2023年12月04日
西洋のパリ
日曜に映画館で『ナポレオン』を観てきました。もちろん吹き替えで。








一言で言うと、滅茶苦茶良かったです。
劇場の大画面と大音響で、あの時代の砲撃戦や戦列歩兵、騎兵突撃を見れただけで十分興奮しました。
それに、これは偶然ですが、つい1か月前にパリを観光し、ナポレオンゆかりの地に足を運んだばかりだったので、なおさらこの映画を楽しめました。(旅行している最中もこの映画の公開を楽しみにしていました)
【ナポレオンゆかりの地】

ノートルダム大聖堂
ナポレオンがフランス皇帝に即位し戴冠式を行った場所です。

テュイルリー庭園(テュイルリー宮殿跡地)
フランス革命中は国王ルイ16世とマリー・アントワネット夫妻の居城、後にナポレオンが公邸としたテュイルリー宮殿があった場所です。
残念ながら宮殿は後にパリ・コミューンの放火により焼失しており、現在は庭園のみが残っています。
せっかくパリに来たので、この庭園内で、スマホで音楽を鳴らしながら『御旗のもとに』を歌ってきました。

エトワール凱旋門
ナポレオンがアウステルリッツの戦いに勝利した記念に建築された戦勝記念碑です。近くで見ると物凄く大きな建物でした。
【ブルボン朝ゆかりの地】
以下は時代をナポレオンから少し遡って、ブルボン朝に関連する場所です。

ルーブル美術館(ルーブル宮殿)
今は美術館ですが、元々はルイ14世の時代まで王宮だった建物です。
美術館の内部を見学するには入館料が要りますが、敷地に入って建物を見るだけなら無料でした。

コンコルド広場
フランス革命によりルイ16世とマリー・アントワネット夫妻が処刑された場所です。
映画『ナポレオン』でも冒頭でちょっと出てきました。
でもコンコルド広場全体が、2024年のパリ・オリンピック関連の工事中だったので風情には欠けました。

オテルドラマリーン(旧ガルド・ムーブル/フランス海軍省)
コンコルド広場に面するこの建物は、ルイ15世によって建造された宮殿・王室財産保管庫(ガルド・ムーブル)であり、フランス革命後はフランス海軍省庁舎として2015年まで200年以上に渡って使われていたそうです。現在は18世紀の内装を復元し、高級ホテルとして営業しています。

シャンゼリゼ通り
このシャンゼリゼ通りも元々はブルボン朝時代に建設されたそうです。
でも史跡と言うよりは現役バリバリの商業の通りなので、フランスの表参道と言った感じ。
【第二帝政】

サン・ミシェル橋
所謂ナポレオン(ナポレオン1世)ではなく、その甥のナポレオン3世が作らせた橋だそうです。
ちなみにナポレオン3世は、フランスがインドシナを征服した時期の皇帝なので、東アジア史が趣味の僕的にはナポレオン1世よりも3世の方が馴染があります。
ノートルダムから凱旋門まで5kmほど歩いただけで、こんなにもたくさんの名所を見て周る事ができました。
他にもエッフェル塔やヴェルサイユ宮殿、廃兵院など行ってみたい場所はいくつもありましたが、この後パリ市内のサープラスショップを2店周らなければならなかったので、時間的・体力的に余裕が無く、今回はおあずけ。
でも、フランスにはまた来る気がするので、次回見に行けばいいやと思っています。
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