted by 森泉大河森泉大河 at 2019年12月15日 20:19
森泉さん

お返事ありがとうございます。
先日買い求めたショップに確認したところシルク織と刺繍がそれぞれ用意してあったようで再度パッチを買い求めて補備修正しようかと思います。ありがとうございました!
Posted by 4PK at 2019年12月15日 20:54
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