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2013年10月16日

ベトベト17戦 NKTおじ様がみてる

シハヌーク様のお庭に舞い降りた戦士たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高いジャングルをくぐり技けていく。
恐れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
木の枝は揺らさないように、つま先から体重を乗せるように、ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。
NKTコマンド"黒龍"。
ここは、地獄の一丁目。


NKT(英略STD)とは北ベトナムやカンボジア、ラオスへの潜入作戦を専門とする南ベトナム軍の特殊部隊で、あのMACV-SOGも人員はNKT連絡(STDリエゾンオフィス)隊員を中心に構成されていました。
中でもコマンド黒龍(Hac Long)は、1970年にLLDB(陸軍特殊部隊)隊員をNKT作戦(STDスペシャルミッションサービス)に編入した組織で、MACV-SOGの任務を引き継ぎ、様々な越境偵察・破壊作戦を実行しました。

実は、そのNKT黒龍チーム723のリーダーを勤めた元南ベトナム軍少尉、通称"NKTおじさん"は現在アメリカ・ロサンゼンルスに住んでおり、Youtubeやブログ、ベトナム戦友会などで幅広く活躍されています。

ベトベト17戦 NKTおじ様がみてる
NKTおじさんとはこんな人

NKTおじさんのウェブサイト

その様子を見ていた僕は、ある日意を決してNKTおじさんご本人にコンタクトを取ってみました。
すると、日本での南ベトナム軍リエナクトメントに大変喜んでいただけ、光栄にもご自身のブログで紹介して頂くに至りました。

という訳で来年4月の『ベトベトしま戦か?第17戦』では、NKTおじさんに感謝をこめて、一緒にNKTコマンド"黒龍"を演じてくださる方を募集しています!
(ベトベトの公式企画ではなく、あくまで個人的な企画です)
初日だけ、二日目だけでも結構ですので、興味のある方は是非ご参加下さい!



ベトベト17戦 NKTおじ様がみてる
コマンド黒龍

 1970年8月にLLDBが解隊されると、その人員はNKT作戦に編入され、新たに第71、72、75グループが編成された。この3部隊は"コマンド黒龍"と呼ばれ、MACV-SOGに所属する連絡"コマンド雷虎(Loi Ho)"と双璧をなすNKTの精鋭部隊であった。各グループは第71、72グループがダナン、第75グループがバンメトートに駐屯した。
 また1970年12月、"ベトナミゼーション"政策に従い全てのCIDG国境キャンプが南ベトナム軍の指揮下に入ると、多くのCIDGは南ベトナム軍国境レンジャー大隊として再編されたが、一部の優秀な兵士はNKTに編入された。彼らはマイクフォース時代から高い作戦能力を有しており、長い訓練期間は必要なく、数ヶ月で作戦に溶け込む事ができた。
 1972年のイースター攻勢において、NKTは偵察・前線航空管制任務を行い大変大きな活躍をした。 同年10月、戦況の激化から、作戦はフエ~ラオス国境間の全作戦の権限を与えられた。 
 1973年初頭、それまで作戦・運用面で支援を受けてきた米軍顧問団STDAT158(MACV-SOGの後継機関)の大部分が撤退した。パリ協定による短い休戦の後、NKTは国外への越境偵察だけでなく、国内へ侵攻する北ベトナム軍に対抗すべく機動打撃部隊として行動を開始したが、米軍顧問撤退の影響は大きく、作戦規模は次第に縮小していった。
 1975年4月6日、作戦の偵察チームはファンランの北東および北西地域で、街に集結する北ベトナム軍2個師団を発見。補充された100名のコマンド黒龍が増援として派遣されたが、ファンランの空港はすでに敵に占領されており、奪還する事は叶わなかった。
 4月28日、サイゴンに北ベトナム軍が迫り首都陥落が確実視される中で、敵に真っ先に処刑される危険のあった500名の作戦隊員およびNKT本部要員は運搬船で公海上へ脱出した。 

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▲第71グループ

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▲第72グループ
NKTおじさんが指揮したのはこの部隊のチーム723

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▲第75グループ

ベトベト17戦 NKTおじ様がみてる
▲CIDGから編入されたチーム(どのグループかは未確認)

【推奨する装備】

・戦闘服
南ベトナム軍型のリーフ、タイガー、OD色戦闘服推奨
その他中田タイガーからERDL、ジャングルファティーグまでだいたいなんでも可
ズボンはピッチッピチに細くするとなお良し。ズボンの裾はブーツに入れても入れなくても、どちらでもOKです!
ベトナム戦争で使われていない服、およびインビジブル(コマーシャルリーフ)パターン等の初期の服は不可
黒染めファティーグや共産軍への変装はベトベトのルール上禁止されているのでご遠慮ください

・パッチ類
黒龍(Hac Long)、総参謀部パッチ推奨
パッチ無しでも大丈夫です

・帽子
ブッシュハットまたはバンダナ(OD色止血帯)推奨
基地では空挺ベレー推奨 (被ったまま出撃も可)
各種キャップ可
LLDBベレー不可(NKTは1963年にLLDBから分離されたため)

・防寒着
M51、M65推奨
仏軍M47、M47/53空挺服可

・小火器
XM177E2またはM16A1+30連マガジン推奨(20連マガジン可)
M203グレネードランチャー推奨
AK47(56式小銃)、カールグスタフm/45可
トンプソンやM1カービンなど旧式の火器は不可
※衛生兵・無線兵も銃は他の隊員と同じ

・拳銃
基本的には装備しない
個人的にM1911A1や私物のリボルバーを持っている場合あり

・手榴弾
M67、V40、M18スモークグレネード推奨
M26可
MkⅡ不可

・個人装備
STABOハーネス推奨
M56装備、M67装備でも大丈夫です
ポーチ類はできるだけ多めに付けてください
フィールドパック(アスパック)、Xサスペンダー等古い装備、ボディアーマーは不可

・リュックサック
CISO(CIDG、LRRP、SOGリュックと呼ばれる)リュック推奨
米軍トロピカルリュック可
リュックなしでも可

・ブーツ
米軍ジャングルブーツ推奨
黒革コンバットブーツ、ジャンプブーツ可
キャンバスブーツ不可

・その他
ドーラン・・・まず塗らない
サングラス・・・カッコイイの象徴!

総合すると、タイガーorリーフ迷彩服、M56装備、ジャングルブーツ、M16A1さえ有ればOKです!
特殊部隊と言っても、全員が特殊な装備を身に付けている訳ではないので、これで大丈夫です。
それ以上は、各自のお好みでドレスアップして下さい。
開催までまだ半年ありますので、装備や部隊に関するご質問などあれば、どしどしお寄せ下さい!




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この記事へのコメント
おおっ!まるで公式ガイド的な詳しい説明ですね!

ありがとうございます。

パッチは黒龍と棺桶の予約したので年末のVショーで入手します。

何着てどんな装備にしようかと今から楽しみです。
Posted by OscarOscar at 2013年10月20日 15:39
>Oscarさん
全てはNKTおじさんのお陰ですw
洋書だとどうしてもアメリカ軍中心の内容になってしまいますが、あの人は南ベトナム軍人の目線で、
自分が撮影したプライベート写真つきで解説してくれるので、もう最高です!

おお!パッチも注文されたんですね、ありがとうございます!
僕はせっかくの機会なので、レプリカ服を改造してちょっと珍しい服を作っていこうと思ってます^ ^
Posted by タイガタイガ at 2013年10月20日 20:38
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