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2020年05月17日

ステホ12

ステホ9にて、「気に入らない部分がある」と書いた初期ERDL迷彩ハンティングウェアー改造ベトナム軍作戦服ですが、その気に入らない部分と言うのがこれです。

ステホ12
服全体を縫製している糸が、かなり黄色が強めの黄緑色なのです。
付け替えたポケットは普通のオリーブグリーン色の色を使ったので、糸の色が合っていません。
なので、このオリジナルの黄緑色の糸をオリーブグリーンに塗っていきます。

ステホ12
まず初めに、オリーブ色の布用染色ペンという物を買って塗ってみたのですが・・・
う~ん、思ったよりインクの色が明るくて、ただの黄緑色にしかなりません。送料込みで400円くらいしたけど、失敗です。

次に思いついたのが、油性マーカー。探したところオリーブグリーン色というのはありませんでしたが、緑と茶色があるので、「この2色を重ねて塗ればオリーブグリーンになるんじゃね?」という思い付きで2本買ってみました。
結果は・・・なんか小汚い緑色か茶色になっただけ。大失敗です。

こうして、もう糸を塗るのは無理だと諦めたので、一度付けたポケットを取り外して、ポケットを縫う糸の方を服本体に合わせて黄色っぽい糸に変え、縫い直しました。

ステホ12
こうして見ると、違和感はあまりないので、これにて改造は完了としたいと思います。
最初はこの服を隠しボタンの「空挺型」に改造しようと構想していたので、そこから考えると妥協に妥協を重ねた末の産物ですが、なんとか着れる状態になっただけでも良しとしましょう。

なお前回載せた時点では、この服には赤地に黒文字のネームテープを付けていましたが、その後あらためてレンジャー部隊のネームテープについて検証したところ、逆によく分からなくなってきたので、ネームテープは外しました。

ステホ12
過去記事レンジャー大隊識別色』に載せたように、1960年代のレンジャー部隊の作戦服に付いているネームテープは、その色で大隊を示していたのは間違いないのですが、一方で当時の写真をよく観察すると、
・黄色は肩のタブでは見られるものの、ネームテープでの使用例は見られない
・この一覧には当てはまらない白色やオリーブグリーン色も前線では使用されている
・テープのみで名前が印字・刺繍されていない事が多い
など色々疑問が湧いてきてしまいした。
僕は、ベトナム軍装の考証間違いのほとんどは、よく分からないままインシグニアを余計に付けてしまう事によって起こると考えているので、そうならないよう、現段階では大隊色のテープは付けない事にしました。
今後も研究を続け、考証的に確信が持てるようになったら、改めて取り付けたいと思います。




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