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2022年04月13日

夕陽之歌

※2022年4月14日更新

今回ベトナム紀行はいったんお休みして、最近マイブームの『夕陽之歌』について。

夕陽之歌は近藤真彦の『夕焼けの歌』香港の国民的スター アニタ・ムイ(梅艷芳)が広東語でカバーした曲で、映画『アゲイン/男たちの挽歌III(英雄本色III)』の主題歌でもあります。

(僕は映画の方でこの曲を知ったので原曲が近藤真彦のものだったと知ったのは実はつい最近の事でした笑)



先日この映画を見直していたら、無性に夕陽之歌をカラオケで歌いたい衝動に駆られてしまったのです。
英雄本色III自体についもいずれ記事にしなくてはと思っていますが、まずは大好きな主題歌を歌えるように練習しました。

しかし当然僕は広東語はできないので、歌詞に仮名が振ってあるサイトがないか、インターネットで探したのですが、ヒットしませんでした。
なので仕方なく自分で仮名を振る事に。
まず、歌をそのまま聞いただけでは発音があいまいで聞き取れない部分が多いので、歌詞を細かく区切って、こちらの広東語読み上げツールで文節ごとに発音を確認(カタカナ化)します。
その上で、実際にアニタさんが歌っている声を聴き、機械読み上げでは表現されない、歌う上での発音に近付くよう修正しました。
こうして自分用に作ったカタカナ歌詞が以下になります。


夕陽之歌
作詞:陳少琪    作曲:Kohji Makaino

――――――――――――――――――――前半――――――――――――――――――

ツェーユモハン   モノイズィ ヤセガッツァラン
斜陽無限       無奈只一息間燦爛

チョイワン ハーチサン  ツァホイテイ コンツォイファッフォワン
隨雲霞漸散        逝去的光彩不復還

チーチミンユー  ナンノイツェー ヤッサンテンピワン
遲遲年月     難耐這一生的變幻

ユファー ワンチョイサン チビーツェー  ツォソンテーグナー
如浮雲聚散         纏結這滄桑的倦顏

マンチェロウ ツァココイラトイガン
漫長路      驟覺光陰退減

フニャンチョティンツォン メチョイファン
歡欣總短暫未再返

ナコホトウォーモスン シーペンタン
哪個看透我夢想是平淡

ツァンユーシャティトー フンユファン
曾遇上幾多風雨翻

ピンツェモーカウ チョーモワン
編織我交錯夢幻

ツァンユーネイツァンサーン テイペイワン
曾遇你真心的臂彎

オウォーツァ コーワンナン
伴我走過患難

ファンコチョンサン フイータン
奔波中心灰意淡

ロサファンユーホーチー ツォイヤッファン
路上紛擾波折再一彎

ヤッティン スントホイーホイターイマーン
一天想到歸去但已晚

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

(間奏)


(前半繰り返し)

(間奏)

啊・・・ 

ティンサンクータンテイウォーサンノタン
天生孤單的我心暗淡

ロサンフォンスンホーシウ ツォイヤッファン
路上風霜哭笑再一彎

ヤッティンスン スントホイーホイターイマーン
一天想 想到歸去但已晚

――――――――――――――――――――後半――――――――――――――――――

ツァンユーシャティトー フンユファン
曾遇上幾多風雨翻

ピンツェモーカウ チョーモワン
編織我交錯夢幻

ツァンユーネイツァンサーン テイペイワン
曾遇你真心的臂彎

オウォーツァ コーワンナン
伴我走過患難

ファンコチョンサン フイータン
奔波中心灰意淡

ロサファンユーホーチー ツォイヤッファン
路上紛擾波折再一彎

ヤッティンスン スントホイーホイターイマーン
一天想 想到歸去但已晚

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

(後半繰り返し)

歌詞が出来たら、あとは原曲を聴きながら練習するだけ。
数日練習したら、ある程度歌えるようになったので、香港人の友人に見せるために動画を撮りました。


つたない発音ですが、日本人が香港の歌を歌っている事には喜んでもらえたので良かったです。

実は僕は以前から、香港映画の影響で何曲か広東語の曲を練習しており、すでに以下の3曲は歌えるようになりました。


考えてみると、歴史趣味ではベトナム一辺倒な僕だけど、映画や歌などのカルチャー面では香港が大好きみたいです。
だからその分、2019年の香港民主化デモの時は、北京の中共政府に立ち向かう若者たちを心から尊敬した一方、香港社会の仕組みそのものはまんまと中共に飲み込まれたという現実に、かなり暗い気持ちになりました。
かつてジャッキーが演じた香港警察が、いまや北京の犬・・・。
これはある面では、香港人の民心が低きに流れて中共側に傾いた結果でもあるので、単に香港全体を被害者と見るつもりはないのですが・・・。
中国しかり、ベトナムしかり、ロシアしかり。人の心の弱さにつけ込み、気持ちの良い情報を与えて大衆を蒙昧にし、利用するのが独裁政権だという事を改めて認識させられました。




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この記事へのコメント
この歌、最近ではアニタ・ムイさんの伝記映画で大々的に使われて、知名度が急上昇しています。
私は、香港映画と言えば警察が登場する銃撃戦モノばかり見てきましたが、いずれは違うジャンルも受け入れていかないと…とも思っています。

私も近頃の香港には残念としか言いようがないです。
昔の香港警察カッコよかったのに、行進方式が中国式に改悪されるなど、英領時代からの伝統の廃止が始まっていたり…。

中越戦争への批判を込めたという「最後一槍」という歌がありますが、中国では禁歌扱いなので、いつか抗議(?)のために中国大使館の前でこれを歌おうと思っています。

乱文失礼いたしました。
Posted by 無能役 at 2022年10月01日 18:34
無能役さん

私もあの映画を早く見たいのですが、今のところディズニープラス限定のようですね。まだ、この作品の為だけにディズニープラスに登録しようとは思わないので、当面はレンタルかアマゾンプライムに加わるのを待つ事にしています。

中国政府は最初から香港の独自性など認める気は毛頭無かったことは明白ですね。アヘン戦争による香港の英領化は中国史における悲劇とされていますが、中国人自身が作った共産党政権の方がよっぽど中国人民にとって悲劇だと思います。
悲しいのは、中国人も香港人も、大半の人々は自分の財布のことしか考えないので、経済的に豊かになりさえすれば、政権を擁護し、その歴史的悲劇を助長する側に立つ事です。
Posted by 森泉大河森泉大河 at 2022年10月02日 14:26
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